「たくましさ」とはなんぞや?
若くしてビジネスで大成功を収め、日々たくましくお金を稼ぎ出している人は大勢います。
異業種交流会へ行けば身に着けている衣服、装飾人、靴、すべて一流で自宅にも高級外車が何台もある人はいます。
バブルがはじけてもう数十年も経つのに、そこで繰り広げられているさまはバブル全盛期そのもの。
お金を稼ぐことは、素晴らしい!
超一流大学を卒業した人もそうでない人も、似たような年収ならば横並びになれるように見えます。
お金に対してコンプレックスを抱きながら育った人にとって、お金を持つということはコンプレックスの払拭ということにもつながります。
たくさんの税金を納めてくださる方々ですので、世のため人のためにもたくましい存在です。
ただ自分から見て一部のお金持ちが魅力的に映らないのはなぜでしょう?(多少の妬みが含まれます。笑)
お金でしか自他の存在価値を計れない人といると、疲れるから
お金はエネルギーそのものです。
いい商品を生み出すにはそれなりのエネルギーが要り、そのエネルギーの代価をいただくことです。
そこには大きなエネルギーの力関係が働きます。
動かす額が大きければ大きいほど、与える側も回収する側も同程度の大きなエネルギーが必要とされます。
ただお金にコンプレックスを抱いている人は、持っている額が相手より少しでも低いと、それはそのまま自分の評価となり「自分は相手より格が下」だと勘違いをしまうのです。
だから自分を大きく見せるために、大金を持つことは必須なのですが、どこまでも上には上がいます。
世界一のお金持ちになってもお金にコンプレックスを抱いている限り、いくら持てば充足するという考えはありません。
それは「お金さえあればバカにされることはない」と考えてコンプレックスを払拭するのが目的で、お金持ちになるという手段を選ぶまではよかったのです。
けれども成功を重ねるうちにお金を稼ぐことが目的にすり替わり、最初の目的だったコンプレックスそのものも消えたかのように思い込み、底なし沼のようにお金を持つことに固執するのです。
自分で解消できないコンプレックスを、お金を持つこと使うことで、他者からより高い評価を得ようとするためにお金を使う。
お金はエネルギーの塊なので、他者への支配力も強力です。
ただし人間は本能的に支配を嫌います。
支配をされることは滅ぼされることですし、支配をした人も滅びるから、一緒にいると疲れるし魅力的には映らないのです。
お金のエネルギーだけで自分をどう見せるかを測るのなら、お金がなくなると同時にその人のエネルギーも底を尽きます。
イザというときに、自分を救えるか?
ピンチが襲った際、お金に対するコンプレックスが解消されている人は、お金以外での自己評価を作り出そうとします。
お金だけでは自分を救えないことがわかっているので、歯を食いしばってもコツコツと自分のあるべき姿を追求します。
「金の切れ目が縁の切れ目」とならないよう他者に認めてもらうことより、自分を軸に考え始めるのです。
たとえたった1人になっても、自分が自分の応援団でいる限り寂しくはありません。
また自分で自分を救うことができれば、他者からの評価に依存する必要もないのです。
もっと言えば他者をお金で支配して自分を滅ぼすくらいなら、自他共を喜ばせるためにお金を使います。
私がたくましさや魅力を感じるのはそういう人たちで、同じお金を使うのなら自分もそうありたいと願っています。
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