最近お魚の投稿が多いですね

先々週はアナゴ、先週はスルメイカ、今週はキスと甘鯛。

最近お魚の投稿が多いのは、蒸し暑さを感じてお肉よりお魚の方が身体の通りがいいのです。

ザックリとですが陰陽理論で海のお魚類は冷たい海水を泳げる、強い陽性(体を温める作用)のパワーがあります。

そうしてお魚の中で赤身と白身では、白身の方が陰性(体を冷やす作用)です。

またお野菜もたくさん食べていますが冷房の効いている場所が多いので、自宅ではぬか漬け以外の生野菜を身体があまり欲しません。

ぬか漬けは同じ生野菜でも、サラダに比べると陽性に傾きます。

それは塩分と、漬け込む時間がどちらも陽性のパワーを持っているから。

けれども加熱野菜に比べると、生野菜のぬか漬けは陰性です。

つまり今の時期の私の身体は若干身体を冷やし気味に保ちつつ、冷えすぎないような食べ物を選んで季節に対応しようとしているということです。

すべて頭で考えて選んでいるのではなく、旬の素材を食べ続けていると自然とそうなるかと思われます。

旬のものがとても美味しく感じますし、それらの持つ頂点のパワーをいただくことで私のパワーも補充される。

きっとこれから夏本番になって、早朝でも気温が下がらない季節になると、サラダも美味しく感じられるのでしょう。

いつも見かけては高すぎて、通り過ぎるお魚が甘鯛でした

福岡出身の両親でしたし母は「猫」と言われるほどの魚好き。

特に甘鯛を好んで食べていて東京で生まれて関東で育っても、甘鯛は頻繁に食卓に上がってました。

ときどき食べたくなるのですが、いかんせん昔と違い今となっては高級魚です。

いくら旬だからと言って切り身一切れ4桁のお値段なら、安くて美味しい昨日のキスのような旬食材に逃げます。

それにこんなに高ければいっそ甘鯛のよく獲れる福井などへ、旅行へ行った方が楽しいのではないかと思い華麗にスルーをしていました。

そんな私の願いが通じたのか、タイムセールで半額になった甘鯛を発見しました〜!

頼まれたので、連れて帰ります!

頼まれたので、連れて帰ります!

「おいでなさーい!」と帰省するたび出迎えてくれた博多の祖母同様、ちょっと照れくさそうな甘鯛を我が家へ迎え入れました。

最初にお宝の甘鯛へ、パパッと日本酒とお塩を振っておきます。

その間鍋に昆布を敷きたっぷり目のお水と、日本酒を大さじ3杯ほど入れて中火で着火。

昆布からおだしが出る間に白ネギ1本を斜めに薄く切り、えのきはザクザクと食べやすい長さに、木綿豆腐を8等分に切っておきます。

ゆっくりと10分ほどで昆布のおだしが出たら、昆布を引き出し甘鯛を鍋に入れます。

甘鯛の柔らかい身が崩れない程度に中火に火を強めて、クラクラと身が踊らない火加減で5分ほど甘鯛に火を通す。

アクを丁寧に救ってから、お豆腐を入れます。

天然塩と風味付けていどのお醤油を少々で、薄目に味付けをします。

途中グラグラと湧き上がってきたら火を弱めて、クラクラとさせる火加減に保つとお豆腐に巣が入らずなめらかな舌触りです。

お豆腐が温まるまでさらに5分ほど極弱火で放置した後、最後に白ネギの斜め薄切りを全部入れたら完成です!

甘鯛とお豆腐の水煮

甘鯛とお豆腐の水煮

作ってご紹介をしたのはいいのですが、適当なアドリブ料理なのでさらに適当に「水煮」と名付けておきます。

身が本当に崩れやすいので、フライ返しなどでそっとお皿へ盛り付けてください。

ポン酢と柚子胡椒で、いただきま〜す!

ポン酢と柚子胡椒で、いただきま〜す!

ポン酢には生の柑橘を2、3滴入れるのがミソです

これはプロの和食の調理人から教わったのですが、市販のポン酢でも生の柑橘果汁を2、3滴加えるだけでグッとプロっぽいお味になります。

レモンがあったのでキュッとレモンを絞り入れて、ネギと甘鯛を一緒にいただきます。

ホロホロで甘くて、どんどん元気になります。

やっぱり甘鯛のお味は、他のお魚に代わるものがないと思った至福のお味です。

なぜ水煮にしたかと言いますと

なぜ水煮にしたのかと言いますと、甘鯛の骨からものすごくいいおだしが出るのです。

そうしておだしも残さずいただきたい。

甘鯛だしのにゅうめん

甘鯛だしのにゅうめん

これこれー、お椀の淵に甘鯛の脂がキラキラと光っているのが見えますか?

もともと塩と醤油の薄目の味付けですから、お好みでお塩を足すかポン酢を加えてください。

刻みみょうがをたっぷりと乗せて、いただきました。

スッキリとした夏らしいにゅうめんでしたよ。

連休中に旅行へ行かなくても、自宅で好きなものを美味しくのんびり食べられるのは幸せです。

おやすみがまだ1日残っていますね!

楽しい休日をお過ごしください。


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