抜群の晴天に恵まれた朝、海が見たくなりました
4月下旬でしたがその日の仙台はこの旅行初の、まばゆいばかりの快晴で半袖Tシャツで大丈夫な気温です。
目覚めて窓の外を眺めると「海が見たいな」と思いました。
昨夜の友人と(子供達はお家でお留守番)2人でランチを食べる約束をしていたので「松島へ行ってもいいかな?」と聞いてみました。
友人もここ何年も行ってなかったそうで「いいね!」と同意してくれました。
仙台駅から電車でたったの40分で、松島に到着です。
生ガキが食べられるのは3月いっぱいです!ご注意を⚠️
ランチに入るお店を探します。

焼きイカ、焼き貝、海産物の焼けるいい香りが漂っています
松島といえばカキ!
焼きガキより生ガキが好きな私は、殻付きの生ガキを食べられるお店があれば入りたいと思っていました。
「生ガキあります」という紙を貼っているお店は何軒かあるのですが、店外に出されているメニューには載っていません。
「お店に入って頼めば出してくれるのかな?」と話していたのですが、よくわかりません。
お店で呼び込みをしていた方に「生ガキは食べられますか?」と聞いてみると「生ガキは3月いっぱいで終わったんです。今はどこも置いていないと思う」ということでした。
お店の人によると生ガキを置いている期間は、11月から3月までとのこと。
10年以上前に初めて彼女に松島へ連れてきてもらったとき、偶然立ち寄ったあるお店で食べた、生の岩ガキは本当にショッキングなものでした。
そのとき新鮮なカキの身は白ではなく、透明なのだと知りました。
それまでは白い生ガキしか食べたことがなく、白い生ガキと違って磯臭くないことに驚きました。
当時小学生だった彼女の子供ですら「うまい!」と、大きな岩ガキをペロッと食べれるほど新鮮でした。
初めて透き通った牡蠣を食べさせてくれたお店が残っていました
東日本大震災で松島にも津波の影響があったことを知ってから、とても気になったのがこの透明な牡蠣を食べたお店でした。
「あの店残っているかな?大丈夫かな?」と言いながら探していると、ありました!

ここ、ここ、お久しぶりです
漁師の海鮮丼というお店です。
あー、店主さんもご無事で働いている!
店主さんは私たちのことなど覚えてはいませんが、私たちはかな〜り感激しました。
肝心の牡蠣はカキフライしかなく、広島産の牡蠣でした。
他のテーブルへ運ばれるカキフライやエビフライが、あまりにも大きくて美味しそうなので気持ちがグラグラと揺らぎます。
でもここではグッとこらえて、宮城県産が食べたいので地元で獲れたお魚満載の海鮮丼を選びました。

どーん、と海鮮丼
お魚が全部新鮮で前の晩あんなにたくさん食べても、美味しいものはサクサクと入って行きます。
仙台名物笹かまぼこも2種類(青のり味とチーズ味)が付いていて、良心的です。
しっかりと固いもめん豆腐の冷奴も、この日の暑さにはありがたい。
お腹いっぱいでお店を後にして近くの円通院というお寺を歩きながら、震災時の松島の話を友人が教えてくれました。
松島は近くにいくつもの小島があってそれらが堤防の役割を果たしたおかげで、町ごと津波に流されることは免れたのだそう。
そのおかげで元気を取り戻した町にくることできたのかと思うと、胸が熱くなりました。
今回は再会の多い旅でした
盛岡の街といい仙台の街や友人といい、今回はかなり長い時間を経ての再会でした。
彼女は同い年の友人で、出会ったのは23歳のとき。
ちょうど四半世紀のおつきあいで喧嘩もしたし、励ましあったり、泣いたり笑ったりしながらお互い少しずつ大人になりました。
彼女の子供たちは、生まれてからずっと今でも私に喜びやパワーをくれる。
「まだまだ先は長いけど生きていて、元気で笑っているだけでこうしてまた会える。だから焦ったりなんてしなくてもいいんだ」と思いながら歩きました。

お濃茶ソフト
ジリジリと炎天下になり、ソフトクリーム屋さんを発見!
かなり苦味の効いた甘さ控えめのお濃茶の味が、これから帰る私にビシッと気合を入れてくれます。
仙台駅へ戻り新幹線の改札まで見送りにきてくれた彼女の目を、私は見ることができません。
「また会おうね、本当にありがとう」といいながらお別れです。
なんでしょう、ちょっとセンチメンタルになり自動改札機にぶつかってしまいました💦アイタタタ。
盛岡から2泊3日とは思えないほど、お天気も人も食も桜にも恵まれた旅でした。
久しぶりの旅ということも更に旅の喜びを倍増するスパイスとなり、なにもかもが嬉しく新鮮でした。
感謝です。

帰宅後の夕飯
帰宅後はすっかり広がってしまった胃を縮小するため、茹でアスパラのみ!
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