新米に始まり、栗や銀杏、ぶどう、新さんまなど、秋は目まぐるしく美味しいものが出始めていますね。
秋が旬の食材は動物たちが長い冬眠の前に食べるほど、優れた栄養価といいパワーが含まれています。(カロリーも高めですが)
夏の疲れを取り去って、心を穏やかにしてくれます。(スヤスヤと冬眠できるほどね)
今日はどこにでもあるわけではないけれど、あれば即買い決定で、毎年待ち焦がれているお気に入り食材を2つご紹介いたします。
花にら

花にら
餃子によく入れるニラが、育ってつぼみをつけたものが花にらです。
ニラは葉が平べったいですが、花にらになるころは茎になって角ができ立体的です。
食べるとサクサクとした食感がとても心地よく、ニラに比べて甘みが強いです。
ゆでたおひたしも美味しいですし、炒めて食べると「これ以外なにもいらない」と思うほど大好きなお野菜です。

花にら炒め
しまった〜、鮮やかな緑が引き立つ白いお皿にすればよかった。
ごま油となたね油半々に合わせたものを熱して、ささっと炒めて塩・こしょうするだけ。
お肉と炒め合わせても美味しいですが、私は花にらだけを味わいたい!
つぼみの部分にちょびっとマヨネーズをつけるのが好みです。
8月末〜9月いっぱいほどで、つぼみの時期が終わってしまいます。
残り期間がわずかなので、ぜひ見つけたら食べてみてください!
生落花生

生落花生
土から掘りたてのホヤホヤ。
通常の落花生は、乾煎りをしたものでカリカリとしていますが、これはまだ乾煎りをする前のものなのでフワフワなのです。
みずみずしく甘みとコクがあって、ピーナツとはまったくの別物です。
また生だと味が落ちやすいので、市場にはあまり出回りません。
今の時期自然食品店などに、たまーに出没しているので目を光らせています。
見つけたらすぐに火を通してください。
食べきれなかった分は殻ごと冷凍しておけば、自然解凍でいつでもおいしく食べられます。
自然塩を多めに入れたお水から、30〜40分ゆでるだけで大変美味しいです。
塩以外に私が入れるのは、風味付けのお醤油と八角というスパイス。(大人向き)

八角(スターアニス)
スターアニスとも言われているスパイスです。
八つの角があることと、星の形をしていることで両方の名前がついています。
中華料理でよく用いられるスパイスで、なかなか高貴な香りがいたします。
お好みですが丸々ひとつ入れてしまうと、せっかくの生落花生の香りがわからなくなります。
もったいないので画像のように1、2辺をポキっと折って入れています。
お鍋に生落花生より1センチほどの高さまでお水を加えます。
塩、しょう油、八角すべて投入してから火にかけて30〜40分ほど茹でるだけ。
少し時間がかかりますが放っておけばいいので、食事準備のいちばん最初に火にかけておき、他のおかずなどを作っておけばあっというまです!
火を止める前にひとつだけ食べてみて、柔らかく煮えているのを必ず確認してくださいね。

ゆで落花生
すぐに食べても美味しいですし、茹で汁の中で冷めるまで置いておくと味がさらに染み込んでまた美味しいです。
生落花生は最近出回り始めて、販売期間が1ヶ月ほど。
味が落ちやすいし、国内で落花生の生産量は非常に少ないのです。
以前は中国産の冷凍のものしかなかったのですが、ここ5、6年で国内産の生落花生が出回るようになりました。
お酒のおつまみにはもちろん、塩ゆでしたものはお子さんのおやつにも最適です。
食べ始めると止まらなくなってしまうので、食べ過ぎにはご注意ください!(笑)
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