現状が動かなくて焦るときは、勇み足をしていることが多いです
いつもグルグル頭から「なにかをしなくちゃ(始めなきゃ)」が頭から離れない。
「今度こそ失敗せずになにかをするためには、いったいどうすればいいものか?」と考え込む。
そんなときに気をつけたほうがいいのは「勇み足」です。
勇み足を起こしているときには、焦る気持ちをちょっと横に置いておく。
そうして「なにを達成させるために、自分は勇み足を起こしているのだろう?」という部分へフォーカスを置きます。
「なにを達成させるため」が出てきたら、それについての情報(素材)を集める時間を持つ。
それだけで勇み足は、少しずつ緩んでいきます。
勇み足は車のブレーキとアクセルを、両方同時に踏んでいるような状態なので、心のブレーキパッドが消耗するばかりです。
消耗だけが進み車は進まないので、どこにもたどり着くことができません。
最初になにかを作るときに、完成品は見えないものです
最初になにかを作るときに目に入るものは、素材や材料ですよね。
初めて作る前はなにが入っていて、どんな工程で作るのかなど想像もできません。
ケーキなら卵、砂糖、ベーキングパウダー、小麦粉……など素材を見る限りで完成品は想像できません。
それらを順番を追って混ぜて型に入れて、オーブンに入れるとできあがり!
そこで初めてケーキの作り方がわかるという経験をします。
それが楽しかったら何度でも作って、やがてレシピも見ずに作れる自分になります。
勇み足は材料が足りているか、足りていないかもわからない段階です。
「ケーキ、ケーキを作るにはなにがいるの?」と作って食べたい気持ちばかりが先立って、イライラと立ち尽くしている状態です。
脳は最初素材を集めて、最後につなげる仕組みがあるそうです
脳機能は先に情報(素材)をじゃんじゃん集めていると、最終的にシナプスという神経伝達が繋げてくれます。
私が初めてシナプスがつながる経験をしたのは、小学生のときでした。
小4でタンザニアのインターナショナル・スクールに通い始めたときは、英語がまったく話せませんでした。
EFL(English as a foreign language 英語を第二言語にする者)のクラスに入りましたが、子供でもすぐに話せるようにはなりません。
毎日身振り手振りでコミュニケーションを取り続け、わからないまま授業を受け続けました。
半年が経ったころです。
英語の先生の質問に突然「ペラペラー」と文章で、答えられるようになったのです。
私の脳の中に誰かが侵入して、流暢なおしゃべりを始めたような感じでした。
前の日までは単語をくっつけて、構文や文法を無視した話し方だったのに。
その後「シナプス」という言葉を知り、まさにあれだったのだと実感しました。
当時の詳しい様子の過去記事はこちらから→外国語はある日突然話せるようになる⁈ 〜目安は誰もが半年という
シナプスがつながる経験は、他にもいくつかあります
それ以外にも何度くりかえしてもできなかったことが、諦める直前にできるようになった。
考えても考えてもわからなかったことが、ある人の一言でつながった。
など誰にでもこういった経験が、あるのではないでしょうか。
だから勇み足が起こった際は、いったん頭のオーバーヒートをクールダウンさせてあげましょう。
そうして情報を集めておくと、近い将来つながる日が訪れやすくなります。
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