「自分の悩みなんて小さなことだから、恥ずかしくて言えない」そんな風に悩みや違和感を、軽視しないほうがいい。
小さな悩みほど、大きな問題が潜んでいることもある。

その悩みは他の誰かから見れば小さなものかもしれないけれど、あなたは確実に悩んでいるし、悩んでいるのは違和感を感じているからだ。
また悩みを恥じて隠してそのまま行けば、確実にストレスは溜まってしまう。

たとえば多くの人が「いい人」だと認めて愛されている人のどこかに、あなただけが違和感を感じたとする。
けれども多くの人が「いい」と言っているのに、自分は違和感を感じているということは言いづらいことだ。
それを言わずしてその人と関わる機会があれば、その期間はとてもしんどい。

「いい人」だと言われている人だけに「自分はそうは思わない部分もある」とは言えないのでストレスが溜まる。
違和感は自分を痛めつけないために備わっている、大切な直感なのだ。
その時点で自分の違和感に気付いてあげられるのも、引き受けてあげられるのも自分だけ。

 

また違和感を抱えながら関わり続ければ、自分では隠しているつもりでも伝わりやすい。
直感で感じたことは、相手にも伝わりやすいことなのだ。

相手はあなたの無言の違和感を感じ取って、構えてしまうだろうし構えられれば、不快を感じて自分を傷つける。
傷つけられれば、心は攻撃に転ずるかもしれない。
そこから争いが始まれば、最初は小さな違和感だったものが大きな問題に発展してしまう。

もしあなたが「違和感を感じている」という直感を見逃さなければ、その人との接し方はうんと変わる。
その人を好きな人たちと同じようには深入りしないかもしれないし、関わる機会を極力減らすかもしれない。

違和感は違和感のままで、いいとか悪いとかではなくて、あなたの持つ独自の感性だ。
あなたの持つ独特の感性を大切にしないと、どんどん鈍化していき「自分の本当にやりたいこと」が見えなくなる。

 

小さなトゲが刺さっても死にはしないし、大騒ぎをするようなことではない。
けれども、どうしても意識はそこに行ってしまう。
トゲが抜けるまで、ずっと気なってはいないだろうか?

そうしてトゲが抜ければスッキリして、すぐにトゲが刺さっていたことなど忘れてしまう。

トゲが抜けないまま気にしないよう放置をしていると、ストレスから自己免疫力が落ちて、感染症を起こしてしまうかもしれない。
化膿して熱を持ち、自己免疫力の落ちた体では自力で傷は治せなくなるかもしれない。

いつまでも忘れらないほどの心のダメージへと発展する前に、小さな違和感を見逃さずに対峙しておいたほうがいい。

また多くの人が「いい人」だと言っている人でも、あなたがイチ抜けたすることで、同じように違和感を言い出せずにいた人がでてくるかもしれない。

その人には「違和感を感じていたのは、自分だけではなかった」という安心感を与えることになる。
自分と同じ部分に違和感を感じる人というのは、好きなことを共有する人より探しにくい。
あなたがそうであったように違和感を隠しながら、生きている人のほうがずっと多いから。

同じ違和感を共有できる感性を持つ人は、大切にしたほうがいい。
自分の感性を鈍らせず研ぎ澄まし続けることで、自分を愛することができ、心からやりたいことや好きな人を増やすことができる。


投稿がお気に召しましたら、ポチッとクリックをお願いします!

↓いつも応援ありがとうございます。

にほんブログ村 家族ブログへ