イベントだけではない、道中まで楽しい豚の丸焼き号

豚の丸焼きイベントは、イベント中だけではなく道中も楽しいのです。

朝の8:30に出発をして12:00に到着するまでの3時間半。

現地を15:00に出発して集合場所へ戻るまでの4時間。

合計7時間半もお祭りは続くのです。

今年の豚の丸焼き2017年の投稿はこちらから → 豚の丸焼き2017年は、肉汁がナイアガラの滝のようにあふれだした!

去年の豚の丸焼きの道中の投稿はこちらから → 豚の丸焼き、道中こぼれ話

玄米サラダの「機内食風」バス内弁当を今年も作りましたよ〜

ウエルネス&ビューティーライター ユウコさんとの車内宴会は、バスに乗って乾杯をすると始まります。

行きの宴会では豚の丸焼きへ行く楽しみが倍増し、帰りの車内では夢のような楽しさから現実へ切り替える大切な時間。

なーんて、ぜんぶお酒を飲む口実なんですけどね、へへ。

玄米サラダ弁当

玄米サラダ弁当

お弁当を作るにあたって、意識していること。

それは「機内食風」に仕上げること。

バスの中はスペースが限られているのと揺れるので、1つの容器にすべて入っていた方が食べやすい。

あとおつまみとして、食事として兼ねるよう作っています。

3回目の参加になるのですが、過去2回のバス内弁当はパンだったので今回はお米にしました。

  • 玄米サラダ、スモークサーモン乗せ
  • 切り干し大根のトマト風味
  • ズッキーニのスパイス炒め
  • ゆで卵のトリュフ塩かけ

まだ5月だというのに、東京は気温の高い夏日が続いていました。

そこで白米より傷みにくい玄米を使うことに。

サラダのドレッシングのお酢には防腐作用もあります。

サラダ仕立てにして前夜に作って冷蔵庫に入れておけば、翌朝冷蔵庫から取り出すだけでいい。

豚の丸焼き号に乗るころには、暑い日もほんのり冷たい温度で食べられます。

お野菜を細かく刻んで玄米に混ぜ込むので、玄米の量は見た目よりずっと少ないので胃にもたれにくい。

そんな利点がこのお弁当にはあります。

最後に材料と作り方も書いておきますので、気になる人はご覧ください。

ただし野菜、調味料の分量は計っていないので、お好きなように!

アカシアの花の天ぷらが美味しいんですって!

豚の丸焼き号の車内での話に戻ります。

帰りには道の駅川場へ、寄ってくれます。

「今の時期、どんなものが旬なのでしょう?」と行きがけに主催者の石崎公子さんへ聞いてみました。

すると「アカシアの花の天ぷらが、甘くておいしいの」と教えてくれました。

「アカシアの花?どんな花?食べておいしい花?天ぷら?甘い天ぷら?食べてみたいー!」。

珍しもの好きな私としては、聞き逃すことのできないレア情報を入手しました。

途中アカシアの花の咲く木が群生している場所も、バスで通過してくれて白い藤のような花だということはわかりました。

あったー!アカシアの花

白い藤のようなニセアカシアの花

白い藤のようなニセアカシアの花

いつも通り道の駅川場田園プラザへ寄ってくれて、新鮮野菜を見て回っているとありました!

「こ、これが公子さんの言っていた、天ぷらにすると甘くておいしいアカシアの花?」。

パックからはジャスミンの花のような、高貴な香りがします。

迷わず購入してみることにしました。

公子さんはアカシアと言っていましたが、ニセアカシアとは違うものなのだろうか?

