寒暖の差が激しい今の時期、鼻がグスグスしている人やクシャミが、あちこちから聞こえてきます。
鼻がグズグズしているときは、鼻粘膜がただれて傷が付いています。
ウイルスや細菌が侵入しやすい体の環境です!
空気感染は粘膜から感染する
人間の体で粘膜が直接外気に触れてしまう可能性があるのは、目と鼻と口です。
口と鼻はマスクで覆うことができますが、目はゴーグルのような物で覆わなければメガネでも難しいですね。
粘膜自体を強くすることができれば、マスクをしていなくてもゴーグルをかけていなくても、ウイルスに感染する率は低くなります。
また粘膜が弱っているときは、自己免疫力が低下しているときです。
粘膜を強化することは体全体の健康維持に、欠かせないことなのです。
季節のネバネバ(ムチン)が粘膜にいい理由
納豆やオクラなどネバネバした成分ムチンが、粘膜にいいと聞いたことのある方は多いと思います。
人間の粘膜を覆っている成分もムチンなのです。
ですからムチンを食品で摂取することで、粘膜がさらに強化されるというわけです。
そうして納豆やオクラもいいのですが、どちらも今の季節の旬のものではありません。
季節の旬の食べ物の中には、その時期に体が必要とする栄養分が豊富に含まれています。
価格も安くなることですし、できれば旬の食べ物で栄養を摂取したいものです。
今の季節ムチンを多く含むもの
今の季節ムチンを多く含む食品は、里芋とレンコンです。
新里芋はタワシでこするだけで、皮がスルッとむけるほどみずみずしいです。
ねっとりとしていて、イカなどと一緒に煮込むと止まらない美味しさです。
一度にたっぷり作ってなんども食卓に上がると飽きてしまうので、少量を毎日摂取するいちばん簡単なものがお味噌汁。

里芋のお味噌汁
薬味に秋みょうが
ここ最近お味噌汁に、里芋を入れることが多いです。
里芋のほのかな甘みとねっとり感、秋ミョウガのピリッとした辛さとサクサク感の組み合わせが、とても気に入っています。
お味噌の熟成した塩分はただれた粘膜を引き締めてくれる作用もあるので、相乗効果も狙うことができます!
またこれからどんどんおいしくなるレンコンは、できればしょっちゅう食べたい食材です。
レンコンは呼吸器系や、肺の疾患にいい食べ物とされています。
喘息や気管支炎、肺が弱い人などに頻繁に食べていただきたいです。
東洋医学では野菜の形と臓器の形が似ているものが、臓器にいいとされています。
レンコンは肺の形に似ているので肺にいいとされていて、私はそういった考え方も信じて楽しんでいます。
レンコンにはムチンも含まれていますが、傷ついた細胞を修復してくれるビタミンCが多く含まれているのです。
またそれほど主張する味ではないので、揚げてよし、煮てよし、蒸してよし、炒めてよしと失敗せず簡単に調理できるのもありがたいです。

レンコンのキンピラ
青さ海苔をかけて
薄く輪切りにしたレンコンをサラダ油とごま油半々で炒めて、仕上げにお醤油を回しかけて水気がなくなるまで火を通すだけ。
仕上げに白すりゴマと青さ海苔を振りかけて。(青海苔は青さ海苔を粉末にしたもので、これは粉末にする前のものを短くチギりました)
簡単ですが、ご飯にもお酒にもピッタリです。
サクサクとした歯ごたえと、レンコンと焦げたお醤油のいい香りで止まりません。
レンコンのでんぷん質の風味がジャガイモにも少し似ているので、青さ海苔が加わることで「海苔しお風味」のようになります。
レンコンと里芋を食べると、体がポカポカして胃腸がとても気持ちいいです。
どうぞお試しください。
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