離れたほうがいいとわかってはいても、実行に移そうとすると難しい
私のブログを継続的にお読みくださっている方で、親との距離を取ろうと決意されている方がいます。
けれどもいざ現実的に親を目の前にすると、なかなかその一歩が踏み出せないという方もいらっしゃいます。
それはそれで、問題にしないほうがいいです。
いえ、できれば離れたほうがいいと思います。
距離を得ることで親に心を乱されない時間を増やして、心の安定感を取り戻すことができますし、親からの攻撃を冷静にかわすことにもつながるからです。
ただ確かに物理的、心理的距離どちらを取ろうとしても、そこに踏み込むにはすごくエネルギーが必要です。
これまで生きてきた数十年の繰り返しを、自分が悪くもないのに止めて違う動きに出るのですから。
動けない自分を責めない、焦らない
仮に物理的、心理的距離を取る方向で動き出したとしても「自分が楽になる」という結果が出るまである程度時間を要します。
距離を取り始めることがスタートでしかなく、距離を取りさえすればゴールが出てくるわけでもない。
ときには自分がどのポジションにいるのか見えなくなって、親の元へ戻りたくなったり、再び距離を置きたくなったりするかもしれません。
またそういった繰り返しを経て、自分と親と適正な距離を考えられるようになる人も多いです。
そこでエネルギーが枯渇した状態では、自分の過去の数十年と違う動きを維持することは難しいです。
無理して距離を取ろうとするのは車のかからないエンジンを、ギーギー言わせながらかけるようなものです。
どこかで、エンストを起こすことになってしまいます。
ここで「動かなきゃ、動かなきゃ」と焦り始めては、動いていない自分を責めていることになります。
今は「急いで」距離を置くことを考えることより「確実に」距離を置くことを考えたほうが賢明です。
これまで距離を取ろうと思ったことがなかった人が、取ったほうがいいとまでなったことを評価してください
それよりもこれまでずっと何十年も親を責めるか、自分の人生を「苦しいもの」と諦めかけるしかなかったことを思い返してください。
今距離を取ろうとしていることさえ、大きな進歩だと思いませんか?
願望を抱きはしても、実際に動こうという気にはならなかったのではないでしょうか?
そもそも「動けない」と考えるだけで、エネルギーはどんどん消耗していきます。
「動こう」と決意したのは健康になってきたバロメーターなのに、消耗させてしまうのはあまりにももったいないです。
動けない自分を責めずに、わずかでも成長している心の変化を認めてください。
そうして次動ける心境になったときにサッと動けるよう、今はエネルギーを溜め込む時期に充てるというのはどうでしょう?
また動くための資金源をコツコツと貯める時期にしても、それは大きな心の後ろ盾になるかと思います。
とにかく動けない自分をどうとも思わず、動こうと決意した自分を認めてほめたたえる。
その第一段階を経なければ、誰も次へ行くことはできないのです。
できるだけ日々をほがらかに快適に、そして体と心のチャージをすることを忘れずにいれば、必要な時期にチャンスが訪れますから。
心配しないでください。
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