こんなにいい香りがするのは、ひょっとして観賞用ではないかと思って調べます。

アカシアとはニセアカシアの事です。
又、アカシア蜜として採蜜された蜂蜜もニセアカシアの蜜なのです。
では何故これがニセ(偽)となったかといいますと最初に日本に持ち込まれた時の誤解でアカシアとされたものが後に本来のアカシアというものが解かったので乱暴にも間違っていた最初の物にニセ(偽)とつけてしまったわけです。
では、アカシアとは何かと申しますとフサアカシアやギンヨウアカシアなどのネムノキの様な葉をもつもので一般的にミモザあるいはミモザアカシアともいわれます。

YAHOO JAPAN知恵袋「ニセアカシアとアカシアの違いはなんですか?」より

これによると、どうやら同じもののようです。

またアカシアの花の開花期間は1年でたったの2週間しかないのだそうです。

それで国産のアカシアのハチミツは、滅多に出回らないのだということでした。

この情報は豚の丸焼き号を降りて帰路に着くときに、同じ方面だった方が教えてくれました。

アカシアの花の酢の物

アカシアの花の酢の物

私は1年のなかの2週間しかお目にかかれない、希少な旬食材をゲットできた幸せ者です。

そんな貴重な食材を、天ぷら以外でも食べることはできるのかと再び調べます。

すると「酢の物」がでてきました。

帰宅した翌日は自宅でアカシア祭りが催されます!

アカシア祭りだよー! わっしょい!

アカシア祭りだよー!
わっしょい!

洗ってサッとゆでると、白かった花がほんのりグリーンに変わります。

口の中に入れてから竹串のように茎をすーっと引っ張ると、口の中はアカシアの花でいっぱいです。

ほのかに香りも残っているし、サクサクした食感。

また甘みも確かに感じます。

アカシアの花の天ぷら

アカシアの花の天ぷら

お次は公子さんがうっとりと「甘くておいしの」と語ってくれた天ぷらです。

お塩をパラパラ振りかけて、噛み始めると甘いバニラのような香りが鼻から抜けます。

次に酢の物より強い甘さが、お菓子のように口中に広がるのです。

「な、なんなんだ!なにかと味が似ている……けど、なんだかわからない」

もうひと口食べてみて「あー!ホットケーキの味に似ている!」と思いました。

考えてみればそうですよね。

ハチミツの原料のアカシアと、天ぷらの衣の小麦粉と油、塩(ホットケーキのときは有塩バター)ですもん。

しかもハチミツよりずっと控えめな甘さで、お酒にもよく合う。

公子さんのあの表情が、とってもよく理解できます。

豚の丸焼きは、豚の丸焼きだけでは終わらない。

行きも帰りも家に帰ってからも、未知との遭遇イベントなのです。

玄米サラダ

  • 炊きたて玄米
  • ピーマン
  • きゅうり
  • にんじん
  • たまねぎ
  • ミョウガ
  • スライスではないフレーク状になっているピザ用チーズ(なくても可)
  • スライスされたグリーン・オリーブ(なくても可)
  • ジェノバペースト(なくても可)
  • 天然塩
  • こしょう
  • オリーブオイル
  • お酢

野菜を細かく刻んでボールへ移し、軽く塩を振っておく。

炊き上がった玄米を熱いうちに、野菜の入ったボールへ移し混ぜ合わせる。

お酢、オリーブオイル、ジェノバ・ペーストとチーズ、オリーブのスライスをお好みの量入れて、練らないようにフンワリと底から切るように混ぜる。

調味料はあらかじめ混ぜ合わせておいてもいいし、市販のドレッシングでも大丈夫です。

完全に冷めてからお弁当箱へ移し、スモークサーモンを乗せれば完成です!

野菜は冷蔵庫に入っている、サラダの材料ならなんでもO.Kです。

もしトマトを入れる場合は、水気が多いので種を取り除いてください。

戻さずに作れる切り干し大根のトマト風味

  • 切り干し大根
  • 天然塩
  • トマトピューレ(ケチャップも可)
  • カイエンヌペッパー(なくても可)

鍋に切り干し大根がヒタヒタに浸かるくらいのお湯を沸かして、塩をひとつまみ入れる。

お湯を沸かす間に、切り干し大根をザルで洗って水を切っておく。

お湯が沸いたら、洗っただけの切り干し大根を入れる。

中弱火くらいで、切り干し大根が好きな硬さになるまでゆでる。(少しだけ歯ごたえが残る方が、おいしいと思います)

好きな硬さになったら、トマトピューレかケチャップを入れる。

水気がなくなるまで、焦がさないよう煮詰める。

火を止めて辛味が好きなら、カイエンヌペッパーを振りかけて完成です!

ズッキーニのスパイス炒め