心の立て直しには3つのステップがあります

ショックなことが起きて深く傷ついた際は、とても疲れています。

心の傷を怪我や病気だと考えればわかりやすいのですが、実際は目に見えないのでそうは受け止めにくい。

また人目を気にする人は特に、そういったときに普段通り(あるいは普段以上)行動しようと頑張ってしまいます。

そんな過剰に気を使う人に、心に留めていただきたい段階があります。

癒し→思考の整理→別の行動パターンです。

疲れが取れなくては、いい判断能力は出てきません

これは万人に言えることですが、いくら優秀な人でも「魔が差す」ということが起こります。

人間はエネルギーが枯渇すれば、誰にでも「魔が差す」ようなことが起こるのだそうです。

私の場合魔が刺したようなことが起こったときは「休め、落ち着け」のエネルギーを補充せよという警告だととらえています。

魔が刺す事態に陥るときは、かなり長期間に渡り良質の睡眠が足りていません。

1にも2にも睡眠を確保できる方法を、最優先に探してください。

また癒しの方法は人それぞれで、なんでもいいと思います。

ただ心が激しく踊るようなことだと興奮神経の交感神経が優位になり、睡眠を阻害してしまいます。

また疲弊した自分を発奮させようと、頑張り屋さんほど心を激しく躍らせる方を選択する傾向にあります。

けれどもこれが逆の行為だということは、エネルギーが枯渇している説明でおわかりだと思います。

できれば「むふふ」と静かな笑みが浮かぶような癒しを選択すると、良質な睡眠へつながり回復が早くなります。

喉元過ぎればなんとやらにならないように、他者の力を借りてでも作戦会議を!

せっかくここで良質な睡眠や癒しでエネルギーをチャージしても、魔が差した当初と同じような生活が続けば再び枯渇します。

それなのに頑張り屋さんは枯渇したことをなかったことにして、癒されたや否や休んでいた部分を取り戻すがごとく頑張ります。

でもこれでは元の木阿弥どころか前回魔が刺した際に陥った事態より、もっとひどい目が待っているかもしれません。

脅すわけではないのですが心も体も立ち直らせるには、完全に壊れてしまってからでは不可能なのです。

これまで壊れなかったことを、軽視してはいけません。

ですから癒されて終わるのなら、癒し自体の意味がなくなります。

癒しは次のステップを考えるために必要な第一段階だというだけで、解決策では断じてありません。

癒された後は、これまでの行動や思考パターンが正常に行われるチャンスです

「そんな癒されるような時間は取れないよ」と言っても、正常ではない判断でことを進めれば事態はますます悪化します。

完璧はありませんしこのときにマシなほうを取った方が、こじらせていない分、軌道修正の時間が少なくすみます。

癒しに1年かかろうが、それは同じことです。

現状維持、もしくは現状以上にこじらせないだけマシなのです。

その時間を惜しまないでください。

そうして癒されたときには必ずいいアイデアや、これまで聞き入れられなかった他者からのアドバイスが心に入ってくる瞬間が訪れます。

チャンスが本能で理解できるようになると、元気な証拠です!

思考パターンが変わると、起こる現象も変わる

癒されている間に「ここは判断ミスだった」「ここはこうすればよかった」などが誰にでも思い浮かぶと思います。

それを吟味したり精査することで、次の行動パターンを変えることができるのです。

この3つのステップの順番を間違えたり抜かしたりせずに行うのが、心身ともに立ち直るいちばんの早道だと私は考えています。


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