先日傾聴ライティングの取材に応じてくださったRさんより、
丁寧なお礼と感想が書かれたメールをいただいた。

2話にわたるRさんの半生を描いた私の投稿
メイクが私の人生を変えてくれた〜醜形恐怖症からの脱出
メイクが私の人生を変えてくれた〜醜形恐怖症からの脱出2

こんなに喜んでいただけたとは!と嬉しい悲鳴をあげている。
感想を読ませてもらう私の方まで、喜びの涙で溢れた。

許可をくださったので、
まずはRさんの貴重なご感想を掲載させていただく。

 

「中野セリさんの傾聴ライティング取材を受けて」

           R

自分のつらかった過去を、人に話し、それを文章にしてもらうこと。
それに何の意味があるのだろうかと、少し不安な気持ちを抱えたまま、
セリさんに会いにいった。
セリさんは、噂で聞いていたとおり、笑顔がとてもやさしくて、
緊張感を自然にといてくれるあたたかみのある人だった。
そんなセリさんに話を聴いてもらっているうちに、
徐々に心の中に、変化が見えて来た。
過去のつらかったことや、みっともなかった自分がいたからこそ、
今の私がいるのだと、自然に思えて来たのだ。
また、セリさんが、ずっと私の気持ちに寄り添っていてくれたのもよかった。
言いたくないことは言わなくていい。
言いたいことは、何でも言っていい。
自分の過去を赤裸々に話せたのは、セリさんがそんな、自由で安全な雰囲気を
作ってくれたからだと思う。
取材が終わった後、すごく穏やかな気持ちになれた。
心の毒素が抜けたような気がして、その日はぐっすり眠ることが出来た。

そして後日、セリさんが書いてくれたストーリーを読んだら、
考えられないことが起こった。
これまでの、汚点としか思えなかった人生、最低の自分。
それらが、何となく愛おしく思えて来たのだ。
最低ではあったけれど、最低なりに頑張って来たから今がある。
そう素直に思え、これまでの自分に、お疲れさん、と言ってやりたくなったのだ。

セリさんマジックすごい!
最後は涙でぐしょぐしょになりながら読んだ。
はじめて過去の自分をほめたくなったことの嬉しさに、
嗚咽がとまらなくなってしまった。

話して、聴いてもらって、書いてもらったストーリーを読む。
これだけのことで、こんなに気持ちが整理され、
過去にも大切な意味があったのだと理解できるとは想像してもみなかった。
この機会をいただけて、本当によかった。
取材を終えた今、心からそう思っている。
中野セリさん、ありがとうございました。

 

Rさんがお申し込みをくださったときから、
美しい言葉づかいをする方だと思っていた。

お会いしてみると言葉づかいと同じく「凛」としていて、
お話くださったような影はどこにも見当たらない。

とても聡明で、過去に起きたすべての困難は、
Rさんの心の中ですでに昇華されているように思えていた。

傾聴ライティングではセッションと違い、アドバイスは行わない。
アドバイスの代わりに
「世界にひとつしかないその人のストーリー」
を作成させていただくことにしている。

「傾聴ライティング」を考えた一番の理由は、
現在困難な状況にある方たちへ、
強さを取り戻したり、困難の乗り越え方の、
ご提案をさせていただきたいという思いだった。

誰かと話したくても、具合が悪く外へ出れない方。
人生に希望が見出せない方。

そんな方々に他人の実際にあったストーリーを読んでいただき、
「この乗り越え方なら自分でもできるかも?」
と一抹の明かりが心に灯ればいいと願っていた。

また取材に応じてくださった方々には唯一無二の
ストーリーをお書きすることで、
「自分史」という記念にしていただけるし、
私と一緒に誰かを助ける立場になっていただけるかもしれない。

そういった発想で始めた。

それが取材に応じてくださった方の
癒しにつながることになるとは、
まったくの想定外のできごとだった。

 

第1弾を投稿して改めて感じたことは、
「困難を乗り越えたからと言って、
幼少期の心の傷が癒えたわけではない」
ということだった。

過去の傷を乗り越えるためには
前に進んだことによる成功体験も必要だ。
でもそれに加えて
「自分自身の受容」というものが絶対的に必要なのだ。

他人が書いた自分の歴史を読むことで、
自分が主人公になった物語を読むことができた。

前しか見ないようにしていた自分の過去を、
物語として客観視することとなる。

「他人のような自分」という
少しあいまいな状態が映し出され、
がんばっている文中の主人公の応援団となり、
自分を肯定したり受容する効果があったのだと知らされた。

これは思ってもみない新たな嬉しい発見だった。

このような素晴らしいご感想をくださったRさんへ、
心から感謝を捧げたい。

・過去からの自分を客観視して、肯定する体験をしてみたい。
・それにより誰かの救いになるかもしれないのなら、
社会貢献として参加してみたい。

という方がいらっしゃれば、ぜひ体験していただきたい。

第1弾をお読みくださった読者の方から、
新たなお申し込みをいただいています。

5月いっぱいは期間限定価格で、取材させていただきます。
この機会をどうぞご利用ください!

あなたのストーリーをお書きします。
傾聴ライティングのご案内

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