「ハーフって昔はいじめの標的だったよな」と思い出した件。

電車に乗っていると、外国人と日本人夫婦のご家族が乗っていました。

ベビーカーに乗っていたのは、クリンクリンとしたカーリーヘアの可愛い女の子。

長い睫毛で天使のような可愛いお顔で、スヤスヤと眠っていました。

そんなときに私は小学校の頃、1級上にいた男の子を思い出しました。

学校内でただ1人だった、ハーフの男の子。

イケメンでしたし、体も大きく目立っていました。

ただ家が近かったせいもあり当時ハーフとは言わず「混血」とか「外人」と言われ、からかわれていたのを目撃したことがあります。

我が家は海外で働いていた父親の仕事の関係で、外国人のお客さんがわりとよく訪れていました。

小さなころから外国人を見ていたせいか、外国人(特に白人)に対して特別感はありませんでした。

偶然同じ大学で、同じ講義を取っていた

後にその小学校内唯一のハーフの子と、偶然大学で再会することになります。

お父さんが日本人なので日本語の苗字なのですが、未だに同じ姓の方とお会いしたことのない珍しいお名前です。

またその苗字を名乗るハーフが何人もいるとは、考えにくかったのです。

同じ講義を取っていて出欠を取っていた際に「あれ?この苗字」と気がつきました。

その人の側へ近寄り「◯◯小学校に通っていませんでしたか?」と聞いてみました。

ついでに私の兄が同級生だったはずだと、名前を伝えました。

すると「今度お兄さんに話を聞きたいな。俺小学校のころのこと、あまり覚えていなくて」と言いいました。

兄へそれを伝えると、彼はかなり激しいいじめにあっていたようです。

それで記憶が、なかったのかもしれません。

今ではハーフは珍しくないですよね?

私の小学校時代では珍しかったハーフですが、今となってはあまり珍しくありません。

また帰国子女も同じです。

私がタンザニアから帰国して入った中学には、他に帰国子女という存在はいませんでした。

また帰国子女という理由で「生意気だ」と言われて担任から始まり、クラスの中でいじめられて転校をしたほどです。

ちなみに生意気なのは、帰国子女だからではなく私個人の性格です。笑

私が高校に入るころには、留学する子が学年で何人か出てきました。

それからはバブル期に突入しましたので、留学できる裕福な家庭の子はザクザク留学していました。

今となっては留学経験のある人も、まったく珍しくないですよね。(まぁ、アフリカはあまりありませんが……)

きっとそんな風に少数派が多数派に変わるのは、そんなに時間がかからないと思うのです。

いじめられる要因として、マイノリティー(少数派)だからというのは大きいです

家族問題、特に私がいちばん問題視をしている共依存関係も、マイノリティーかと思われます。

けれども「本当にマイノリティーなの?」という部分が疑問です。

自分で気がついていない人、気がついていても悟られないようにしている人。

そんな風に潜伏している人たちを数えたら、実はこっちの方がマジョリティー(多数派)なのではないかと思うのです。

ここからは妄想です

そういった人たちが「うちも、うちも」と声を挙げ始めると、珍しいことではなくなります。

まだまだ恥だと思って、カミングアウトをためらう人が多いのが実情です。

でもこれが「うん?うちは共依存関係だったよ」とまるで、ご飯を食べることのように普通の会話で言える人が増えたなら、隠す必要もなくなります。

そうして声を挙げた人たちひとりひとりが、依存されない手段を覚えたら。

依存したくても、依存させてくれる人が本当に少なくなる。

すると依存する側も、必然的に自律をするしかありません。

そうして依存された側も安心して成熟を深めて、生き生きと幸せに暮らしていくことができれば!

共依存関係撲滅まで行かずとも、依存する親が軽蔑される圧倒的マイノリティーまで行けば!

そんな妄想が暴走してしまい、今日は電車のなかでワクワクしてしまいました。

うん、うん、これを目指そう。

来年はもっともっとモデルケースを増やすべく、私も考えます。


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