3大欲求で足りないものは、補うようにできている
人間の3大欲求には睡眠欲、食欲、性欲があって、欲求の深さには個人差があります。
けれども足りない欲求は別の欲求で一時的に紛らわせてはしても、補えないようになっています。
睡眠不足を食欲でごまかせる期間は、それほど長くないでしょう。
食欲も睡眠で、長期的に補うことはできない。
性欲も食欲では、補えないということです。
また男性性、女性性があるので、母性と父性への欲求もあります。
これも母性は母性のみで補い、父性は父性でしか補うことができないということです。
逆の性を求めていることがある
例えばシングルペアレントなどの家庭環境なら、不足しがちな欲求が不在の親の性別となりやすいです。
父性が欠落しているのなら頼れる男性の親戚や、子供好きのご近所の方、習い事の先生などでも欲求はある程度補うことができます。
母性も同様です。
けれども両親が揃っていると、一応どちらも満たされているように思えて、不足している性別の欲求に気がつきにくい。
例えば親のどちらかが病気がちだったり、一方が圧倒的な権力を持ったり、影の薄い存在だとわかりづらくもなります。
母親が病気がちだった人が、母性に飢えている場合もあります。
一方で病気がちな母親の看病などで父親が母に手を取られていると、実は母性ではなく父性に飢えているということもあるのです。
また母親がすべてを取り仕切るような家で、父親が母の言いなりになっているような場合、子供からすると「母親らしい母親ではなかったから、母性に飢えている」と思い込んだりします。
けれども実は母親の強すぎる権力から自分を守ってくれなかった、父親の愛に飢えている場合があるのです。
また厳しすぎる父親だったとすると、優しい父親の愛情を追い求めているような気がしますが、実は影の薄かった母親の愛情を求めている場合もあります。
母性的な男性、父性的な女性が存在する
ざっくりとではありますが、動物的な本能で考えるとわかりやすいです。
母性的な働きは、子供の授乳やおむつ替えをするなどお世話をする役割を多く担っています。
父性的な働きは外敵から母子を守る、保護する役割を多く担っています。
また男性にも母性的愛情の強い人がいますし、父性的な愛情の強い女性もいます。
どちらと接するのが楽ですか?
他者と交流を始めるうえで、比較的近づきやすいのは同性の相手でしょう。
すると父性に飢えた女性が、男性的な保護力の強い女性へ接すると安心する。
母性に飢えた男性は、女性のように世話好きな男性と接すると楽です。
このようにどちらの本能が強く出ている人と接することが楽かを見ると、足りない性別の愛情が理解できます。
愛情をもらいに行く相手を間違わないで
ただ気をつけたいのは、相手はあくまでも男性であり女性です。
いくら保護力が強い女性でも女性ですので、父性愛を満たすことはできません。
どれだけ世話好きな男性だったとしても、母性愛を満たすことはできません。
母性愛に飢えているのなら女性でしか満たされませんし、父性愛は男性だということです。
だけれども実の父や母でなくても、ある程度までは他人で満たすことのできる欲求でもあるのです。
ひとことで「愛情不足」と言ってもどういった愛情が足りていないのかという部分を知り補うことで、欲求を補うことができます。
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