昨日の投稿でいただいたコメント

他者から責められた場合の対処法を、昨日の投稿で書きました。

昨日の投稿「他者から責められた時、実践してほしい5つのステップ」は←こちらからお読みください。

すると「私の場合、(責められると)パニックになって何も出来なくなって、不安だけにかられるみたいです」というコメントをいただきました。

どんぴしゃりなコメントをいただき驚きました!

頭の中が真っ白になるという人のことを、私も昨日の投稿で書こうとしていたからです。

けれども昨日の投稿に盛り込むには長すぎて、その部分を割愛しています。

それにコメントをいただいた方が例外ではなく実際に他者から責められると、パニックを起こしてしまうという人はとても多いのが実情です。

今日は改めて責められたときに起こる、困った心理の部分を掘り下げて書いてみようとおもいます。

大きく2つのパターンに別れます

突如責められたとき何も意識をしていない人の反応として、大きく2つに別れます。

1つ目が上述した通り、パニックを起こして何もできなくなってしまう。

2つ目は相手へ理詰めで、感情的に反論に出てしまう。

それ以外の反応もありますが、これら2つ以外の反応をする人は、大した心の打撃を受けませんので割愛をします。

1つ目の何もできなくなってしまうパターンの人の多くは、反論が許されない押さえつけの環境で育ったか、責める相手へ反論する誰か他の人の様子を見て「反論をしても意味がない」と学習してしまった可能性があります。

例えば両親の夫婦喧嘩で父親が母親を責めて、母親が負けずに反論しても父親は聞き届けない姿を見たなどです。

あるいは上の兄弟が母親へ反論しても、母親は意に介さないなど……。

なんにしても反論を許さない誰かがいる環境で育った人に、多く見られる反応です。

また理詰めで反撃に出てしまう2つ目のパターンの人の多くは、正義心が強く誰かをいつもかばう代弁者的な存在だった人に多いです。

例えば下の兄弟が理不尽に怒られているのをかばい、下の兄弟の代弁を親へ買って出ていた。

母親を責める父へ母の心境を代弁して伝える役目を担わなければ、その場が丸く収まらなかったなどの経験のあることが多いです。

どちらにしても、怒りが湧きます

パニックになってしまう人は反論をしない代わりに「自分はそんなに悪いの?」と自分を責めるので不安にかられます。

しかしながら不安が解消をされないままでいると、不安感は怒りへ変わります。

なぜなら「不安に陥れている相手は、自分のことを嫌っている」という脳内変換がなされていくからです。

次第に「理不尽な八つ当たりをする相手は、自分のことを嫌っているから自分をこのように扱うのだ」という被害妄想という怒りの感情へ変わってしまいがちです。

また理詰めで反論をする人も「こんなに言っても、ひとつも自分の気持ちをわかってくれない」という怒りへ変わります。

どちらのパターンもお腹の中には怒りでいっぱいになり、最終的には自分を毒してしまうことが問題なのです。

そういう理由でどちらのパターンも「自分の毒抜きをして冷静さを取り戻す」という対処は同じだということです。

5つもステップを踏むのは、面倒くさいかもしれませんが……

昨日書きました5つのステップを踏むのは、面倒くさいと思われた人もいるかもしれません。

確かに怒りを書き殴ったり、他者へ聞こえない場所へ行き怒りを声で発散する手間は、一見バカバカしく思えるかもしれません。

けれどもこれは心理療法の中にあるメソッドなのと、誰の世話にもならずお金をかけずにいつでも行うことのできる、安全で有効な手立てなことには間違いありません。

またこの手段がなぜ有効なのかというと、そもそもの責められたときの怒りの解消という目的と「誰に対してなにを怒っているのか?」という部分が明確に別れるからです。

私のクライアントさんでステップ1を実践してくださった方の中に「いちばん腹が立っているのは、その人から離れられない自分だった」と報告してくれる人が少なくありません。

一見相手へ腹を立てているように自分で感じていても、実は自分に対してだったということは、珍しいことではないのです。

ですからこれらのステップは、習慣として身につけていただきたいのです。

また最初は時間がかかる作業でも、徐々に早くなっていきます。

個人差はありますが10回も繰り返して、体へ覚えこませてしまうと「誰に対してなにを怒っているのか?」という部分を何もしなくても導き出すことができるようになります。

けれども体が感覚をつかむまでは、多少ですが念入りな訓練を必要とするのです。

パニックを起こさず相手に対して感情的にもならず、自分の納得の行く選択ができるようになるには「頭の整理が自分でできるようになる」と余計なことに心を乱されなくなり、本当に楽なのです。

ぜひこの楽さを体感していただきたいです!


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