断食ってそんなに可哀想なの⁉︎

断食明けに食べる「煮大根」を作るため終了の前々日に、いつもの八百屋さんへ行きました!

ここはいつも自慢の美味しいお野菜を試食させてくれて、その日もホットプレートでこんがり焼いたサツマイモを食べさせてくれようとしました。

「うんまいから、食べてみて!」と差し出されたのですが「ごめんね、今断食で絶食中なの」と丁重にお断りしました。

するととても可哀想な人を見るように、八百屋さんの顔が曇ります。

そうして「大根1本くださ〜い」と言うと、泥つきの新鮮まるまる太った長い大根を奥から出してくれました。

「あさってからは食べられるから、楽しみだわ〜」と言うと、また可哀想な人を見る目に……。

食べないってこんなに人に悲しいイメージを与えるのか?と改めて感じました。

大根をほぼ半額までまけてくれて長ネギや、小松菜までオマケにつけてくれました。

代金を支払い立ち去ろうとすると、むんずと腕をつかまれました。

そうして言われたのが。

「体に気をつけてね」でした。笑

気をつけているから、食べていないのですが。

友人がケーキを食べるときも気の毒そうな顔をさせてしまったし、食べないということは他者へ罪悪感をもたらせてしまうのでしょうか?

そりゃそうだよね「食べなきゃ元気出ない」って私も言われていましたもん。

八百屋さんへ「酵素飲んでるから大丈夫!ありがとう」と言って、お店を出ました。

梅干は種からも出汁が出ます

大根を皮ごと厚めに輪切りにして、昆布と梅干しで煮るだけです。

梅干しの種は捨てないでね

梅干しの種は捨てないでね

日頃からおむすびなどに使った、梅干しの種も捨てずに取っておきます。

お吸い物やうどんなどのつゆの中でグラグラと種を煮出すと、ほんのり酸味のあるお出汁が出ます。

酢辣湯を作るときにお酢を使いますが、先に梅干しの種を煮出したものでスープを作るとまろやかな酸味になります。

また「天神さま」と呼ばれる梅干しの種の中の核にはビタミンB17が含まれていて、これはがん予防に効果的だと言われているそうです。

完成!超簡単!

完成!超簡単!

見た目はゆでただけの大根のようですが、しっかりと出汁が効いています。

前の日に仕込んでおいて冷ましておくと出汁がよく染み込んで、温め直したとき更に美味しいですよ。

ガブっ!

ガブっ!

宿便復活!

8日ぶりに食べる固形物。

しばらく咀嚼をしていなかったので、顎が重く感じられて食べ方を忘れてしまったような、不思議な気持ちです。

味わいながら食べたいのですが、これまで液体ばかりだったので意識して噛まないとすぐに飲み込んでしまいます。

回復食1食目は大根1片と煮汁を吸っただけで、お腹がいっぱいになりました。

食べて少しするとあれほど出たはずだった宿便が、再び出始めました。(どんだけ?)

臭いはありません(と思う)しベタつきもありませんが、見た目は確かに宿便でした。

1食目は1片しか食べ切れなかった大根が、2食目には大根3片とお椀一杯のお出汁が入りました。

そうして2時間もするとお腹が「グー」っと鳴りました。

ようやく体が空腹感を思い出したようです!

