日曜日から今日まで夏休みを取って、九州→沖縄の宮古島→九州とウロチョロしていた。
地方初のかさこ塾第8期の最終回(自分たちのこれからやろうとすることのプレゼン)は、昨日7月23日に大分県中津市で開催された。
タイミングよく私は8期生の最終プレゼンのある前日に2度目の福岡入りをしていたので、元気だと評判の皆さんのパワーにあやかりたくなり、見学をさせていただくことにした。
けれども夜は久留米の友人と遊ぶ予定をかなり前から入れていたので、プレゼン終了後の懇親会に参加できない。
ランチ会があるということだったので、懇親会の代わりに参加させてもらい8期の方々と親睦を計りたいと願っていた。
新幹線は飛ぶように走るよ〜!乗り過ごしたら次に止まるのは、すごーく遠くだよ!
出発地の福岡県久留米市から新幹線『さくら』で小倉まで出て、小倉からソニックという列車に乗り継ぐのが最短、最速の行き方ということだった。
新幹線の久留米〜小倉間の途中停車駅は、新鳥栖→博多→小倉と2つしかない。
所要時間は約1時間。
中津の皆さんとお会いできるのを楽しみに新幹線へ意気揚々と乗り込み、昨日投稿したブログの文書作成の時間にあてることにした。
パソコンを開いて入力していると、最初の停車駅の新鳥栖から婦人が乗り込んできた。
「あのー、席を間違えていませんか?」と指定席券を見せられた。
私も券を見ながら座席番号を確認すると、私のは合っている。
婦人の券を見てみると3列も間違えていた。
婦人は謝罪をして、自分の本来の席へ向かって一件落着。
「次は博多だな」と小倉まで残された移動時間を有効に活用するべく、パソコンに向かう。
博多から乗ってきた紳士から、再び「あのー、座席は何番をお持ちですか?」と声をかけられた。
「またか?‼︎今日はみんなどうかしているよ〜、頼むからブログを書き上げさせてくださいな」と思いながら、紳士のチケットをのぞき込むと私の席だ!
今度は紳士も私も間違えてはおらず、JRのポカだということになった。
紳士が車掌さんを呼んできてくれて、指定券を2人とも見せた。
「あれお客様は小倉までとなっていますよ」
私のチケットを見ながら言われた意味がわからなかった。小倉って行ってはいけない場所なの?
とトンチンカンなことを考えていると「小倉はさっき過ぎましたよ、次は徳山です」
「ハァーーーーー!???博多はどこへ行ったの」
私は集中しすぎると雑音も聞こえなくなり、他のことがまったく目に入らなくなることがある。
これまでも、何度かこの手のポカをやらかしている。
それをよりによって、新幹線でやらかしてしまった😭😭😭
紳士は気の毒そうに私を見ていた。
私の席は私が降りた後の、紳士の席でなくてはならなかったのだ。
「すみません、すぐにどきますので」
というと紳士は「大丈夫ですよ、そのままで」と私の隣の空席に座ってくれた。
車掌さんも徳山から中津までの時刻表を調べてくださり、ランチ会の参加は絶望的だけど、プレゼンには約30分ほど遅れて到着できることがわかった。
心臓バコバコが少しずつおさまり、深々と紳士に頭を下げて徳山駅に降り立つ。
「8期の皆さんとランチご一緒したかったな〜。だいたい徳山ってなに県???」
緊張して喉が渇いたので、折り返す新幹線までの待ち時間、駅構内の売店をのぞいてみると「ふぐ」の商品がいっぱいある。
商品の製造元を見てみると「山口県」と書いてあった。
「私、私、大分県へ行くつもりで福岡県を出たんだよね…….」
自分のやらかしたことを初めてお会いする8期の方々へ、さらしてしまう情けなさ。
仕方がないと思って商品を眺めていると「幸ふく弁当」というお弁当を発見!
下関ではふぐのことを「ふく」というそうだけど、九州でも「ふく」と呼ぶ人は多い。
詳しいことは知らないけど「福」と掛けているらしい。
「そうよ、これを食べて『幸ふく』をいただくの」ランチを逃してしまった哀しみを、ふくに慰めてもらうことにした。
これが手作り感満載の大当たり弁当で、一気に「幸ふく感」に包まれた。
ふくの南蛮漬けや、ご飯にもたっぷりとふくの身が混ぜ込まれている。
「怪我の功名」とばかりにちょっと得した気分になる。
今度は乗り過ごさないようパソコンは開かずに、目を皿のようにして「小倉駅」に向かう。
無事にソニックへ乗り継ぎ、会場へ着いた。
ラッキーなことにお1人目のプレゼンの途中から、潜入することができた。
中津の8期生の方々のプレゼンは、とても充実していた。
知的な方ばかりで、説明もわかりやすい。
思いつきでなにかを始める人はおらず、長い時間をかけて勉強や現場で続けていることの発信する術を、かさこさんへ教わりにきたという印象が強かった。
これからの目標がどなたもとても明確で、聞いていてとても安定感があった。
「もっと詳しく教えてください」と聞きたくなる。
途中休憩時間には新参者の私に「大変でしたね」と笑顔でねぎらってくれる、8期の優しい方々に癒された。
かさこさんも方向音痴の私が、無事に会場へ辿り着けるか心配してくださっていた。
また私以外の卒業生は東京から3名、兵庫の卒業生と名古屋の在校生までプレゼンを見に駆けつけていた。
卒業生の人たちと他県で会うのも、なんだか修学旅行のようで楽しい。
8期は全部で10名なので定員の半分ということもあり、通常1人3分のプレゼンの持ち時間が5分になっていた。
10名という人数と、明るいけど大人な精神性の人たちの集まりは、他の期よりアットホームな雰囲気が漂う。
かさこさんもこれまで見てきたなかで、いちばんリラックスしているように思えた。
「20人の場も賑やかで楽しかったけど、10人もいいなぁ」と思った。
時間に余裕があったので、卒業生1人とかさこさんもプレゼンを聞くこともできた。
かさこさん監督映画作品『シロウオ』プレゼン中。
終わって駅まで送っていただく間も、8期の方々と楽しくお話をさせていただいた。
今度は乗り過ごさずに中津まで直行しますから、ゆっくり遊んでください♪
たった3時間半の滞在でしたが皆さんとご縁があったことは、大変貴重な時間でした。
改札まで見送っていただき、お別れをする。
今度は必ず中津名物の唐揚げを食べる!‼︎と帰りの駅のホームで誓ったのだった。
帰りもパソコンは、もう開かない。
これで乗り過ごしてしまうと、今度は熊本まで行ってしまう。
他県めぐりはもうお腹いっぱいだ。
新幹線の車窓をガン見していたら、久留米で降りる直前に見えた景色。
ひこうき雲が太陽をバキューンと打ち抜いていた!
この写真を撮っていたおかげで、ドアが閉まるスレスレに車外へ脱出した懲りない私。
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