宮古島に到着した翌日は、1日海で泳ぐ予定でいた。
ちょうど台風11号が通過した直後だったので、海の透明度はあまりよくない。
シュノーケリングには適していないのなら、ひたすら海で泳ぐつもりだった。
ところが到着したその日に台風12号が発生したらしく、快晴なのに朝から波が高く遊泳禁止となってしまった。
ライフセーバーの方へ状況を聞くと「午後2時くらいから泳げるようになります」ということだった。
日程も2泊3日でまるまる1日遊べるのは、その日だけ。
海でチャプチャプすること以外、まったくの無計画な思いつきで出た旅だった。
前日の夕方に到着して街へ食事に出た。
行きも、帰りもタクシーの運転手さんたちが熱心に観光スポットを教えてくれていた。
念のためメモには取ってはいたけど短い日程で欲張らず、とにかく泳ぎたかったので観光をするつもりはなかった。
翌日には福岡へ向かう予定でいたので、ホテルの部屋でゴロゴロしているのはもったいない。
泳げないのならレンタカーを借りて、運転手さんから勧められてた伊良部島へ向かってみることにした。
今年の1月31日に開通したばかりの伊良部大橋。
それ以前は宮古島と伊良部島を結ぶのは、フェリーのみだったそう。
「まだ開通したばかりで観光客にも荒らされていないから、伊良部島の海は宮古島よりきれいだよ。それに車で島を1周するのも1時間半あればできるから、気に入った海水浴場で車を止めて泳げばいいよ」と教えてくれていた。
まーっすぐ!両脇は真っ青な海、前は道と空だけ。吸い込まれるようだ。
テレビのコマーシャルにでも出てきそうな、美しくて長い流線型の橋。
「橋マニア」にはたまらない景観なのではないだろうか?
装飾的ではないシンプルな橋は、カッコイイな〜♪
サバ沖井戸からの絶景
現在井戸までの遊歩道は通行禁止になっているのだけど、島民たちはここまで毎日飲料水を汲みにきていたそうだ。
そこからの海の眺めは素晴らしく、地元の人たちがくつろぎにきていた。
「通り池」という池があるらしい。
池までは車では行けず、途中から歩く。
両脇が原生林に囲まれていてワイルドな探検気分が味わえる。
原生林の道を抜けて少し歩くと、巨大な池が出てきた!
池の向こう側は海で、岩で守られるように池はしずかに佇んでいる。
荘厳というのは、こういうことなのかと思うほど圧倒的な迫力のある池。
この迫力を撮れるだけの、写真の技術を持たないことが悔やまれる。
照りつける太陽と、静けさのなかで息を飲む。
しばらく黙って佇んで、池をジッと眺めていた。
伊良部島観光へ行かれた際に、絶対に訪れていただきたいスポットだ。
池の先にも手つかずの自然が広がる。
ここでもまーっすぐの橋!
宮古島も伊良部島も天気のよい夜には、天の川が見えるそうだ。
こんな静かな明かりひとつないところで、天の川が見えたら吸い込まれるようだろうな。
橋といい、星空といい、私はどうも吸い込まれたい願望があるようだ。(笑)
宮古島の中心地から伊良部島へは、車で約30分もあれば行くことができる。
その割にはとても充実した半日ドライブを堪能できた。
この後遊泳禁止が解かれた海で、バシャバシャと泳ぎまくった。
やっぱり海は沖縄が最高だととつくづく思う、宮古島レポートでした。
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