薬の副作用は起こりませんでした
投薬による副作用が出るとしたら24時間以内だと言われましたが、杞憂に終わり落ち着きを取り戻しました。
容体も最初の1週間こそ血圧が不安定で、入院翌日から始まったリハビリの最中に急上昇し、降圧剤を使うと今度は低すぎて動けなくなったりもしましたが徐々に安定感が出始めました。

お嫁さんからプレゼントされたソックスを、入院先で喜んで履く母
リハビリのスケジュールは1日3回ほど組まれていて、結構忙しい入院生活だったようです。
3日で集中治療室から一般病棟へ移り、2週間で退院することができました。
退院時に担当医師から受けた説明では、脳梗塞が起きたのは「加齢による動脈硬化による高血圧」が原因だったと言われました。
退院して今もなお1日1回の降圧剤を服用しながら、朝晩自宅で血圧を測り記録しています。
家族の中で誰よりも気が強く、ジッとしているのが苦手な母には「負けるわ、私たちが母より長生きすることはないよね」と兄妹間で話していたほどでした。
それに脳梗塞だと診断された際「私、重病人じゃないの!」と一番驚いていたのは他ならぬ母です。
また救急搬送の翌日再度受けたMRIの脳の画像では、初日に写っていた右脳の影がさらに色濃く写っていました。
搬送された際にはまだできかけだったので薄い色に写り、最終的に脳梗塞が「完成」して色濃くなったのだという説明でした。
血液をサラサラにする強い薬を使わなければ、もっと大きな脳梗塞になっていた恐れがあります。
なぜ高血圧になってしまうの?
高血圧が脳梗塞の引き金になったのですがこれは血管が老化して固くなり、血液を巡らせるポンプとしての役割が、うまく働かなくなったということです。
ポンプが働いてくれないので、体は全身へ血を巡らせるため圧を上げてまで、血を巡らせようとするのが高血圧です。
血管年齢の衰えが動脈硬化なので、20歳でも100歳でも血管が老化すれば誰でも脳梗塞になる可能性はある。
入院先の病院に運ばれた最年少の患者さんが、20歳だったそうです。
逆を言えば血管年齢が若ければ、いくつでも脳梗塞は起こらないということですよね?
西洋医学では血圧が高ければ薬で下げるしかありませんし、母ほどの症状になれば薬に頼る他ありません。
東洋医学で考えてみました
血管を支配しているのは「腎」です。
腎機能が元気なら、血管は元気で若々しいのです。
「不安が腎を破る」と言われており不安を感じると腎機能が落ちることと、腎機能が落ちている時は不安感が強くなるということ。
不安感はできるだけ排除した方が、腎機能のためにいいようです。
これは心理的な要因ですが、外的な要因として「冷え」が挙げられます。
母は平熱が35度代なのですが、フルーツ(特に柑橘系)が大好きです。
箱買いをしている甘夏などでも一気に3つペロリと食べたりしていましたから、あっという間になくなります。
フルーツで糖質を摂るので、食事はおかずだけを欲して炭水化物はなくてもいい人です。
またフルーツで喉を潤すのであまり水分を欲しがらず、飲むとしてもお水を好まずお茶を飲んでいました。
フルーツやお茶(特に緑茶)はカリウムが多く陰性(体を冷やす)の作用が強いので、体を冷やして利水を促します。
摂取したお茶やフルーツの水分より、利水する量が多くなると血液中の水分が少なくなりサラサラの血液ではなくなります。
大量にフルーツを食べてもアスリート並みに運動をすれば、体の冷えは取れるのですが運動は特にしていませんでした。
お水の摂取は大切ですね。
起きてしまったことは、仕方がありません
それでもずっと元気だったので「強い人だね」と兄妹で感心していたのです。
ですが今回の脳梗塞の発症は「これまではそれで元気でいられたけど、これからはそうはいかないよ」という知らせだったのかもしれません。
起こってしまったことはもう取り返せないし、再発を防ぐために今後どうするか?を考えればいいだけです。
入院翌日からリハビリをたくさんしたことで「病人だから寝ていていい」ということではないことも、母自身理解しています。
私こそ「この年齢で重病人なのに、そんなに運動が必要なのだ」と見せてもらった気がしています。
できるのなら降圧剤からは、離脱して欲しい
退院後まだ最低でも週3日のペースで、買い物や食事作りの手伝いと通院に付き添ったりしています。
今は薬の力に頼らざるを得ないですが、願わくば少しずつでも降圧剤からは早く離れられるといいと願っています。
日々の運動を習慣づけて少しでも血管が回復すれば、高血圧も少しずつよくなっていくのではと期待しています。
また血管年齢が若返らないまでも、5年後に今と同じ年齢を維持できれば楽だと思います。
体(腎)を冷やさなければ不安も起こりにくく、血管も元気なのでは?
私の平熱は36.8度〜37.1度と高めで、基礎免疫力を上げるのに理想的な体温だと言われています。
これはおそらく食事で、冷やさない工夫をしているためだと思われます。
けれども水分が足らなかったり運動をして酸素が入ってこないことには、体温が高くても血液は粘り血管年齢は老化してしまいます。
血管年齢を上げるのに理想的なのは、ハードなスポーツではなく有酸素運動です。
それも積み重ねなのでいつもより5分遠くへ毎日歩くなどでも、年間にすれば1825分(約30時間)の運動量の差が出ます。
10年で300時間(12日半)の差だと考えると、1日5分ならできるし続けられると思いませんか?
雨で歩きたくなければ、翌日10分歩けばいいと気楽に考えています。
突然母に起きた脳梗塞の症状から始まり救急隊員の神対応、母の投薬の判断、担当医師のありがたい対応、すべてがうまく行き最善の結果がもたらされました。
どれ1つうまく行かなくてもこの結果はなかったかもしれないと思うと、投稿で自分の得た経験だけでも知っていただきたいと思った次第です。
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