ストレスでいっぱいになるとき
生きているといいときと、悪いときは誰にでも訪れます。
誰もかれもがうらやましく思えたり、いっぱいいっぱいなのに他者の愚痴を聞かされたり。
「まだまだがんばれ〜」と他者から鼓舞されたり、自分自身で鼓舞したり。
ましてやストレスの原因となる人から「がんばれ」なんぞ言われようものなら、一瞬でキレてしまうこともあります。
キレそうになる前に深呼吸の意味で、自分をクスクスと笑わせる要素を身の回りに探してみてください。
空想を上手に使う
空想する力は誰にでもあると思うのですが、これを上手に活用する方法があります。
たとえば「飼い犬が話をしたら、私にどんな苦情を言うだろう?」そんな空想を始めたとします。
「今日はもっと長くお散歩していたかったのに、すぐに連れ戻されて仕事へ出かけられた」
とか「お留守番を長くさせられたから、玄関の革靴をかじっておいたよ」などの苦情を訴えられる想像をするだけで、クスクスと笑ってしまいます。
食事を作るのが面倒なときは、自分へインタビューを始めたりもします。
「格安で販売していたアジの干物を、飽きないように食べるにはどうしたらいいでしょうね?」
「1食目は普通の焼いたもの。2食目は1食目で焼いたものをほぐして、レーズンと玉ねぎを合わせたパスタなんていかがですか?」
こんな一人遊びでも体力的に疲れている場合でなければ、不思議と作るのが苦でなくなるのです。
子供のころ遊んだおままごとや、なんとかごっこの延長だと考えると想像しやすいかと思います。
くだらないと思われるかもしれませんが一瞬空想へ逃げる作業は、イライラで疲れた氣持ちを明るいスイッチへ切り替えてくれます。
手芸が好きな人は作品の空想、乗り物が好きな人は乗り物の空想など、自分の好きなものだと空想は展開しやすいです。
ちょっとだけテンションを上げることがコツ
「笑えばいい」とは言われても、笑えないことが起こっているから笑っていないのです。
ここでお笑いや落語など大笑いをするような場面に出くわしても、笑えない場合もあるでしょう。
深刻な病にかかっている人へ、コメディを見せて無理やり笑わそうとしても返って疲れさせてしまいます。
それに無理してテンションを上げると、反動を起こしやすいのです。
テンションが低いときは、ちょっと上げる心がけで。
だから「ゲラゲラ」より「クスクス」と笑えるくらいがちょうどいい。
クスクス笑うと「なにかいいことあった?」と言われるようになる
私の場合で言えば嫌なことがあるとまず「きちんと怒る」という作業をしています。
怒りの解消法の過去記事はこちらから→ あらゆる感情を溜め込まず、その日のうちに解消しておくススメ。
その後でクスクスと笑う空想へ入ります。
これをこまめにする習慣を着けるだけで、嫌なことが起きたときの切り替えが早くなるのです。
そうしてその後に誰かと会うと「なにかいいことあった?」と言われることが多いです。
実は嫌なことがあったということは、内緒にして笑っています。
二次、三次被害を防ぐ効果も
人は相手の感情を、感覚的にくみ取ります。
あくびをしている人と一緒にいると、自分まであくびが移ってしまうなど相手の状態を「投影」させるのです。
怒っていると相手へ投影されて、イライラさせる。
疲れたままだと、相手を疲れさせる。
これは家族だろうが他人だろうが、関係性の深さは関係なく接触するすべての人に起こることです。
自分を低いテンションのままで放置しておくと二次、三次被害が蔓延することにもなりかねません。
一方であなたが「なにかいいことあった?」と聞きたくなるような人と一緒にいて、その人へ嫌味を言いたくなりますか?
その人が作り笑いや攻撃態勢に入っていなければ、恐らく「自分もあやかりたい」と思うことでしょう。
上手に甘えたり、泣くことが苦手な人にも有効です
しっかりとした頼り甲斐のある性格の人や、甘えるのがあまり上手ではない人。
それらの人たちは、負の感情表現である泣くことが苦手です。
そうして泣くことが苦手だと、さまざまな感情を溜め込む癖をつけてしまいがち。
もしそういった特徴があるのなら、クスクスと笑うことから始めてみてください。
クスクスが自分の中で出せるようになると、他の感情も比較的出しやすくなります。
またクスクスが上手に出せるようになると、他の感情も上手に出せるようになり氣持ちの立て直しも早いのです。
もし身近にクスクスさせてくれる人がいるのなら、力を借りてもいいでしょう。
幼い子供や動物は、クスクスの宝庫だと私は思っています!
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