夜は重湯を

重湯と具なしのお味噌汁 黒ごま塩と、自家製梅干し

重湯と具なしのお味噌汁
黒ごま塩と、自家製梅干し

恐る恐る固形物を口に入れた1食目、順調に食欲が増した2食目でお腹が大丈夫なことを確認ができました。

夕飯は玄米の重湯です。

玄米を半日水に浸していたものを玄米の10倍の水量で、土鍋でコトコトと1時間半ほど炊きました。

そうして玄米を沈殿させた上澄みが重湯です。

上澄みですから米粒はまったく入っていないのですが、玄米の香ばしさと甘みが口中に広がります。

体がカッカとするほど温まり(まだ寒い時期でした)ゆっくりと噛んで味を確かめて食べました。

ご褒美の自家製梅干し10年もの

ご褒美の自家製梅干し10年もの

以前は梅農家さんから毎年20㎏ほど梅を買い、自宅で梅干しを作っていました。

数年前から漬けなくなったので残りわずかではありますが、過去に作った梅干しは大事に保存しています。

現在は自然食品店で「梅、天然塩、天日干し」と表記してある梅干しを購入して食べています。

梅干しは時間が経てば経つほど、味わいが深くなりますし薬効も強くなるそうです。

7日間酵素だけで暮らした自分の体へご褒美をあげたくなり、久しぶりに容器から1粒出します。

皮が薄く柔らかく、実はゲル状に変化しています。

実が干し柿のようにねっとりと透き通っていて、なんとも美味しい食感です。

酸味も塩気も甘くまろやかに変化していて、他所では買えない自慢のヴィンテージ梅です!

回復食で徐々にお米の分量を増やしました

翌日は重湯を3部粥に。

事前に作っておいた玄米粥の重湯(上澄み)と沈殿した米粒をザルで漉して分けて保存容器へ移し、別々に冷蔵保存しておきます。

そこから大さじ3杯の沈殿したおかゆと、大さじ7杯の重湯を足して温め直します。

翌々日は同じ要領で5部粥、4日目は全粥とお米の量を増やしていきました。

4日目までお肉、乳製品、卵は控えましたが、おかずにお魚を煮たり焼いたりしてお野菜も普通に食べていました。

宿便は回復食に入って1回出たきりで、その後2日ほど大きなお便りは来なくなりました。

体重も回復食の期間に入ってから減りました

断食中思ったより体重が減らなかったのですが回復期間に3㎏減り、合計5㎏減りました。

準備期間2日間、酵素のみの期間7日間、回復期を4日間取り延べ日数13日間(こうやって書くと約半月ですね!)自分の体のケアをしました。

いつも働かせてばかりいた内臓も、少しお休みさせてあげることができました。

おかげで私も貴重な体験ができましたし、終了して1カ月半ほど経ちました。

その間心置きなく美味しいものや、お酒を飲んで過ごしました。

断食を1週間するためには約2週間を必要とするので、年に1度の大イベントくらいでいいのかも?

あとは2〜3カ月に1度2日くらいのペースで、こまめに調整できればと思います。

少なくとも年に1度3日では私の体では足りないことが、わかりました。

体重も増加傾向になりましたので、そろそろ次の2、3日の断食をしたいなと書いていて思います。

まだ体験されていない方は、ぜひこの爽快感をお試しください!

酵素は震災時も役に立つのではないでしょうか?

最後に今回の断食中に「酵素だけで1週間も過ごせて体の不調を回復させられるのなら、震災時の備えにいいのでは?」と思いながら過ごしていました。

断食終了して日の浅いうちに九州大震災が起こり、ますますそう思ったので書いておきます。

震災時に不足するのは水と食料ですが、支援物資の食料は主に長期保存に適した菓子パンや保存料が含まれたものだそう。

例え被災して怪我を免れても、大きくショックを受けたメンタル面を菓子パンや、長期保存に適した食品では回復が難しいのではないでしょうか?

かといって煮炊きの必要な食事も、震災が起きてしばらくは難しい地域もあるでしょう。

添加物を含まない酵素なら保存料は入っていませんし、常温で保存が可能、ミネラルやビタミンの補給が飲むだけでできます。

またショックで弱ってしまった胃腸にも酵素を飲んで、必要な栄養補給をしながらも休ませることで、病気の二次災害などが防げないものかと。

私は今回の震災で備蓄用の酵素を、1週間分購入しました。

酵素断食初日、2日目はおトイレの回数が増えるので、新聞紙やビニールとバケツで簡易トイレを作れるようにしています。

一度プロの指導の元で酵素断食がどんなものかを体験しておくことで、酵素を飲む回数や量、体と心がどのような状態になるのかを知っているという意味では気持ち的にも備えになります。

よろしければ、取り入れてみてください。


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