質問をしたとき言葉少なく、明確な答えをくれる人。
長々と説明するけど、最後まで聞いても答えがわからない人。
これら2つのパターンに分かれることがある。
A:言葉少なく明確な答えをくれる人。
⭐︎相手の質問の趣旨を、くみ取ってくれている人。
⭐︎質問の答えを十分に理解していて、それを説明してくれる人。
B:長々と説明されたけど、結局答えがよくわからない人。
⭐︎答えを知っているフリをして、はぐらかしている。(実は知らない)
⭐︎持論を展開したかったり、自分の知識を披露したいだけで、
相手の質問の趣旨を正確にくみ取れていない。
⭐︎難しい専門用語を並べ立て、
答えを知らない相手を見下して楽しんでいる。
「えー、そんなことも知らないの?」
「君にはわからないだろうな」
という言葉を使う人たちは、 明らかにBに該当するので要注意だ。
Bの人たちは指導する立場にある者に多い。
官僚、会社経営者、学校教員、医者など……。
高学歴で、学生のころ勉強がよくできた人に見られる。
立派な人間になれ
という「条件付きの愛」を親からもらって育った人たちだ。
勉強ができなければ、愛してもらえない。
誰もが一段下がってくれる職業に就かなければ、愛してもらえない。
ドロップアウトもせず有名大学に入り、立派な職業に就いた。
でもそうなれるまでに、友達の悩みを聞いてあげたり、
助けてあげたり、逆に助けてもらったりなどの、
コミュニケーション能力を育てることが、
お留守になってしまっている。
立派な人間になるためには、誰にも自分の情報は渡せない。
人の上に立とうとする者は、すべての人がライバルだ。
有益な情報を渡してしまうと負ける、足を引っ張られる。
そう信じて立派になるためだけに頑張ってしまい、
いざ立派な職業に就いても、
周りに誰もいないということが起こる。
どこかの段階で心の寂しさを受け入れて、
「立派な職業に就いても、
人間性が伴わなければ誰も見向きもしない」
ということに気がつけた人は、幸運な人だ。
なぜなら伴侶にも「立派な自分が好き」な相手を選ばずにすむ。
自分の寂しさを受け入れられなかった人は、
伴侶にも自分を立派だと認めてくれそうだと思える相手を選び、
自分を立派だと認めてくれなければ、率先して切り捨てる。
あるいは同じく立派な職業が好きな人と、
めでたく結婚できたとしても、
立派でなくなったとたん、配偶者はいなくなる。
立派な大人になることを望んだ親からも、
愛してもらえなくなる。
Bタイプに立派な職業の人が多いのは、
こういった背景があるのだ。
知らないことを「わからない」と言えない。
コミュニケーション能力が低くて、
相手の質問の意図がつかめない。
質問者が答えを知らなければ、見下して自分を上に上げる。
これが立派になることに専念してしまった、
孤独な末路だ。
立派になろうとすればするほど、どんどんかけ離れる。
Aタイプにも立派な人はたくさんいる。
親から楽しめることに没頭することを許された人たち。
好きなことに没頭しているうちに立派になっていた。
自分が立派な立場にあることは知っていても、それ自体に興味がない。
だから自分が立派な立場にあっても、
楽しんで集めた情報を惜しみなく他者に分け与える。
好きなことを追求するために、
いろんな人と関わらなくてはならないから、
コミュニケーション能力が発達している。
質問の答えが明確なのは、コミュニケーション能力が高いということ。
Aタイプに出会えたら、とても幸運なこと。
どんどん質問して吸収させてもらうといい。
Bタイプに出会ってしまったら
見下されたことに腹を立てるより、
別の指導者を探す時期に、今自分はきているのだと考えるといい。
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