昨日投稿した自分が怒っているときに、相手と話をしてはならない理由を、
Facebookでシェアをしてくださった方から、以下のようなコメントをいただいた。
自分が冷静に黙っても「意見を言わない貴方はズルい!」と言われることがある。
本当はなんとか、まるーーく納めたいけど、そんな方法はないのかなあ?
そう考えてしまうという内容だった。
まず黙っている相手に向かって「ズルい!」と言っているのは、困ったちゃん特有のものだ。
昨日「困ったちゃんは治らない」と書いた。
本人には議論をしているという自覚しかなく、相手を困らせていることの認識はないからだ。
もし治るとしたら、本人が他者から敬遠されて
「どうやら自分は困ったちゃんのようだ。どうすればいいのだろう?」
と自覚をして試行錯誤するしかなく、そもそもその境地に至れるのなら、
困ったちゃんにはなっていない。
基本的に他者が困ったちゃんだと教えてあげたり、どうにかしてあげられる筋合いにもない。
だから対峙する相手は困ったちゃんのヒートアップする反応に、
冷静に慎重に、それ以上刺激しないことが最善だから「謝って黙る」ということを書いた。
本来なら「自分の手出しすることではない」という種類の、
介入してはいけない「相手の問題」なので、接する頻度を下げるか離れることをお勧めする。
けれども家族や職場に困ったちゃんがいた場合、そうはいかないかもしれない。
また困ったちゃんになってしまった人も、過去に無視をされて苦しんだことがあったり、
自分の意見を聞いてもらえなかった敗北感を、経験していることが多い。
議論の場面で自分の意見をそれほど執拗に、相手に説得してしまう原因が必ずある。
もしどうしてもその人と離れられない状況ならば、ひとつだけ対処法がある。
それはその人のインナーチャイルドに、寄り添ってあげるということだ。
正直これは対処する側に非常な忍耐力を要するし、成功率も五分五分の賭けになる。
下手すると寄り添う側がやられてしまう可能性もあるので、あまりお勧めはしない。
けれどもどうしても、その人と一緒にいなければならない場合の一案として、
試してみるという前提にしていただき、無理をして欲しくない。
困ったちゃんが「意見を言わない貴方はズルい!」と言った時の様子が、
自分の目から見て何歳に見えるだろう?
決して大人の発言ではないし、かなり幼稚に映るはずだ。
5歳?10歳?13歳?
子育ての経験がある方はその様子を見て、
ご自分のお子さんのその年齢の時に、どのように接していたかを思い出してほしい。
また子育ての経験がない方は、自分がその年齢だった頃の心理を思い出してほしい。
5歳の子に向かって理詰めでは言わなかっただろうし、
13歳の頃、大人から言われて嫌だったこともあるはずだ。
ひょっとすると困ったちゃんは、魔の2歳児に見えているかもしれない。
そのときは2歳児に対応する態度で、目線を下げてあげる。
困ったちゃんを出しているときは「一時的な二度童(赤ちゃん返り)」の状態であるという前提を、
忘れないでいただきたい。
見たままの年齢の子に向かって対応をするイメージで、話をする。
「そうか、そうか。そんな風に考えているんだね」
セリフはなんでもいいのだけど、あくまでも困ったちゃん本人の実年齢と話をしないことだ。
相手の言い分をただただ聞くだけで、正しい、正しくないは決して言わない。
ひたすら「そう思っているんだね」という雰囲気で、優しく聞いてあげる。
成功すれば相手は、バツが悪そうに主張を引っ込める。
けれども徹底的に寄り添えなかった場合は、
やはり「ごめんね、もう無理」と白旗を揚げて、その場を逃げ去るしかない。
これは相手に対してよほどの愛情がないと、テクニックだけでは難しい。
しつこいようだけど、とてーも七面倒くさい作業だし、その場が収まる確率も50%のギャンブルだ。
また「困ったちゃんが出たときの感情を、ぶつけてもいい人」という依存心を、
困ったちゃん自身に植え付けてしまうことも考えられる。
相手をしてあげる方の父性、母性本能も試される。
しかもこれだけで困ったちゃんの根本にあるインナーチャイルドが、
癒されたわけではなく、ただの対処法にすぎない。
ついでに自分にも、多大なるストレスが溜まるリスクもある。
以上のリスキーなハードルを越えてでも、
どうしても相手と近くにいる必要がある場合は、ものは試しでどうぞ!
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- 何歳?, 困ったちゃん対応策, 怒りのインナーチャイルド