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医療関係者から聞いた、無駄の出ない薬剤の管理方法。

定期的に薬剤を発注する際、
在庫切れを起こしそうな薬剤10種をリストアップする。

そのうち最も在庫不足の上位2つだけ、
発注することにしているということだった。

薬剤なので使用期限がある。

10種類全て発注してしまうと、
必ず期限切れを起こして廃棄するものが出てしまう。

それはロスとなってしまうし、
毎回この方法で発注することで、
全体が不足して困ったということはないそうだ。

 

この2割8割の法則をパレートの法則という。

日常生活にもこの法則はとても有効だ。
朝起きてなにをするべきか10個考える。
できればリストアップするのがいいけど、
その時間がない場合は頭の中で考えるだけでもいい。

その中から
「今日中に絶対にやっておかなければならないこと」
という事柄に順位を付けて、上位の2つだけをすればいい。

残りの8つは2位までの事柄をやり遂げた後で、
余裕があれば3位以下の順に手をつけて行く。

その翌日には前日5位だったことが、
1位になっていることもある。

順位は日ごとに入れ変わるはずだし、
よくよく考えれば次の日に繰り越してもいいことを、
無理してやっていたことの気づきになる。

また全力で取り組んだ2つの事柄は、
内容が濃くて達成感が出る。
「忙しかっただけで、なにも身のあることをしていない」
という虚無感を感じなくてすむ。

ブログを始めて以来、
今のところ私の日々のトップ2に必ず入るのは、
「ブログの更新」
となっている。

ただし予期せぬアクシデントや体調不良などが起これば、
この最重要事項の順位だって下がることも念頭に入れている。

毎日ランキングを変更していいメリットとして、
ガチガチに捉われないようにする柔軟性を養ってくれる。

慣れれば自分の「今」やるべきことがすぐに見えてくる。

時間術として一番効率がいいし、
「あれもこれもしなければ」
という焦りの気持ちも抑えてくれる。


パレートの法則は私のような、

数字に弱い人間の貯金をする方法としても使える。

お給料が手取り20万入ったとして、
その月に絶対に払わなければいけない支出を、
大まかに計算してみる。

例えば
家賃6万+食費3万+光熱費1万+交際費1万+通信費5000円+雑費1万円

合計で12万5千円とする。

これは絶対に必要な金額だから、
他のことに使うわけにはいかない。
当然順位としては1位だ。

それに2位の目的「貯金」となる
20万円の2割である4万円を差し引くと、
20万円-12万5千円-4万円=3万5千円

3万5千円がその月3位以下のものに自由に使える金額になる。
これだけあれば洋服やコスメ、医療費、習い事など、
結構使えるのではないだろうか?
毎月4万円を貯金するのは大変かもしれないけれど、
これを1年続ければ4万円×12ヶ月=48万円だ。

1年後には48万円の2割の9万6千円を自由に使っていい。
残りの38万4千円は2年後のお楽しみだ。

2年後には38万4千円+48万円=86万4千円の貯金になる。
するとその年使っていいのは、な〜んと17万2千800円だ。

給与や賞与以外にエキストラ・ボーナスとして、
17万円以上もあるのだ!

何年も先送りになっていた海外旅行にだって行けるし、
小分けして毎月のお小遣いを1万円以上アップさせて、
使うのもいいだろう。
お金を貯められなかった人にとって、
どんぶり勘定でこれだけ貯められるいうのは
大きくないだろうか?


好きなだけお金を使ってしまった後に、
残りを貯めるというのは
無駄遣いにもなりやすくて、
なんに使ったか覚えていないような、
「ロス」として計上されてしまうことが多い。

でも2割さえ押さえておくことができれば、
計算の苦手な私でも楽々貯金ができるし、
毎月確実に貯金が貯まって行くのは楽しみにもなる。

財テクなどは計算が得意な人にしかできないし、
これにはリスクも伴う。

なによりお金がないということは精神衛生上、
人を最も不安にさせることではないだろうか?

不安を軽減さえて心の余裕を作り出すことができる。
パレートの法則を生活のいろんな部分に活用して、
2割に全力を注ぐ達成感を味わいつつ、
残りはお気楽な時間を送ってほしいものだ。


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