人生で2つ目の素敵な学校に出会った

私がブログ開設をする大きなきっかけを作ってくれたのは「かさこ塾」http://www.sanctuarybooks.jp/eventblog/index.php?e=739
だった。
この塾長である「かさこ」さんは、ライター+カメラマンで「カメライター」という職業を自分で作った人だ。

かさこさんは「好きを仕事にする」をモットーに、自身の道を切り開いてきた人。
楽しく生きるということを多くの人に広めるために、かさこ塾が開講された。
私はそのかさこ塾の第4期生として入った。

「好きを仕事にする」と言っても、仕事にこだわっているわけではない。
まず「人生を楽しもう!」という意味だ。
かさこさん自身が好きな旅行や、そのとき撮った写真、日々の想いを10年も前からブログに投稿し続けてきた結果、カメライターという職業を本業にしてしまったのだ。
そのノウハウを、この塾では余すところなく教えてくれる。

「親として」「家族を養うため」「夫、妻として」人にはさまざまな立場があるだろう。
自分の立場というものに縛られることなく、無心に楽むことをしていますか?
そんな問いかけをしてくれるカリキュラムが組まれている。

私は大学生の頃から友人たちに
「もっとわがままに生きてもいいんじゃない?」
そう言われてきた。
自分としては自由奔放に生きているつもりだったし、親もそう思っていた。
だけどそれを私に言ってくれていた人たちは、私が自由奔放にしているように見せかけているだけで、人の目を気にしたり、気を使ってばかりいることを見抜いていた。

そんな風に自分を楽しませることを、おろそかに生きてきた人間に
「あなたにとって楽しいこと、本当にやりたいことってなに?」
と突然聞かれても答えられない。
定年退職後にありあまる時間が訪れると、なにをしていいか分からなくなる人たちと同じだ。
ずっと誰かの(何かの)ために生きてきた者が、急に自分のために生きろと言われることほど難しいことはない。

とはいえ私には心の底から楽しんだ時期がある。
父親の仕事の関係で、小学校4年から中学に入学するまで通っていた海外の学校がある。
それまで通っていた日本の小学校と違ったのは、生徒一人一人の個性を尊重して伸ばしてくれる学校だった。

それまで劣等生で無気力な子どもだったが、その学校と出会って成績もスポーツも飛躍的に伸びた。
その学校は「あなたはあなたのままで、充分できる子。大丈夫」と生まれて初めて教えてくれた。
大げさな言い方だが、私の人生に大きなスポットライトが当たった時期だった。
いまだに私の心を、大きく支えてくれている経験だ。

だが帰国すると再び無気力な劣等生に戻ってしまった。

「これまでは人のためにばかり生きてきたけど、これからは自分のために生きる」
5年前のあるきっかけで、そう決心していた。(きっかけは後日書きます)
ライターや個別相談を受ける仕事に就こうと決意したのも、この時だ。
だが40歳を過ぎてから新しい仕事を始めるのは、とても勇気が要る。

あの素敵な学校で変身できた、幼いゆえの素直さももうなかった。
「やりたい、でもできない、どうすればいいのかわからない……」そんな葛藤を、数年間抱えていた。

かさこ塾ではそんな私に「大丈夫だ」と再びスポットライトを当ててくれた。
私の経歴を読み「家族問題ライター、家族問題アドバイザー」という職業名を命名してくれたのも、かさこさんだ。

全4回の講座で、数年間温めていたものが花を開いた。

IMG_1990


投稿がお気に召しましたら、ポチッとクリックをお願いします!

↓いつも応援ありがとうございます。

にほんブログ村 家族ブログへ