自分の正確な心の声を知るのは難しい

自分の本音って本当はどこにあるのか?

人間には思い込みというものがあるので、本音を引き出すのは簡単なようで難しいです。

量子力学の勉強をしていると、心理学と対極な部分が出てきます。

対極といっても最終的には同じことなのですが、ざっくりと違いを書いておきます。

心理学では「自分の感情を殺さない」ということに重きを置かれています。

感情を殺さず喜怒哀楽を自身で正確に把握することは、とても大切なことです。

一方で量子力学では「自分の感情はすべて量子となり、自分へ返ってくる」と言われています。

現在は量子力学と脳科学の勉強をしているところなので、体へ覚えこませるために理論を実践中です。

すると理論的には「自分が怒っていると、怒った人が引き寄せられてくる」となります。

経験として誰にでもあると思いますが、怒りを抱えている人と会えばこちらも投影を起こすから。

だけれども怒ってはいけないとは、言われていないのです。

怒りを持続させないようできるだけ早く、怒りや悲しみの解消を促す実践法を学んでいるのです。

これは心理学とも共通しています。

理屈と感情は別のもの

私はかなりハッキリと思いを伝えますし、感情が表情にも出やすい方だと自負しています。

ただここのところなんだか氣持ち的に、違和感を感じていました。

「なぜ本音を出しているのに、こんなにスッキリしないのか?」と思うことが相手を変えて重なりました。

当然です本音を出していなかったから、スッキリしていないだけなのです。

そうして頭で考える理屈と、感情はまったく別のものだということに愕然としました。

「相手はこういう考え方だから、こんな伝え方しかできないのだろう」。

「こんなことが起こるのは初めてではないのに、再び同じことが起きたのは自分に非がある」。

など納得してもいないことに理屈をつけて、何人かの人に対する怒りを鎮めようとしていたのです。

理屈は理屈ですし、間違っているわけではないのですが、感情はまったくの別ものです。

たとえば「これは体にいいよ」と食べ物を勧められたとします。

理屈では体にいい食べ物だとわかっていても、自分が好きか嫌いかは感情が判断します。

それなのに「体にいい」と理詰めで自分を説得しているようなものですから、違和感は出るはずです。

あらゆる感情を自分と相手へ投げかけてみた

心のモヤモヤはパワーをひどく消耗します。

疲れるので、この消耗を防ぐことが最初の課題でした。

まず自分の心のモヤモヤがどのような状態になれば、スッキリするのかを問いかけます。

自分を褒める、慰める、けなす、罵倒するなど、ありとあらゆる言葉を自分へ投げかけたのです。

また行動面でも食事を少なくしたり、お酒を飲まない、よく歩き、お風呂にゆっくり浸かって早く寝る。

けれども私のモヤモヤは、消え去りませんでした。

そこで違和感を感じた場面を、思い返してみます。

相手あってのことですし違和感を感じたということは、相手へ違うアプローチをしているわけです。

そこで自分へ投げかけたと同様、相手へさまざまな言葉を投げかけるシミュレーションをしてみました。

たった1つだけがヒットします。

それはひどく醜い感情でした。

怒り、悲しみ、恐れ、すべて存在していました

「どうして自分を守ってくれなかったんだ!」という言葉が出てきました。

その一言にすべての感情が集約されています。

守ってもらえない怒り、悲しみ、恐怖、それらの感情が私からパワーを奪っていたのです。

守ってもらえていないと感じたのは、自分が反撃することを避けていたということです。

相手にもよりますが幼児性の強い人は、反撃をしないことをわかっている相手へ強く出る特徴があります。

私が今回モヤモヤを募らせた人たちは、加減を知らない幼児性の強い相手ばかりだったのです。

怒りの強さを知っているからこそ、怒ることを避ける

怒りの感情は抑え込むと、自分を毒するものです。

だけれども自分がハッキリと言葉を口にする性分なだけに、他者を傷つけることもあります。

ハッキリ伝えるということは、的を得た攻撃性を持ちます。

もしコミュニケーションが激化して、相手の急所を狙ってしまえば倒してしまう恐れがあります。

でも私は相手を倒すことが目的ではなく、わかり合うことが目的です。

だから相手が誰であれ、わかり合えないのなら、自分がその場を離れる選択をすることにしています。

相手への対応は合っている、でも自分への対応は間違っていた

ではどうするか?ですよね。

わかり合えない相手たちへ反撃をしても無意味に争うどころか、さらに自分の消耗を深めます。

でも自分の感情は「反撃」を望んでいます。

反撃がお留守になっていたのです。

そこでどんな反撃をしたいのか、空想してみます。

すると驚異的で、確実に負けない反撃方法が見つかりました。

いけません、いけません。

これを相手へ出してしまえば、一網打尽にしてしまうというほどのパワフルなものでした。

そうして私のモヤモヤは晴れました。

「ふっふーん、備えあれば憂いなしだよ」と。

「こっちが反撃をしないからってまだ攻撃してきたら、私はこの手を使うからね」と憑き物が落ちた状態となりました。

量子力学と心理学的な側面から考えると

量子力学的には相手を一網打尽にすれば私も同じく、返り討ちに遭います。

心理学的にも相手を一網打尽にするということは、制覇という名の支配につながります。

支配は次なる支配を呼ぶので、御法度とされています。

だけれども丸腰では、自分を不安や恐怖へ陥れます。

それでは不安や恐怖を抱えた幼児性の強い人たちが、集まってくるということになるのです。

考えついた反撃法を、行使をするかしないかは私の自由です。

でも反撃法を考えついたことで、不安や恐怖が消え去りました。

私の氣持ちがスッキリしたことで、スッキリした人たちが今後は集まってくることになります。

さぁ皆さんも残り少ないゴールデンウイーク中に、モヤモヤを晴らして心新たに新録の季節を過ごしませんか?


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