なぜ恵まれている自分を否定するの?
- 「子供もいないのに、専業主婦で仕事をしてないのです。ダメですよね」
- 「40過ぎても親元に住んでいる独身なんです。ダメですよね」
- 「なにかがあると、実家にすぐ頼ってしまう。ダメですよね」
- 「正社員雇用してもらっていても、会社に不満だらけなんです。ダメですよね」
- 「夫や妻を大切にしていないのです。ダメですよね」
恵まれた環境に身を置いているのに、嘆いている人多いですね。
これって社会的接触が足りていないのです。
社会といっても、なにも会社や仕事だけではないのです。
家族も社会ですし、対人関係も社会です。
原因として身を置く場所が合っていない場合があります。
けれども専業主婦をやめて働きに出るとか、親元を離れて一人暮らしを始めるとか、実家へ頼らないようにしようとか、パートナーを大切にしようと必死に考えて「自分には無理だ」とグルグルと葛藤をしても解消しませんよ。
あなたが自分や他者へ向けているその「ダメですよね」の罪悪感は、自分の日常を楽しく過ごせていないという自らの警告なのです。
根本的な社会的接触が足りていなかったり(限られた人としか接触していない)または合わない交友関係に身を置いている孤立感と不安感です。
世間に無理して適応させる方へばかりエネルギーを消耗して、自分を楽しませるエネルギーが残っていない。
どこにいても疎外感しか感じなくなってしまうと、なにをしていても不満が出てきます。
自分へのダメだしをやめるには?
本当に心から安心して楽しめるコミュニティーに出会えることが、社会的な接触の不足感を解消する鍵なのです。
- 悠々自適の専業主婦で過ごしながら、趣味や習い事に堂々と没頭している人はたくさんいます。
- ずっと親元に住んでいて独身でも、親から問題視をされていない人もいます。
- 長年バイト暮らしをしていても「自分はダメ」などと考えもしない人はいます。
- 正社員雇用に感謝して、会社の利益に貢献や自身のスキルアップを生きがいにしている人もいます。
- なかなか家族と過ごす時間が取れなくても、家族がニコニコ見守ってくれている人も大勢います。
その差は心から自分自身を楽しませる時間、場所、相手を持てているか?に尽きてしまうのです。
悲壮感がなくイキイキしている人は、家庭や職場で多少イヤなことがあっても切り替えが上手です。
なかにはあなたが恵まれていることに、嫉妬や意地悪をする人もいるでしょう。
そんな人たちも、自分を楽しませる術を持てていない人たちなのです。
そもそも自分が消耗していて自分を楽しませていないのですから、満たされていない他者を構ってあげられる身分ではありません。
自分自身へ目を向けましょう。
自分を飾らなくていい、相手を試さなくてもいい、攻撃を受ける心配のない対人関係の場を積極的に探すのです。
自らを楽しませることを知っていて、心が豊かな人ほど外部からの毒に対するバリアは最強です。
私も常々そういう人になろうと自分を楽しませること、心を豊かにする相手といることを心がけています。
たとえ高尚な場所や人と出会えても、自分に合わなければ「居心地のよさには変えられない」と、とっとと帰ってきてしまいます。
時間、お金、社会的な立場、環境に恵まれているということを堂々と上手に使ってください。
それは望んでも、誰でもが手に入るわけではないアドバンテージ(優位性)なのですよ。
そのアドバンテージを使って自分にダメだしをしなくなるまで、心を豊かにしてください。
自分へのダメ出しをやめて、自分の恩恵を素直に預かって、楽しませることができたなら他者を幸せにします。
最後に今あるアドバンテージは、生涯続くという保証はありません。
アドバンテージがあるうちに恩恵に感謝をしながら、堂々と自分の心踊らせる方へ目を向けてください。
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