串揚げを食べに白山へ!

あじさい観賞を終えてお腹ぺこぺこにして行ったお店は、白山神社から徒歩5分ほどの場所にある伊佐という串揚げ屋さん。

初めて白山駅へ行きましたがおいしそうなお店がいろいろとあったり、レトロな街並みが素敵です。

映画館という名のJAZZ喫茶⁉︎

映画館という名のJAZZ喫茶⁉︎

物珍しいお店があったりして、キョロキョロしながら歩きます。

ありました!伊佐!

ありました!伊佐!

店内はとてもおしゃれで清潔で、油の匂いもほとんどしません。

揚げ物屋さんへ行った際、帰る頃には「服も揚げ物」になってしまうくらい臭ったりするのですが、そのようなことがありませんでした。

おしゃれな服装で行っても大丈夫‼︎

ビールで乾杯をした後はカラフルなお野菜が。

箸休めのお野菜

箸休めのお野菜

あれ〜、スティックじゃなくてこんな切り方、並べ方があるんですね!
これだとお箸でも食べらます。(野生児なので手で食べました)

お通し

お通し

今が旬のイサキのなめろうのカナッペと、そら豆豆腐。

なめろう好きですが、イサキのなめろうは食べたことがないです。
おろしニンニクが効いていて、ピリッと辛みがあります!斬新だなぁ。

とても薄いクラッカーの上になめろうが乗っていて、上手に食欲をそそるように工夫されています。
アイデアですね。

そら豆豆腐はそら豆そのものを食べているようで、上に乗っているメレンゲがオシャレさん。

左:車えび 右:うずらの卵

左:車えび
右:うずらの卵

1本目から、すごいんです。

うずらの卵が大好きなのですが、これはそんじょそこらのうずらじゃないですよ!
画像を見ていただくと上のうずらは白くて、下のは茶色いのがわかりますか?(私はわかりませんでした。同席した人が発見しました)

こちら食べると2度ビックリなうずらで、白身に火が通っているのですが、黄身は半熟にもなっていないほぼ生の状態なのです!

黄身が流れ落ちてしまうのがもったいなくて1口で食べてしまい、断面の写真は撮れませんでした。

ミニトマトをかじってトマトのお汁がピューって口から、飛び出してしまったことがありませんか?

その状態とよく似ているのと白いものは塩味、茶色いものはしょうゆ味がしっかり染み込んでいてソースなどが必要ありません。

黄身がとても濃厚で、チーズのような風味がするのです。

このお店の串揚げはすべて衣がとっても薄く胃に持たれにくいし、素材が衣から透けて見えるほどです。

左:三つ葉のキス巻き 右:コーン

左:三つ葉のキス巻き
右:コーン

繊細な白身のキスにこんなに大量の三つ葉を巻いてしまったら、キスの味がしないのではないか?

その心配はございません。
頬張ったときに熱々のやけどしそうな高音のスチームが爆発して、いい感じにどちらの味も香りも強く出ていました。

口の中をやけどしないよう注意が必要ですが(私は猫舌)キスと三つ葉の相性は最高!

コーン粒がビッシリ!

コーン粒がビッシリ!

食べる前はコーンクリーム・コロッケを連想させますが、クリームはほんのちょびっとであくまでもコーンのまとめをする脇役です。

コーンを芯からかじって食べているようで衣のサクサク感もありな、食べたことのないタイプのコーン串でした。

左:ナス 右:あさり

左:ナス
右:あさり

ナスもあさりもただものではありません!

ナスにかけてあるのはゴマソースなのですが、食べるとナスの中にも白ゴマペーストが入っているのです。

揚げナスの白ゴマペースト和えだと少しくどそうですが、衣がついていると蒸しナスのようにとろりと油っこくない。

またあさりも小さい身がいくつか集めてあるのかと思ったら、巨大なあさりの身1つとウドも入っていて、上にかけてある甘酸っぱいソースが「あさりとウドの酢の物」を構成しているのです!

あさりのクニッとした食感と、うどのサクサク感が大好きな1品でした。

左:桜エビ 右:イイダコ

左:桜エビ
右:イイダコ

「四角いイイダコ?」あのちっちゃなイイダコが、なぜ四角くなるのって思うのは私だけでしょうか?

うん?ジュレ?

うん?ジュレ?

イイダコの煮こごりが串になっていたのです!
煮こごりは冷たくないと溶けてしまうのですが、これはしっかり熱々なのにしっかりと煮こごりです。

桜エビのライスコロッケ

桜エビのライスコロッケ

四角いイイダコもユニークでしたが、丸い桜エビは中がライスコロッケでした。
イタリアンのお店で食べるライスコロッケの「アランチーニ」に似て、トマトの風味がしました!

どの串も1つのお惣菜として成立していたのです

大阪の豪快な串揚げも好きですが、1つ1つの繊細なお料理をお皿に盛りつけるのではなく、串揚げとして成立させてしまう発想も技術もすごかったです。

旬の素材同士の組み合わせで創意工夫が凝らされており、食べてみるまで何が起こるかわからないワクワク感があります。

ホームページをご覧になればわかるのですが、このお店のシステムとして24種類ある串を順番に出してくれます。

1本1本のお品書きはありませんが食べられない食材や、アレルギーなどを着席時に確認してくれるので後はおまかせする楽しみがあります。

お腹がいっぱいになった時点でストップをかければ、そこまでで精算をしてくれます。

ここにご紹介したのは8本ですが、実際には17本いただきました!

仔牛の串はミントの葉とミントの香りが移った「こんにゃく」が一緒に串になっていて、和の素材のこんにゃくがなぜか中東の風味を醸していたり、家で作る料理にも大変参考になりました。

料理もですがどんなこととも切り口を変えて自由自在にしてしまうのは、すごく大切なこと。

すべて1品料理として成立するのに、串揚げらしさは損なわれないという不思議さです。

オリジナリティーを出すことや差別化をするために、こんな方法もあるのだと勉強になりました。


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