「あの人って前はあんな人じゃなかったのに」
長い付き合いの友人が急に偉そうに感じられたり、
前は話していて楽しかった相手がなんだか、
つまらなく感じることはないだろうか?
これは喜ばしいサインだ。
相手が落ちたのではなく、あなたが成長したお知らせなのだ。
親と共依存関係にあった人は、
外での対人関係でも依存をされやすい。
幼少期から自分の素直な感情を出すことより、
親の機嫌を損ねないために
「どうすれば親が自分に優しくしてくれるだろう?」
と試行錯誤した末、
相手の望みを最優先することに慣れてしまっている。
依存される関係性に違和感がなく育ってしまうと、
「自分さえ我慢すればいい」
という発想で、対人関係でも無意識に我慢をしがちになる。
付き合う相手がいつも「だめんず」という人も、
このタイプが多い。
だめんずに翻弄されて疲れ果て、ある日
「もうイヤだ!私は私を大切に生きていく」
と腹を決めたとする。
すると昔からの交友関係にまで、違和感が生じてくる。
だめんずどころか、
交友関係にまで依存的な相手を集めていたということだ。
あなたに依存させてもらえると見込み、
友達や恋人になった人たち。
それだから依存させてもらえなくなると、
軽いパニックを起こす。
それまで自分の要求を最優先させてくれていたのに、なぜ?
となっているのだ。
あなたの変化に焦った相手は偉そうに振る舞ったり、
同情を買うような話や素振りで、
あなたを「優しくて自分に奉仕する者」に戻そうと、
全力で足を引っ張り始めるだろう。
一方であなたは
だめんずを断ち切ることで自然と、
同じように依存してくる相手までも
受け入れられなくなり始めている。
そのときに起こる、喜ばしい変化なのだ。
「あの人って前はあんな人じゃなかったのに」
と変化をしたのが相手のように見えてしまうのは、
あなたの変化は他人から見れば一目瞭然なのに、
自分では見えづらいものだから。
逆に「自分は成長した!」と思っていることの方が、
ちっとも成長していなかったりする。
だからこういう心境になったときは少し立ち止まり、
変わったのは自分なのだと確認してほしい。
そうして元のステージに引きずり下ろされないよう、
そこだけは踏ん張ろう。
相手との付き合いがどれだけ長かったとしても、
自分の幸せのため黙って速やかに距離を置くこと。
距離を置くときに大切なことは、
「依存的なあなたとは、もう付き合えません」
などと決して相手を責めないこと。
なぜなら変わったのは、他ならぬあなたなのだから。
最初は友達が減ることを寂しく感じるかもしれない。
でも依存をされてしまうくらいなら、
1人でいた方が寂しくないのだ。
また自分が依存をさせなくなると
今度は依存をしてこない
大人な付き合いのできる人が、いつの間にか集まってくる。
孤独を感じていたことが遠い昔のことように思えるほど、
近い将来切磋琢磨しあって、
互いに成長できる相手と出会えるから。
孤独になることを、怖がらずに進んでほしい。
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