二人羽織の背後役は勘のいい子供にしか務まらない
幼児性が強すぎるゆえ、依存的な親の頭には自分のことしか考える余裕がない。
たとえそれは自分の子供が病気になっても、自分を良く見せるチャンスとしてしか捉えられない。
そういったことを昨日の投稿で書きました。
昨日の投稿はこちらから →自分を見てもらうことにしか、関心を持てない依存的な親
そうして子供の心を支配しコントロールすることで、子供へ二人羽織の背後役をさせることになるのです。
背後役は勘のいい子供でなければ、うまく務めることができません。
そこでいちばん共感力の強い子供が選ばれるわけです。
子供の幼少時に最も効率的なマインドコントロール法は「癇癪」と「浪花節」
子供はいつの間にか二人羽織の背後役が、親からのマインドコントロールで当たり前になっています。
どのようにマインドコントロールをするかというと「癇癪」を利用することがいちばん多いです。
その次に多く使われる手が「浪花節」。
自分を悲劇のヒーロー、ヒロインに仕立てあげて、幼少時から子供の心を支配してきました。
大抵子供ならこのどちらかを利用することで、コントロールをすることができます。
親も人間ですから子供の前で癇癪を起こすことや、浪花節調の愚痴を口にしてしまうことは誰にでもあるでしょう。
ただ健全な親との違いは癇癪を起こすきっかけや、頻度があまりにも多すぎること。
それと浪花節で子供を無料の相談相手として使い、自分の悩みそのものを幼いうちから子供へ背負わせることです。
短絡的で自分本位な二人羽織は、自分の能力の成長を止める
自分のことしか頭にないという状況は、自分を大切にしていることとはまったくの逆です。
他者を動かしてまで取る自分本位な言動は、自力で試行錯誤をする能力を奪っていきます。
依存対象の子供へ金銭的な支配をしている場合は、金銭が失くなれば支配ができなくなる。
恐怖で支配をしている場合、子供の恐怖心を取り除いたら支配ができなくなる。
子供が40代50代になってもまず「支配ありき」で依存を続けているわけですが、そのカラクリに気がつかれたら通用しなくなります。
今はまだ自分本位が通用していても最終的に「癇癪や浪花節でしか他者を動かせない廃人」というルートを辿ることになります。
だから依存対象となっている人にはどのような形で、またどのような親の思考の元、自分がコントロールされているのかを知る必要があります。
そうして「支配をしたくても、させてもらえない自分」を作り出すことで、親からの依存は回避できるのです。
これが「いじめられない自分」ということです。
依存的な親は自分のことしか考えないから、あなたの本音を知ろうとする余裕はない
とにかく依存的な親は自分の欲求を、子供から得ようとすることしか頭にありません。
偉そうに見えても「誰かを支配したい」という発想ではなく「支配しないと誰も動かせない」ことを知っているのです。
「(なにもできない自分は)誰かになんとかしてもらわなければ困る」という危機感をいつも潜在的に抱え込んということ。
二人羽織のあなたが背後から食べ物を目に入れようとすると、依存親は非常に困るわけです。
ところがお願いする力がないので「目にお蕎麦を入れないで」というセリフは言えない。
そうして「自分の目の中に蕎麦を突っ込んだら、どうなるかわかっているだろうな!」と癇癪で脅しをかけるしかない。
背後の役目がきちんと口に入れてくれなければ、自分は蕎麦を食べられないと心から信じ切っているのです。
つまり背後のあなたがいかにしてお蕎麦のある場所を手探りでつかみ、それを細心の注意を払って口に運んでくれているのか?
そんな相手の気持ちなど考える余裕もないほど、自分に自信が持てずにきている人たちなのです。
お金があっても社会的な地位があっても、お蕎麦ひとつ自分で食べることができない依存的な親ほど、無力な人種はいません。
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