缶詰めのビーツでがっかりしたことがありませんか?
恐らくここ10年くらいだと思うのですが、それまで国産の生のビーツはあまり見かけることがありませんでした。
食べたいと思うと缶詰めを食べるか、高級スーパーやデパートでの輸入品のみでした。
缶詰めのビーツはあの特有のコーンのような香りがなくなっていてガッカリしたし、輸入品はあまりにも高く買う気が起こりません。
最近は季節の野菜として国産のビーツが出回るようになり、嬉しい限りです。
ビーツはスーパーフードでもあるようです
味が好きで食べていたのですがビーツの赤紫の色素には、強い抗酸化作用が含まれており、自己免疫力アップに非常に優れている野菜だそうです。
抗酸化作用が肝機能、腎機能を助け血液と血管の大掃除もしてくれる。
整腸作用もあるので便秘を解消して美肌効果があるなどなど、いいことづくめのお野菜です。
また鉄分も豊富ですから、貧血予防にもなります。
非常に優秀な野菜ですね。
ボルシチやサラダにほんのり甘いビーツが入っていると柔らかなお味になりますし、ちょっとオシャレな雰囲気が家庭のテーブルに漂います。
酸味とよく合うビーツにチーズを合わせると、どこぞのビストロでしょう?

一番好きなチーズ
本当はヤギ乳のチーズが一番合うのですが、日本で美味しいヤギのチーズは素人にはなかなか購入困難です。
少しクセのあるチーズが合うのでブルーチーズやカマンベールなどでも、熟成が進んだものがいいかと個人的には思います。

山盛りビーツのサラダ
レタスと新玉ねぎのスライスの上に茹でたビーツのスライス、クルミを砕いたもの、ちぎったチーズとブロッコリースプラウトを散らしました。
味付けは油(この日は亜麻仁油)、塩、黒胡椒とバルサミコ酢を混ぜ合わもせず、適当に上から順番にかけるだけ。
クルミと亜麻仁油でオメガ3もバッチリです!脳にもいいぞ、イエーイ!
先月買ったときより球が大きく育っていて、甘みがとても強くなっています!
チーズと一緒に口へ入れるとビーツの甘みと合わさり、チーズのはちみつがけのような味に変化しました。
葉っぱにも栄養がたくさん!

ビーツの葉
もし葉付きのビーツが売っていたらラッキーです。
葉にも赤紫の色素が含まれていますので、抗酸化作用がとても強いそうです。
ビーツはあかざ科の植物なので、ほうれん草の仲間です。

ビーツの葉のソテー
熱々のまま食べたくて湯気で霞んでしまった画像です。
ほうれん草と同じように調理していいそうですが、おひたしより炒めた方がおいしいです。
この日はシンプルにごま油で炒めて、お醤油で味付けです。
おじゃこと一緒に炒めても美味しかったですし、じゃこのカルシウムと鉄分が豊富なのはイライラ防止にもなって嬉しいですね。
ただし若い葉でないと、あまり成長したものは繊維だらけで食べづらいです。
包丁で切ったときにギシギシしなければ、大丈夫なので食べてみてください!
ビーツの茹で汁は天然の着色料です

サツマイモじゃないよ、ビーツだよ!
ビーツはたわしで洗ったものを皮ごと、かぶる程度の水から茹でます。
色を鮮やかにするためのレモン汁かお酢を大さじ1杯ほどと、お塩ひとつまみを水に加えます。
そのまま沸騰させて串を刺してスーッと入れば、火を止めてそのまま茹で汁の中で冷ますだけ。
ビーツや鍋の大きさにもよりますが、だいたい30〜40分目安で串が通ります。
冷めたらビーツを両手で包み込むようにして、左右に引っ張るだけでスルっと皮だけむけます。
爪も立てずにスルっとむけるのが快感で、いちばん楽しい工程です。
注:ビーツの色素は着色料になるほどなので、赤ワインのように服につくと落ちづらいです!必ずエプロンか黒い服などを着用してから皮をむいてください‼︎
ビーツ茹で汁は着色料に使いましょう
前述の通りビーツには赤紫色の色素が大量に含まれていて、茹で汁が赤ワイン色に染まります。
マクロビオティックではこの茹で汁を数滴もち米に混ぜて、桜もちの着色料として使ったりもします。
製氷機で冷凍して小分けをしておくと、使いたいときに使えます。

ビニール袋にビーツの茹で汁と、ゆで卵を入れて冷蔵庫へ
友人が子供達を連れてお昼を食べに来てくれるというので、ピンクのゆで卵を仕込んでおきました。

きれいなピンクのゆで卵
ほぼ24時間で、とても鮮やかに染まりました!
子供達も「ピンク〜〜〜」と言って、美味しそうに食べてくれました。
大根やカブ、たまねぎなどの白い野菜にピクルス溶液と茹で汁を混ぜて、ピンクのピクルスにすることもあります。
ビーツは茹で汁に入れたまま冷蔵すれば、1週間ほど持ちます。
時間のあるときに茹でて、美しい色とほんのりコーンのような甘さと香りを堪能してくださいね!
缶詰とは別物です!
投稿がお気に召しましたら、ポチッとクリックをお願いします!
↓いつも応援ありがとうございます。