「大人な対応がしたいのに、
どうしても子供っぽい対応をしてしまう」
「自分はまだまだだと思う」
「やりたいことが見つからない」
とそれほど若くなくても、
自分の人生について悩む人は健全だ。
自分のあり方にまったく疑問を抱かずに、
生きている人は大勢いるからだ。
それに自分のあり方に疑問を持たない人ほど、
相手には手厳しい。
「努力が足りない」とか「苦労してなんぼ」
と自分に対してではなく、
自分より若い世代にばかり言う人たち。
努力ができるのも苦労を問わないのも、
好きなことをしている時だけだ。
自分が楽しんで生きていない人ほど、
相手に同じくつまらない人生を送ることが
さも美徳のように伝える。
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」
というのは、
たくさんの経験や知識を蓄えられる脳の若さがあるからだ。
やり直しの効くうちに、
失敗や恥をかくことを恐れずに、
どんどん吸収するようにという意味ではないだろうか?
意味なき苦労をした者でも、
苦労さえすれば成長できるという
意味ではないと思う。
「かわいい子には旅をさせろ」
というのも子供のためというより、
親がスムーズに子離れをするために
ある言葉なのではないのだろうか?
大人が子離れしてくれないと、
いくつになっても子供は旅にも出れないし、
若い頃の苦労も買わずに過ごしてしまう。
失敗や恥をかくことを恐れて
身動きが取れなくなってしまったまま、
年を取って行くというのは、
あまりにも人生の喜びが少なくなってしまう。
仕事や娯楽で、
心から楽しめることを持っている人は強い!
そんな人たちは
「努力が足りない」とか「努力してなんぼ」
なんて自分より若い人へ言ったりしない。
「もういい大人なのだから、好きにしなさい」
と温かく見守ってくれる。
生きている時間のなかで、
楽しめる環境に日々身を置ける期間が10年以上あれば、
その人生は大成功なのではないだろうか?
60歳で心から楽しめる仕事や趣味などを見つけることができて、
そこから80歳の人生を閉じるまで楽しい人生を歩めたのなら、
それまでの人生が苦労の連続だったとしても、
とても幸せなことだと思う。
自分のあり方に疑問も抱かず、
他者に我慢を強いてばかりいる人には、
一生訪れない幸福な時間。
どんな年齢の人でも、
自分の人生に疑問を持っている人は、
自分で気が付かない程度でも着実に前へ進んでいる。
そんな人たちには、
いつかきっと努力や苦労してもいいと思える、
楽しい時間に出会えるだろう。
「若い頃の苦労は買ってでもしろ!
でもいい年になってからの苦労は、
お金を払ってでも逃げろ!楽しめ!」
と40歳になっても50歳になっても、
好きでもないことに
「自分の努力が足らないからだ」
と我慢をし続けている人へ私は言いたい。
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