一年でいちばん日の短い日は、少しセンチメンタル
「良いお年をお迎えください。また来年もよろしくお願い申し上げます」そんなご挨拶を、交わすようになりましたね。
今日も数名の方たちと今年最後のご挨拶を交わし、暮れ行く夕日を少々センチメンタルな気分で眺めながら帰ってきました。笑
冬至にはカボチャを食べますが、女性は毎月2回小豆を食べてほしい
カボチャにはビタミンAやカロテンが豊富なことから、風邪をひきにくくしてくれる効果があります。
今のように日照時間が短いと、部屋がなかなか暖まらないので風邪には要注意。
また小豆が女性の体にいいのは、子宮内の老廃物をお掃除してくれる役目があるからです。
加えて小豆はとても洗浄力が高いので、毎日食べるには効果が強すぎます。
満月と新月の日に食べると、ちょうどいいとされています。

小豆カボチャ(いとこ煮)
小豆をコトコトと茹で上げてから、カボチャを加えて柔らかくなるまで煮て塩味でいただきます。
お砂糖ではないのは、甘みが体を冷やすから。
またカボチャの甘みが塩で際立ち、小豆と一緒に食べると自然の甘さを楽しめます。
材料
小豆
昆布
水
塩(できれば自然海塩)
小豆が茹で上がるのに時間はかかりますが、放っておくだけでできますので、のんびりと炊いてみてください。

小豆と昆布
まず小豆を炊きますが昆布を一緒に入れることで、小豆が煮えるのが早くなります。
マクロビオティックではあらかじめ小豆を水に浸けず、洗ったらすぐに煮始めます。
お水は小豆の上に2センチほどかぶる程度で、少し多めに入れておいてください。
小豆がドンドン水を吸いますから、多すぎることはありません。

煮立ったら蓋を開ける
私は土鍋で炊きましたが金属のお鍋なら、なるべく厚手のお鍋にしてください。
薄いお鍋だと水の蒸発が早くなり、焦げやすくなってしまいます。
また煮立つまではフタをしていますが煮立ち始めたら開けて、吹きこぼれない程度の強火でグラグラと約10分沸騰させてください。
これは小豆のアクを気化熱で、えぐみを飛ばしてくれる大事なポイントです。
フタを閉めたままにしておくと、えぐみが小豆にこもってしまいます。
またこのときアクが出ますが、取り除かなくても大丈夫。
アクは煮詰めると、うまみに変わるのです。

2、3回差し水を入れます
10分ほどグラグラ煮立てたら、フタをして弱火に戻します。
コトコトと煮込んでいるうちに、適当なタイミングで差し水を入れて煮汁の温度を下げてあげます。
そうして再び沸騰させることで、小豆が早く煮えるのです。
またブクブクしてしばらくしたら、再度差し水を注ぐ工程を2、3回に分けてくり返します。

お箸でつぶれる
お箸でつまんでつぶれるほど柔らかくなったら、小豆は完成です。
今回の小豆は約1時間ほどで、炊き上がりました。
小豆は煮えるまで時間がかかるので、少々多めに炊いておくと半月後に便利です。
煮汁ごとジプロックなどに入れて冷凍保存しておけば、温め直してすぐに食べられます。
私は小豆のポタージュやフェジョアーダなどに調理して、半月後にいただくつもりです。

坊っちゃんカボチャ登場
今日は指にのるミニサイズの、坊っちゃんカボチャを使います。
種を取り除いたカボチャを、適当な大きさに切ります。

煮えた小豆の上に、カボチャを並べる
昆布を取り出し、柔らかい小豆の上に坊っちゃんカボチャを並べたら、フタをして中火で煮込みます。
このときに煮汁が少ないようならお水を足して、焦げないように気をつけて。

お箸がスッと通るまで煮る
カボチャが柔らかくなったことを確認して、お塩を足します。
赤ちゃんに食べさせる場合はまだ腎機能が弱いので、お塩を入れず昆布のミネラル分だけで塩分をじゅうぶん補給できます。
潰して食べさせてあげると、栄養満点の離乳食です。
フタを取り少し火を強めにして、鍋底に残っている水分を飛ばします。
味見をしたときの塩分が「少し薄いかな?」と感じるくらいが、小豆とカボチャの美味しさを損なわない味加減です。
お弁当やご飯のおかずにもなりますし、日本酒などにも合いますよ!
温かくても冷めても美味しいので、どちらの風味もお楽しみください。
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