新潟県の上越市で行われた勉強会のため、開通したばかりの北陸新幹線に乗って、
高田という場所へ行ってきた。
前泊が必要だったのでホテルのフロントで教えてもらった、
新潟のお魚が食べられる居酒屋さんへ行ってみることにした。
さすが酒どころとあって、日本酒も種類が多い。
なにを飲んでいいのかわからず迷っていると、お店の人が利き酒セットを勧めてくれた。
これをお刺身の盛り合わせと一緒に。
親切にどれがなんの魚かわかるよう、紙に書いてくれている。
カンパチやブリのお刺身が、あまり好きではないことを伝えると、
高級魚のふぐのお刺身に交換してくれた!
向かって左側がお醤油で、右側の少し色の薄いのが魚醤。
白身のお魚は魚醤に漬けて食べてもいいのだそうだ。
魚醤で食べるときはわさびを使わず、魚醤のみでお食べくださいと言われた。
魚醤はお店で販売もしていた。
食べつけないせいか、魚醤はお鍋のなどの味付けに使う方が好きかも。
お刺身はやはり醤油とわさびの方が美味しかった。
北陸新幹線が開通して便利になったのはいいのだけど、日帰りが可能になってしまい、
東京からの夜のビジネス客が減ってしまったと、板さんが嘆いていた。
板さんはかつて東京で働いていたこともあり、
郷里である新潟に帰ってきて「やっぱりこっちの魚はぜんぜん違う」と痛感したらしい。
特にこの店は朝漁師さんが、獲ってきたばかりの魚を競りにかけるとき、
直接競り落としてくるから、鮮度は東京へ流通しているものよりダントツいいそうだ。
そうして新潟の県魚だと教えてもらったのど黒。
のど黒は高級魚だから、今までで一度しか食べたことがない。
しかも「県魚」って言葉があることも、初めて知った。
塩焼きを勧められたので、お願いした。
お刺身がたっぷりあったので、比較的小ぶりのものをお願いした。
小ぶりなのにしっかりと脂が乗っている。
それに身も柔らかくてフワフワとしていて、鮎とか舌平目のような食感。
これはあまりの美味しさに「うわー!」っと言ってしまった。
のど黒は一年中食べられる魚だそうだけど、
これからの時期がさらに脂が乗ってきて美味しくなると言っていた。
カニの甲羅焼き。
4月いっぱいはズワイガニ漁の解禁期間だったそうだけど、
今は終わってしまっていて代わりの紅ズワイガニ。
代わりという割には、甘くて美味しいカニだった。
身がたっぷりと入っていて、いい感じに焦げ目も付いている。
私が美味しい美味しいと食べていると、
なんでも新潟の人は商売っ気がなくて、こんなにいい素材がたくさんあっても、
宣伝をしないのでなかなか広まらないと板さんは嘆いていた。
ふなっしーのようなゆるキャラで「のどぐろっしー」のとか作ってもらおうか?
と言って笑わせてくれる。
うーん😓のどぐろっしーがいる店には、落ち着かなさそうで行きたくないな😓
店内でどんどんオーダーが入っていたのが「するめ天」。
これも新潟県民の愛する郷土料理なのだそうだ。
揚げ物だし1人前のボリュームがかなりあると言われ、
すでにお腹いっぱいになってしまっていて、食べられずに終わった。
と思ったら、翌朝のホテルの朝食ビュッフェで出ていた!
スルメみたいにカラカラなのではなくて、イカの一夜干しを天ぷらにしたもの。
一本が20センチ近くある巨大な天ぷらを、塩でいただく。
肉厚で柔らかいイカの天ぷら。
一夜干しにしているせいか、イカの味が濃い。
これはビール泥棒だった!
勉強会がなければ、飲んでしまうところだ。ギリギリのところで堪えた。
新潟県人のソウルフードするめ天は、新潟を訪れた際に必ずお試しいただきたい。
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