ポリシーは大切ですね
人にはさまざまなポリシーに基づく生き方があります。
健康法でもファッションでも、ライフスタイルを多種多様に展開することができます。
どのような生き方を選択するのも自由ですし、10年前と比べても飛躍的に選択肢は増えています。
けれども選択肢が増えるということは、取捨をすることも増えるということです。
取捨がうまくできないとポリシーを抱え込み過ぎて、身動きが取れなくなる可能性も増えていると感じるのです。
今笑っていますか?心と体は快活に働いていますか?
自分のポリシーを貫く場合は心の動きの途中経過や、結果に注目していないと抱え込む量が増える一方です。
食事療法でなにかを取り入れるようになって、最初はとても調子がよくなったけれど、最近効果が感じられないということも起こります。
また効果が感じられないのはまだよくて、体がだるくなったり、思考がイライラするということも起こることがあります。
それは体調が変われば、食べるもの(体の要求)も変化をするのが当たり前だからです。
熱が下がっても解熱剤を飲み続けることはないし、逆に毒になりますよね?
そんな強い薬にも毒にも変わりうる効果が、ポリシーにもあると思うのです。
けれどもポリシーは自分の「核」をなすものですから、なかなか変わらない。
だからこそ強いポリシーを抱える人ほど、自分の心や体をときどき観察してほしいのです。
自分のポリシーを主張するうえで今自分や周囲の近しい人間は、ほがらかに笑っているか?
体は快活に動いているか?
これがいちばんポリシーを見直す、いいバロメーターとなります。
マクロビオティックを実践していたときの体調の変化
30代半ばで始めたマクロビオティックを実践していたときは、家で食べる食事はすべてマクロビオティックに一生するつもりでいました。
最初は体が軽く、胃がスッキリして気分がよかったのです。
消化をしやすい玄米菜食を続けていると、たまの外食が胃に応えるようになってきます。
けれども1年が経過したころから、体が冷えやすく感じたり、風邪をひきやすくなるなどの症状が出始めました。
一生家ではマクロビ食にすると思っていましたが、一旦やめてお肉もお魚も取り入れるようにしました。
すると心が喜び、体の冷えや、腰の重だるさもすぐに消え去るということが起こるのです。
マクロビオティックの動物性を排除した食事をまずいとか、物足りないと思ったことはありません。
しかもそんなにお肉やお魚が食べたいと思っていなかったつもりですが、体の反応は非常に正直でした。
結局「健康」や「陰陽理論」に捕らわれて、お肉やお魚を食べる欲求を「体に負担がかかる」と抑え込んでいたのです。
ただ牛乳と乳製品は継続的に摂取すると、私の体質にはアレルギーを起こしやすくなるということもわかりました。
いったん排除した時期があるから、わかったこと
マクロビオティックが悪いのではない、私の固いポリシーが体に悪さを起こしたと思っています。
今では動物性を取り入れる食事と、マクロビオティックの食事を必要によって使い分けています。
またいったん除去をした期間があったから、自分の体に合う食材が浮き彫りになったのです。
あのまま体の異変を無視してマクロビオティックを続けていたら、深刻な病につながっていたかもしれません。
またこれらの食材も年齢や体調とともに、今後も合う合わないがでてくることと思っています。
ポリシーも同じではないでしょうか?
いったん排除をしてみて、まっさらにするしなやかな流動性を持つ。
そうして自分に合うものだけを増やして、また快適か不快なのかを観察する。
その繰り返しで本当の「核」に基づくポリシーが、流動的に変わるのが最善なのではないでしょうか?
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