自分の悪い癖をわかっていても、やり続けてしまうもの

「自分ってダメなんだよねー」と言う人がいます。

頑張れない自分、直せない癖は誰にでもあるのですが、自分にダメ出しをしている時点で、わかってやっている確信犯です!

聞かされている方は、相手がとても自虐的に見えて苦々しいものです。

あえて他者へ自分をダメ出しする必要はないのに、どうしても言ってしまうのはダメな自分を許せていないから。

もっと言えば実際それが本当にダメなのか、いいのかという部分にこだわるより「ダメな自分を変えられない」あるいは「変える気がない」という部分を拒絶している「ダメなことをやっている、ダメじゃない自分」の承認を相手からもらおうとしていることになります。

こうなると言い訳ですよね。

人には、いい癖も悪い癖も存在します。

そうして悪い癖が出てきたときに自分を責めてしまうときは、自分へ笑ってみてください。

「へぇ〜、またやっちゃったね自分。ハハハ!」ってあくまでも明るく。

そのように他人ごとのように客観視して、明るく笑い飛ばしてあげることで自分の悪い癖の再認識になります。

また誰かに承認をもらわずして悪い癖を続けるのか、このまま行くのかということを決めることにつながります。

すると自分を責めずにいられます。

仮に悪いと思っている癖を続けるのなら「この悪い癖ごと、受け止めてくれる人だけとおつきあいしよう」。

そうでなければ「こんな自虐的な自分は自分が嫌いだから、やめよう」という感じです。

ひょんなきっかけで私にも「またやっちゃった」は出てきます

私は共依存関係の家庭で育ったので、自分のイヤなことでもつい相手へ譲ってしまう癖は今でもあります。

また近しい間柄の人ほど油断をして、自分の悪い癖を出しまくるときもあります。

ある日人の愚痴を延々と聞いてしまったのです。

自分でもイヤだなと思いながら聞いていたのに、相手がとても疲弊していたので「いいよ」と言って聞き続けました。

それは自分が聞いてもらうこともあるからですし、聞いてもらって元気になったこともたくさんあります。

けれども自分の苦労を相手は理解せず、聞くだけ聞かせるとスッキリしてなにごともなかったように生活をします。

そうしてまた自分の不満が満タンになると「愚痴を聞かせてごめんね」とは言いますが、再び同じような愚痴を言い始めます。

次第にまるで「愚痴の廃棄場」にされたような気になり、相手へ腹が立ちました。

けれども最初に「愚痴の廃棄場にしてもいいよ」と示したのは私です。

これは自分の負担を自分で無視してしまう、依存される側の思考癖でもあります。

この思考癖のおかげで若いころからどれほどの人たちとの人間関係を、こじらせてしまったことでしょう。

寛容さを装う自分、自己犠牲をよしとする自分、不満を飲み込む自分、挙句の果てに相手の依存心を増長させてしまう自分。

これは大嫌いな自分です。

やってしまったことは、帰ってきません

全部自分で選んでしまっていたのです。

けれども自分を責めたところで、悔しくて自分が痛むだけ。

相手を責めたところで、自分が許してしまっただけ。

そこで「へぇ〜、またやっちゃったね自分。ハハハ」と笑ってあげることで、自分を責める気持ちはおさまります。

まるで小さな子が「ハハハ、バカだねー」と親から愛おしそうに言われる感覚でしょうか?

そうして自分の許容量を認めてあげることで、相手へ責める気持ちもなくなります。

相手を責めているときは、必ず自分を責めているときです。

また自分を責めずにいると、相手との距離の取り方も徐々に上手になっていきます。

悪い思考癖を完璧にやめようと意気込むのではなく、自分をゆるめてあげることで相手も楽になることもあります。

自分責めをしている人は、ぜひ明るく自分を笑い飛ばしてみてください!


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