真珠のようにピカピカ光るキス

お魚屋さんの店頭に、ピカー✨✨っとまぶしく光る物体が!

キスでした。

今が旬だそうで、てんこ盛りになって売られていました。

頭を取ってもらい、連れて帰ってきました。

黄金色にピカピカ輝いています!

黄金色にピカピカ輝いています!

天ぷらにしようか?はたまた唐揚げか、素揚げ?

うーん。この蒸し暑さで、どれもピンとこない。

それにてんこ盛りにされていたので、15匹以上もあります。

これを全部天ぷらにしては、いくら大食いの私でも食べきれません。

と軽く悩んだ末に、何日も食べられる南蛮漬けを作ることにしました。

水道水で洗っているときに「ん?なんじゃこりゃ?」となったのは、内臓が入っているからでした。

普段は「頭を取ってください」といえば、一緒に内臓も取ってくれます。

お魚屋さんが間違えたのかと思って、ブツクサと内臓を引っ張り出そうとしたときのことです。

卵だ、子持ちだーーー‼︎

卵だ、子持ちだーーー‼︎

初めて子持ちのキスを買ってきていました。

「あー、お魚屋さん、わざわざ美味しいところを取り除かずにいてくれたのですね。それなのに私ってばブツクサ言ってすみません」とペコりんの謝罪をして、調理を続けます。

ここからは手がお魚を触っているので完成まで写真がありませんが、白子が入っているものもありました。

メスが産卵するのですから、オスは白子がパンパンなはずですよね。

南蛮漬けを長持ちさせるには、一度漬けダレを煮沸しましょう!

南蛮漬けにする野菜は、葉物やトマト以外ならなんでも合うと思います。

欠かせないのは玉ねぎくらいで、あとは冷蔵庫のお野菜なんでもオッケーです。

この日は紫玉ねぎ、にんじん、ピーマン、赤パプリカを入れました。

これ以外にもセロリとかがあれば香りが一層よくなりますが、残念ながらこの日はありませんでした。

それらを全部千切りにします。

大き目のボウルか深めのバット(金属製)に千切り野菜を入れて、漬けダレを作ります。

水、砂糖(私はてんさい糖を使いました)、お酢、しょうゆ、お酒。

具材の量に合わせて、必要な調味料のすべて同量を小鍋に投入します。

水が大さじ5杯なら、全部大さじ5杯でいいということ。

もし味醂も入れるようでしたら、お砂糖の量を半分に減らしてください。

また酸味が強い方がお好みでしたら、加熱後にお酢を少し足してもいいです。

小鍋に入れた調味料を、いちど煮沸するまで温めます。

そうして熱いままの調味液をボウルに準備していた千切り野菜へ、ダーっと回しかけてしまうのです。←ここだけポイントです。

これで野菜についた雑菌が熱消毒されて、食中毒の防止効果や日持ちが長くなります。

また玉ねぎの辛味が飛ぶので、お子さんでも作ったその日から食べることができます。

骨まで食べるために、2度揚げをしましょう

カルシウム摂取が期待できるので、骨まで食べたい!

開きになっていない場合、せっかくですから骨まで食べてしまいましょう。

ちょっと手間が増えますが、2度揚げをしてしまえば骨まで柔らかくなります。

これはアジくらいまでの大きさの魚だと、大丈夫です。

片栗粉をビニール袋に入れて、軽く塩を振ったキスに均等に粉をはたきます。

ビニールから出したら、はねやすい卵の部分やお腹の中に再度粉をはたきます。

油は大量に入れず、フライパンに1センチほどの深さの揚げ焼きで十分です。

私はいちいち油の温度を計りませんので、まず中弱火で油を温めます。

鍋の油の温度が均等になるよう、ときどき菜箸でぐるっとかき混ぜて、菜箸から細かい気泡がでてきたら低温の揚げ油の準備が完了です。

ここでブクブクと大きな気泡だと、高温すぎます。

二度揚げの場合は、低温で約5分〜10分。

高温にして3分くらい揚げるのが目安なので、最初に揚げるときは小さな気泡の段階でお魚を入れてしまいます。

皮目にほんのりと色がついたら中強火まで油の温度を上げて、一気にコンガリ揚げ色がつくまで揚げます。

中弱火で揚げている間に、一度ボウルに入っている野菜を別のボウルかお皿へ移し変えておきます。

漬けダレだけにしておいたボウルに、2度揚げしたお魚を冷まさずに次々とフライパンから移し変えます。

お魚を入れた瞬間に漬けダレが「ジュウ!」という音がしたら、大成功です。

これでお魚の芯まで漬けダレが染み込むのが、早くなります。

全部のお魚を漬けダレに入れたら、その上に別に移し変えておいたお野菜で蓋をするようにかぶせてしまいます。

そのまま30分ほど放置すれば、完成です!

もっと玉ねぎ入れたらよかったかな?

もっと玉ねぎ入れたらよかったかな?

中骨までしっかり火が通って、全部丸ごと食べる事ができました!

それと卵も白子もふわっふわで、甘い。

翌日、翌々日も、味が染み込んで美味しくなる変化が楽しみです。

お酢は飲まないでね

お酢は身体を冷やす陰性の作用が、とても強い調味料です。

夏に酢の物を身体が欲するのは、身体の火照りを取るためです。

またタンパク質やカルシウムなどを分解するので、タコやイカなどの高タンパク質の食品の消化を促進してくれます。

けれども飲み物として摂るには、身体を冷やす効果が強すぎます。

冷え性の方は特に、飲み物ではなくお料理に活用していただければと思います。

それでは皆さま、楽しい週末をお過ごしください!


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