なんでもイヤイヤな魔の2歳児
魔の2歳児。
なんでもイヤイヤ「かわいいね〜」と言うと「かわいくない!」と自分のことなのに返事する。
子供のいない私だけど、この時期の子供に手こずるお母さま方の心中お察しします。
街を歩いていても友人の子供に会っても、魔の2歳児は私にとって宇宙人のように見えます。
それでも赤ちゃんと小児が入り混じった特有の愛らしい見た目も、拗ねた顔も可愛いので「かわいいね〜」と言うと何度言っても、同じ返事が返ってきます。
発達段階で自分の意思を伝え始める、大切な時期だとわかってはいても本当に大変。
そこである日魔の2歳児から「かわいくない!」という返答をもらったので「あー、ほんとだ!かわいくないね」と大人気なく返すと、不満そうな顔して「かわいい!」と返してきました。
それからその子は「かわいくない!」という返答をしなくなりました。
大人の魔の2歳児は、本当に可愛くない
「お似合いですね」と本心から言っても「気まぐれで着てみました」。
「すごくよくご存知なんですね」と本心から言っても「まだまだ勉強が足りません」。
あー、面倒くさいからほめるのやめよっ!と思います。
ほめなければほめなかったで、武勇伝しか語らない。
「いったいどうして欲しいの〜〜〜‼︎」と困ることが、ときたまあります。
また2歳児にしたように「ぜんぜん似合っていないね」とか「勉強不足だね」などと返事するわけにはいかないでしょう。
そういう私も照れくささから、魔の2歳児を降臨させてしまうことがあります
昔はもっと2歳児度が強かったけど、最近は比較的素直に「ありがとう」と言えるようになってきました。
けれども過日してしまったのは、ある人から「初対面の人とでも、すぐ話ができてすごいですね!」とほめていただいたとき。
私に魔の2歳児が降りてきて「イヤイヤ、話しかけられる方は迷惑かもしれませんよ」と言ってしまいました。
きっとイヤな思いをさせてしまっただろうと思いますので、この場を借りてお詫び申し上げます。
自分的には人から話しかけてもらえる方が、嬉しいのです。
また誰でも初対面の人と話すのは、ある種怖さがありますよね?
「嫌われていないだろうか?」「この人は私をどう思っているのだろう?」そんな思いは、いつだって巡るのです。
自分に自信のない人ほど、魔の2歳児が降臨しやすい
このとき私に魔の2歳児が降りてきたのは「誰もが私を好きなわけではない」という自信のなさです。
そうして「私だって簡単に初対面の人と話をしているわけじゃなくて、努力している」ということをわかって欲しい願望からです。
けれども私の事情はほめてくれた人と、一切関係のないこと。
誰もが好きになる人など滅多にこの世にいなければ、努力は私の処世術として必要だから勝手に身につけたこと。
一方で「イヤイヤ」と私から言われた方は、カンに触ることを言ったと思われたかもしれません。
ほめてくれたのだって私がその他の人へ伝えるときと同様、本心として言ってくれていました。
脱、魔の2歳児宣言!
過剰に感謝をする必要はありませんし、時として「自分もほめ返して!」という下心見え見えで誘導する人もいます。
誘導されたときは違和感として確実に伝わるはずですから、スルーしてしまってもいい。
けれども、けれどもですよ。
優しい気持ちで言ってくれた人の心を、攻撃するようなことをしてはいけません。
相手を傷を付けるだけではなく、自分自身が「面倒くさい人」と思われてしまっては損です。
ほめられたときは自分の心情など無視して「この人は私のいいところを表現してくれる」という、もらい上手になる練習をしてください。
相手へ関係のない自分の心情を考えるのは、後からでもぜんぜん間に合います。
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