3月22日に秋田へ1泊の旅に出た。
可能な限り、月に1度は遠くへ行くことに決めている。
今年1月は京都、2月は北海道へ行き、3月は秋田にした。
観光・食べ歩きブログではないのだけど(笑)
秋田へ行くのはこれで2度目。
前回は2012年のことだ。
そのときに秋田県立美術館で見た、
藤田嗣治という画家のコレクションを見て、衝撃を受けた。
秋田県立美術館はその翌年に新施設へ移転した。
建築家安藤忠雄のデザインによる素敵な建物だそうで、
そこでもう一度ゆっくりと、
藤田嗣治作品を見て回りたいと思っていたのだ。
展示物は撮影できないので、モダンな館内をパチリ。
藤田作品がちょびっとしかなくなっている !
前の美術館では数十点見れたはずなのに、
新しいところには数点ほどしか展示されていない!
ガーンとショックを受けて係員の方に、
どこへ行けば見れるのか?とたずねた。
今のところ順番に絵画を入れ替えてはいるが、
前のようにコレクションを、
すべて展示する予定はないという。
ハーン、悲しい(T ^ T)
前回コレクションをすべて見ることができたのは、
とてもラッキーなことだったのか。
こうなったら春の東北のうまいもんで、
気を取り直すことにした。
といいながら、
実はこちらの目的の方のウェイトが高かったりする。
2012年の秋田旅行はどこへ入っても大当たりだった。
日本は西へ行くほど、味付けが甘くなる。
甘みがあまり得意でない私にとって、
初めて食べるキリッと塩気の効いた東北の味は、
とても口に合った。
日曜日だったから開いているお店は限られていたけれど、
郷土料理が食べられるお店を検索してみた。
行ってきたお店はちゃわん屋
本日のオススメばかりを頼んでみた。
秋田名物「ぎばさ」という海藻
固いのかと思ったらサクサクしている。新食感!
ネバネバもあって、ものすごく食べやすい!
ご飯にかけて食べたら、おいしいだろうな。
子持ち鰰(ハタハタ)の一匹ずし
11月が旬の鰰をこうじ漬けにしたものも「すし」という。
見た目はすごいけど、特に卵がおいしくて日本酒どろぼうだ。
お腹から卵が出ているのが見えるでしょうか?
ダダミ(たら白子)
こんなに鮮度がいいのを初めて食べた。
おいしい白子って生臭みがまったくない。
とろーりとコクがあって、超絶品!
秋田といえばきりたんぽ鍋。
かと思ったら、
きりたんぽの原型に「だまっこ鍋」というのがあるのだそうだ。
きりたんぽ、だまっこミックスにしてくれるというので、
それを頼んだ。
手前に浮いている丸いのが「だまっこ」
奥の焦げ目のついている竹輪のようなのが「きりたんぽ」
比内地鶏とたっぷりのきのこが入っている。
きりたんぽの方が中心が空洞になっているだけあって、
出汁がよくしみ込んでいる。
だまっこはボリューム感が出て、食べ応えがある。
出汁を吸い込みにくいから、
ご飯そのものの味はこちらの方が楽しめる。
どちらもそれぞれの美味しさがあって、楽しい。
やさしい〜笑顔のおかみさんが作ってくれる、
あったか料理の店だった。
おみそ汁って秋田弁ではなんという?
答えは「オヅゲッコ」というそうだ。
ちゃわん屋の次の2件目のお店で教えてくれた。
「最後にオヅゲッコあげるからね」
秋田あるあるでは、名詞のあとに「こ」をつけるらしい。
「だまっこ」もそうだけど、なんかかわいいな。
こんなに食べたのに、ラーメン屋の前を素通りできなかった。
高田馬場にも支店がある末廣ラーメン本舗
北国に行くといつも思うのだけど、
関東で食べるラーメンより、脂が多い分アツアツで冷めにくい。
熱いうちにネギをたっぷりと投入して食べた。
う、うまい!星5つ満点の星4.5。
メンマがトッピングの別売で、オリジナルには入っていないから。
こうして食い倒れ……ではなくて、
アカデミックな美術鑑賞ツアーの初日は終了したのだった。
ごちそうさまでした。
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