拾いたい情報を拾っていけば、拾いたくない情報は耳に入らない

人の脳は意識したもの、欲しい情報しか入ってこないようになっているそうです。

そうして先日ちょっとしたことで、実感するできごとがありました。

今日はそのことを、書いておこうと思います。

アンテナが立てば、拾わなかった情報を拾いだす

パプアニューギニア産の豆のコーヒー

パプアニューギニア産の豆のコーヒー

なにかを意識してみると、急にアンテナが立つことがありますね。

先日生まれて初めて、パプアニューギニア産のコーヒーを飲んだのです。

苦味も飲んだ後の酸味の具合もとにかく美味しくて、すごく嬉しくなりました。

「へー、パプアニューギニアでコーヒーの栽培をしているのね」。

キリマンジャロ・コーヒーの産地(タンザニア)に住んでいたことがあるので、パプアニューギニアにも親近感が湧いてしまいます。

同じ日にパプアニューギニアがまた出た!

同じ日にDVDのハードディスク残量が残り少なくなったので、適当に観ることにしました。

考えなく再生した旅番組で、またしてもパプアニューギニアの特集が!

ただしコーヒーの話題ではなく、パプアニューギニアの奥地に住む少数民族のお話でした。

けれどもその数時間前に、パプアニューギニアのコーヒーを飲んで帰ったばかりです。

同じ番組でも見入り方がまったく変わります。

「こんなところなのね。1度行ってみたいわ」

コーヒーを飲んだだけで、どんどん空想が広がるわけだから、我ながら現金なものです。

新幹線で隣になった方

別の機会の話ですが、移動の新幹線に乗っていたときのことです。

3人並びの席で同行者は窓側、私が中央、知らない方が通路側の席に座っていました。

通路側の席の人が次々と話しかけてくるので、最初は気さくな人だと思いました。

けれども急にこれから行く目的地の、悪い部分を話し始めます。

「なんだか話題が、変な雲行きになってきた」と思いました。

おそらく「気をつけるように」と親切で言ってくれたのだと思います。

けれども初めて行く場所でしたので、悪い先入観は持ちたくありません。

私は無視をしたと思われないよう、少し笑いながらバッグから本を出して読み始めました。

するとその方は窓際に座っている私の同行者へ、今度は話しかけています。

私の同行者も最初の私同様、無礼にならないよう話を聞いて相槌を打っていました。

悪い情報も耳に入ってきません

目的地へ到着した新幹線を降りる際、会釈をしてその方とお別れしました。

とうとう降りるまで話を聞き続けた同行者は、クタクタになっていました。

それなのに「ごめんね、私が相手をしたばかりに気分が悪くなったでしょう?」と開口一番に言いました。

「え?どうして?」と聞くと、なんと私のことを少し悪く言っていたそうです。

「気取って本を読んだりして」とか「あなた(同行者)みたく素直に人の話を聞く人が、得をするのよ」と言っていたそうです。

ところが私の真横で私のことを話していたのに、私にはまったく聞き取れていませんでした。

寝耳に水でした

そんな大胆なことをされていたとは、まったく寝耳に水でちょっとビックリしました。

けれども以前の私では、こうはいかなかったと思います。

知らない相手だったとしても「無礼だと思われたくない」と思い、クタクタになるまで話を聞いていました。

また無礼に思われたくないのに、急に機嫌が悪くなられたりしていました。

相手の機嫌が悪くなれば反論をして、自分の立場を守ろうとする。

そうするとますます悪い循環へ入って、結局知らない人とでも対立をしていました。

寂しくて誰彼かまわず話しかける人は、ときどきいます

私も寂しかったり不安なときには「誰かに聞いてほしい」という欲求がおこります。

もし聞いてくれる人が親切で、いつまでも話を聞いてくれたら、普段話さないことも話し始めるかもしれません。

だから絶対的に他人事とは思わないのですが、その都度クタクタになっても、仕方がないと思ったわけです。

また話すこともパワーがいる作業です。

聞いてもらっているうちに、疲れてイライラし始めることもあるのではないでしょうか。

そこで「(極力)感じ悪くならないよう、無視をする」という方法を試してみることにしました。

もうそれで相手が怒ろうが、私をののしろうが、私の知ったことではありません。

そうすると私の中に、イライラが存在しなくなります。

何度も試すうちにだんだんと、情報そのものが入ってこなくなりました。

相手を黙らせることはできないけど、聞く聞かないは選択できる

以前は「無礼だと思われたくない」という私の心根を、相手へ押し付けていたのかもしれません。

「親切に思われたい、私をよく思ってほしい」その気持ちが相手に対して、暴言を吐かせないための操作をすることもある。

けれども「なんと思われても、私の課題ではない」と思えば情報は入ってきません。

そうしてゆっくりと本を読めたことで、自分の望む情報が入ってきています。

脳はいい情報も悪い情報も、思い返しただけコピペを繰り返す

また他者からの無礼な言葉や暴言にイチイチ反応すると、悪い情報で脳がコピペをしてしまいます。

最初は「他者からの情報」だったのが悔しくて何度も思い出して、コピペが繰り返されます。

すると最終的に「自分の情報」だと変換されてしまうようです。

私が本を読む姿が相手にとって、気取っているように見えたのでしょう。

それを「気取ったりしていない!」と何度も腹を立てたとします。

次第に「私が本を読めば、気取っているように思われる」と脳にインプットされて、苦しむのは私です。

同じ立てるなら、楽しいアンテナを‼︎

嫌なことがあっても、できるだけ楽しいアンテナを立てましょう。

そうすると美味しいコーヒーも来てくれますし、パプアニューギニアへも行くことができるかもしれません。

楽しい空想は自分にも優しいですし、イライラしている他者からの攻撃をブロックしてくれる最強のバリアです。


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