できない理由ばかりを、思い浮かべてしまうのは?

・自分を傷つける親や、義親から逃れたい。

・パワハラの上司から、逃れて転職をしたい。

・孤独から脱却するために恋愛がしたいけど、異性に対して恐怖心がある。

などなど自分の心に持つさまざまな葛藤が限界に達するころには、新たな決断を迫られることがあります。

ここで誰もが思い悩むのは「こんな大胆な決断をしていいのだろうか?」という部分ではないでしょうか。

いい、悪いで考えると「世間的なモラル」が介入してきます。

・自分を傷つける親や、義親から逃れたら世間は自分へなんと言うだろうか?

・パワハラなんてどこにでもあるのに、自分は忍耐強くない人間だというレッテルを貼られはしないだろうか?

・恋愛をしたいけど、また異性へ恐怖を感じたらどうしようか?

という風にできない理由を次々と考えてしまうのは、デメリットばかりを追っているから。

デメリットは人格に関わるものですから、恐怖を感じるのは当然のことです

世間的なモラルに縛られたくないという思いから、決断したいことを思い浮かべる。

けれどもデメリットばかり見てしまうから、自分の決断に自信が持てず動けない。

そんな負のスパイラルに陥る自分を、情けなく思う。

情けない自分へ怒りが湧いて、情緒が不安定になる。

などできない理由を数え始めると、負のスパイラルへまっしぐらです。

ただデメリットを追うということはとても大切で、それを追わずに決断しては大変な事態になる場合もあるのです。

だからデメリットを追うこと自体は、慎重で健康的な発想なのです。

デメリットを追ってしまう、もう1つの理由

またデメリットを追って、負のスパイラルへまっしぐらとなるもう1つの理由があります。

デメリットを追う人の特徴として、他者への「条件付け」が出てきます。

・世間から批判されなければ、親から離れてもいい。

・パワハラをやめてくれれば、ここで働き続けることができる。

・恐怖心を感じない相手と、恋愛することができれば。

という風に自分ではなく、周囲を変えることを考え始めるのです。

けれども同時に頭の片隅には「それはできないこと」だということも、ちゃんとわかっているので挑戦する気持ちが薄れます。

これが自分と相手をがんじがらめにしてしまい、自分軸と他人軸が入り混じってしまう大元だと考えることができます。

メリットとデメリットを並行して考える

負のスパイラルに引っ張られないためにはデメリットだけではなく、メリットを考えてみる習慣を付ける大切さがあります。

・親(義親)から離れるメリットとして今後監視や、批判、コントロールを逃れることで伸び伸びと生きることができる。

・パワハラを逃れて転職をするとストレスが軽減して、仕事の能率を上げることができる。

・新たな恋愛をしたら気持ちがとても幸せになって、日々の些細なことが気にならなくなる。

などすべて嫌なこととなる原因になった事象があって、現在へ至るわけです。

そこで嫌なことが起こる前の思考を、再検証してみるといいと思います。

なぜなら親(義親)から離れたくなったのも、パワハラに疲れているのも、過去に恋愛で傷ついたのも、それがない状態があっての進展だったから。

現在抱えている状況があると知っていたなら、その状況へは陥っていないのです。

その悪いことが起こる前の状態へ戻したくて、理想が出てくるということです。

メリットとデメリットと秤にかけて、自分へ選択肢を与えてあげる

メリット:監視の目や、批判、コントロールを逃れて心の疲弊が取れれば、世間の批判は今ほど気にならなくなるのではないだろうか?

デメリット:心の疲弊が取れても世間からの批判は小さなものでも、自分では耐えられないだろう。

メリット:パワハラを逃れて仕事の能率が上がり、転職先の会社からの評価が高くなることで、傷ついた心の尊厳は回復するのではないだろうか?

デメリット:パワハラに負けてしまった方が、世間から負け犬と呼ばれるより楽だ。

メリット:恐怖心を与えた人は特殊な人間だと知ることで、異性へ対する自分の傷が癒えるのではないだろうか?

デメリット:今後同じような恐怖を味わうくらいなら、ずっと1人でいることを選ぼう。

デメリットにより消去法しかないと思うと、視野が狭くなる

すべて私が空想したメリットとデメリットの例ではありますが、デメリットだけを追うことは視野を狭くするという新たなデメリットが発生します。

そうして新たなデメリットによる、新たな問題が発生すると手に負えない状況になることもあるのです。

けれども自分へ選択肢を与えて「どちらを取ってもいい」ということになると、心にわずかながらも余裕が生まれます。

またどちらを選択しても誰に言われた選択でもないので、自発的に動くことになります。

すると自分自信で導いたメリット、デメリットによる結論はどうあろうと、他者から指示されたものより受け止めやすいのです。

1度今抱えている悩みを紙にメリット、デメリットを分けて書き出してみてください。

なにかいい脱却する道が、見えてくるかもしれません。


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