目の前で好きな具を入れて焼いてくれるオムレツを見ると、頼んでしまいます

目の前で好きな具を入れて焼いてくれるオムレツを見ると、頼んでしまいます

ビュッフェ(バイキング)形式のレストランって、たまに行くと楽しくないでしょうか?

朝食付きのプランでホテルに宿泊したときのモーニング・ビュッフェなど、お腹が空いていなくてもスルーすることができません。

和・洋・ご当地料理など目が欲しがるものを、つい取りまくって食べ終わると「またやってしまった…….」と自分の節操のなさを嘆くのですが、あの魅惑には抗えません。

また年齢や性別などで食の好みが違う人と行く場所としても、とても便利です。

スイーツが好きな人と、お肉が苦手な人、洋食が食べたい相手と、和食の気分の私。

大食いの人、少食の人。

思い思い好きなように取ればいいのですから、わりと誰もがストレスや気兼ねすることなく楽しく過ごすことができます。

ビュッフェは元が取れないから行かない!?

そんなビュッフェを食べすぎてしまうからとか、食べたいものが他にあると言って敬遠する人もいます。

この気持ちは体調の良し悪しや、欲するものが明確だと考えると共感できます。

それとは別に「元が取れない」という、いわゆる損得勘定ではかる人もいます。

生きるうえで特にビジネスをするうえでは、損得勘定を考えなければ成り立ちません。

確かにビュッフェは原価の高い食材と、安い食材が混在していますし、総じて考えると割高だと思います。

「損をしたくない(奪われたくない)」という気持ちは誰にあっても、おかしくありません。

たくさんお金を払っているのに、損した気分にならない

話はガラッと変わりますが、多くの人が大好きな東京◯ィズニー・ラ◯ド。

私が大学生のころはガラガラの日もあって、並ばずにアトラクションに乗り放題の日がありました。

そんな日はお得感満載でしたが、昨今は海外からの団体客がくるようになり、いつ行っても混んでいます。

空いている日にはお目にかかれず、1つのアトラクションに乗るのに90分も待てば、せいぜい3つが体力的に限界です。

大人の入場料約6,000円を3つのアトラクションの料金で割ると、1つが2,000円相当になってしまいます。

飲食代もバカになりませんし、待つ体力、広い敷地内を歩き回る労力。

そんなことを考えると、お得とはほど遠いところにあると思ってしまいます。

けれども多くの人に愛されているし、私もたまに行くと決して「行って損をした」という気持ちにはなりません。

それは私がビュッフェに感じる幅広い年齢層や性別に対応できるアイデアと、多彩なバラエティーで魅了するワクワク感を与えてくれるからだと思います。

ベタな言い方ですが「多くの人が笑顔になれる場所」であるという付加価値が付いているのです。

これを与えてくれる限り「二度と行きたくない」とはならないでしょう。

心への付加価値はプライスレス

損得感情で元が取れないことを中心に考えてしまう人は、付加価値に価値を見出さない人です。

付加価値は感情面へのアプローチですから、お金では換算できませんし、感じる場面も人それぞれ違います。

損をしたくないということは「奪われたくない」ことであるように、得をしたいということは「奪いたい」ということなのです。

利益優先で安かろう悪かろうだけのビジネスが淘汰されてしまうように、奪いたい人はやがて淘汰されてしまいます。

付加価値に価値を見出さない人は、自分の付加価値も身につけようとしない。

すると誰も楽しませることをしない「奪うばかりの心の貧しい人」になってしまいます。

ビュッフェも料理の補充をしないビュッフェは「ただの残り物」しかないみすぼらしい陳列となります。

存分に味わってもらおうとする気概が、利用客に喜びを与えて心を豊かにしてくれるのです。

しかしながら喜びを与えるのベースにあるのは「奪わない」ということで、ボランティアではなくWIN-WINの発想です。

どちらか一方がダメなら、どちらもダメになる。一人勝ちはありません。

与えるのではなく「奪わない」ことから始めませんか?


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