色白でぽちゃっとした若い女子は
赤ちゃんのようで、とても可愛い。
見た目は可愛いけれど、
健康面から見るとあまりよろしくないのだ。
かれこれ2年ほど前に、話はさかのぼる。
友人のお嬢さん(当時高校1年生)
は食べる量はそれほど多くないのに、
少し太りすぎの傾向にあること。
ひどい冷え性で、
かなりの寒がりだということを相談された。
会ったことのないお子さんなのだけど、体質の確認のため
「色白のマシュマロマンみたいな体型ではないか?」
と聞くと
「どうして会ったことのない子の体型がわかるのーーー?」
とまるで、謎の占い師に会ったようなリアクションがきた。
ついでに
「アイスクリーム星人と南国のフルーツ星人ではないか?」
と聞くと、その通りだった。
「アイスクリームもフルーツも毎日食べたがる。
えーーー!いちばん好きなのはパイナップル!‼︎」
太めと冷え性の大体の原因がわかった。
アイスクリームを体を温めるために食べる人はいないだろう。
でも毎日のように食べると
色白のマシュマロマン体型になってしまうということは、
ほとんど知られていないはずだ。
また南国のフルーツも、
暑い土地に住む人が体を冷やすために食べるもの。
日本では年中売られているが、
本来なら真夏の食べものなのだ。
真夏でもエアコンの効いた部屋で、
冷蔵庫で冷やしたものを食べると、
冷却液と化した冷たい血液が、
血管を通して全身を駆け巡る。
またアイスクリームには南国のフルーツを超える、
体を冷やす成分である白砂糖が大量に入っている。
しかも冷凍してあるので、
冷却液の温度低下は半端なものではない。
この「強い冷え」がマシュマロマンになってしまう犯人だ。
冷えるとリンパの流れも悪くなり、代謝が滞る。
水分代謝も悪くなって、
たくさん食べているわけでもないのに、
太りやすくなってしまう。
いわゆる水太り体型が、マシュマロマンの正体だ。
冷えて代謝が悪いので、太りやすく痩せにくい。
ここでどうするかなのだけど、
いきなり両方とも取り上げてしまうと、
隠れて食べてしまったり、
別の体を冷やすものを探して食べる「代償行為」が起こる。
それはよろしくないので、薬と同じよう一気にやめるのではなく、
徐々に減らすことを勧めている。
フルーツは国産の季節のフルーツで代用してもらい、
甘みが足りないようならドライフルーツや、
コンポートなどの煮た状態で摂ること。
アイスクリームは週に2回まで。
そのときはアメリカンなバケツサイズでも構わないし、
小型のものならいくつでも食べていい。
水・土など間隔を空けて食べてもいいし、
土日2日連続でもいい。
とにかくその日は気のすむまで食べて、
それ以外の日は食べないこととする。
アイスクリームなどの嗜好品は、
食事とは違って習慣化されやすい。
量も少ししか摂らないので「特に問題ない」となりやすい。
それを週に2回はいくらでも食べていいと、
習慣ではなくスペシャルなものにすることで、
ストレスが溜まりにくい。
またドカンといきなり大量に体に入ってきたとしても、
体は消化吸収ができず、お腹が壊れるなどの排泄へ向かう。
これが少しの量だと吸収してしまうので、
少量でも毎日食べるものというのは、
気をつけなければならない。
積み重ねることは良いものも、悪いものも身につきやすいのだ。
だから悪いものは習慣にならないよう、
たまのスペシャルでありがたいものにすれば、
それほど害にはならない。
これよりもっと短期間で、
効果的な冷え取り対策も伝えたが、それは明日書くことにする。
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