今どこ?◯◯曜日は空いている?など、要件を伝えていない質問からしていませんか?

誰かへお誘いをかけるときなどの第一声で「◯◯曜日は空いている?」ということはないでしょうか?

あるいは電話で「今お家にいるの?」という質問から始める方、案外多いです。

これらの問いかけには、深層心理で相手へ断りにくくさせるコントロールが入っている場合があります。

◯◯曜日が空いていれば、相手に付き合ってもらってもいい。

家にいるのなら、自分の話を聞いてもらってもいい。

という身勝手な判断をしていると相手へ印象付ける、目的とは直接関係のない問いかけです。

〜というイベントがあるのだけど、◯◯曜日は空いている?」や「聞いてもらいたい話があるのだけど、今(電話で)話をしても大丈夫な状況?」と自分の目的から先に話さずに、いきなり相手の状況から聞くのは「なぜそれが知りたいの?」という猜疑心を誘発します。

実際のやり取りで、ご理解ください

AさんがBさんの「◯◯曜日は空いている?」という友人の問いかけに「空いている」と答えるとします。

B:「こういうイベントがあるのだけど、一緒に行きたい?」と更に質問が続きます。

A:「あー、いいね。それ行ってみたい!」とAさんのテンションが上がります。

そうして最後にBさんの目的が出てきます。

B:「実はそのチケットが販売される日、私は忙しくて取れないの。よかったらチケットを取ってくれない?」

どう思われますか?

またよくある話ではないでしょうか?

  1. 日にちは都合がつく
  2. イベントへも行ってみたい
  3. チケットは自分が取らなければ、行くことができない

1、2までは同意していますが、3の部分で問答無用な雰囲気が出ていませんか?

仮に3から言えばどうなるでしょうか?

B:「このイベントへ行きたいけど、その日はチケットを取る時間がないの。もし一緒に行けるのなら、チケットの手配も含めてお願いできないかな?」

A:「あー、そのイベント私も行きたかった!で、イベントの日にちとチケット販売日はいつ?」

B:「◯月◯日がイベントの日で、販売日は△月△日」

A:「どっちも空いているから、私が取るよ!」と気持ち良くBさんの要望に応えることができる。

あるいは

A:「イベントは行きたいけど、チケット販売日は私も忙しくて無理そう」

と3の部分をAさんに選んでもらうことになり、コミュニケーションがスムーズになります。

まず自分がどうしたい、相手へどうしてほしいという希望を伝える

この場合3の部分が、Bさんのいちばんの目的だったはずです。

それが目的を最後に持ってきたことにより、Aさんの1,2で得た相手からの高揚感がガクッと下がります。

またAさんは1,2で相手の誘いに乗ってしまったばかりに、3の部分で断りにくくされています。

Bさんに悪意があったわけではなくても、Aさんは必要のない気分の悪さを感じてしまうでしょう。

自分の目的を先に話すというちょっとした心がけで、不必要な争いの火種を断つことも必要ではないでしょうか?


投稿がお気に召しましたら、ポチッとクリックをお願いします!

↓いつも応援ありがとうございます。

にほんブログ村 家族ブログへ