子育ては大変だけど、立派な仕事だと思っている。
仕事のなかでも有給もなければ、土日もない。
うまくガス抜きができなければ、どんな仕事だって作業効率が落ちるだろう。
大人だって楽しい時間を過ごさなければ、子育てばかりでは息が詰まってしまう。
たまの息抜きに誰かへ預けて出かけるくらい、大いにやっていただきたい。
ファストフード店で、黙って携帯を延々といじっている母親。
携帯に見入っているお母さんの顔をじっと見つめながら、ポテトをかじる女の子。
一緒にいても娘の姿は、お母さんの視界には入っていない。
女の子はどんな思いで、お母さんを見つめているのだろう?
30分以上その状態が続き、お母さんは無言のまま娘と一緒に出て行った。
どうせ視界に入っていないのなら、一緒にいないも同然だ。
それになにか(誰か?)とつながっていたいから、携帯から目が離せないのだろう。
だったらどんどん出かけて、携帯から目を離す気になるまでリフレッシュをした方がいい。
子供を愛してはいるけれど「ずっと一緒にいるのは苦痛になることがある」とお母さんたちから聞くことは珍しくない。
また男女ともに30歳を過ぎたあたりから、知的好奇心が旺盛になる時期だ。
知的好奇心が満たされて自己実現に向けて動いた人は、結果がどうであれ子供に依存をしにくい傾向にある。
「子供は子供、親は親」と割り切って考えられるのは、自分の世界を持っている人たちだ。
スムーズに子離れして、子供を社会へ返す準備に入れるというメリットがある。
「子供が赤ちゃんのうちは、1分も放っておいてくれないよ。これは大げさではないからね」という母親からの本音もこれまでにたくさん聞いた。
そんなに大変な時間を経て今があるのだから、子供の健康面に問題がないのならどんどん息抜きするなり、知的好奇心を満たす行動へ出ていただきたい。
父親が休みの日にでもバトンタッチをしてもらって、街中をブラブラするだけでもいいのではないだろうか?
心ここにあらずの母親と一緒にいられるより、子供にとってもずっといいはずだ。
「夫は子供とぜんぜん遊んでくれない」という母親もいるけれど、そういった発言をするのは私が見る限り「他人に任せられない人」に多い気がする。
あなたが思う通りには遊ばせてくれないかもしれないけれど、子供から見てどう思うかはわからない。
いつもお母さんとしかいないので、お父さんと2人でいるだけで目新しい変化を楽しむかもしれない。
義両親や自分の親にだって、たまにお願いをすれば「孫と一緒に過ごせるいい時間」になるかもしれない。
そうして「心を(家庭に)残さず存分に楽しむ」というのが大切なのだと思う。
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