思考パターンを変えるのは、なかなか難儀なものです
長年培った思考パターンは、なかなか変えることができません。
お風呂に入ってどこから先に洗うのか?
朝食時にフルーツから食べる人、最後にフルーツを食べる人。
そんな小さなことでさえ変えるというのは大変なことなのに、大きな変化となればなおのことです。
しかしながら大きくても小さくても、変化は変化。
また大小関係なくいつも通りに行うことって、儀式のようなものなのです。
儀式に囚われなくなるには、安心材料が必要です
なぜ儀式を執り行うようになったかは、やはり「祈願」という思いではないでしょうか?
五穀豊穣、子孫繁栄、家内安全…….そういった安心感を得るために儀式は存在します。
実際効果があったから、脈々と太古の昔から受け継がれてきたのだと考えられます。
朝食にフルーツを先に食べるのは「健康のため」であったり、最後に食べるのは「デザートとしての楽しみを得るため」など、どこかでそれが発生した起源というものが誰にでもあるのではないでしょうか?
起源がご利益を与えてくれたから、定着されたという考え方です。
つまり思考パターンは安心材料に基づいて、自分のなかで作られてきたものです。
それを変えてしまうと安心材料がなくなり、不安になるからなかなか変えられない。
大きく変えようとすると、大きな理由がいる
思考パターンを変えられないもう1つの理由として「大きく変化させようとしている」ということも関係します。
流れで大きく変化をしたのなら、成り行きにまかせるしかありません。
けれども自発的に流れを大きく変化させるのは、ご利益が大きく奪われるかもしれない危機感から必死にブレーキをかけてしまいます。
いつも「今ならまだ戻れる場所」にいようと踏ん張り、スタート地点とそのちょっと先を行ったりきたり。
知らない場所へ行くのを、遠く感じたことはありませんか?
初めて行く場所へ地図やGPSを使いながら到着して、来た道を通って帰る。
行きは目的地が遠くに感じていたのに、帰りは「こんなに近かったの?」と感じたことはありませんか?
特に私は方向音痴なので、初めて知らない場所へ行くときは毎回とても遠く感じます。
それは行き方を知らない不安が「目的地は遠くにある」と錯覚をさせています。
だからいつもスタート地点へ戻れるような思考の変え方は、変えるときすごく大変に感じても、実際は大して変化をしていないのです。
大きく変えるのが不安なら、小さな思考を変化させる練習を積み重ねる
いきなり大きな思考パターンを変えるより、小さな思考パターンを変える練習から、始めてみるのはどうでしょう?

炭水化物と油脂だけの塊
私にとってこういった魅惑的なジャンク・フードは、いわゆる禁じ手です。
パン、焼きそば、コロッケと私の好きなものばかりが入っています。
しかもカロリーはたったパン1つなのに、約450キロカロリー!
ご飯とお味噌汁、副菜だったらかなり体にいいものを食べられることを考えれば、いくら魅惑的でも「見て見ないふり」をして通りすぎるのが日常です。
これらの魅惑的なものを避けるのも、健康に気をつけて肥満を加速させないご利益を祈願する儀式のようなもの。
禁じ手は日常のなかに、無意識ながらもあちこちにひそんでいます
私にとって禁じ手だと思えるようなものが、日常的に誰にでもあちこちにひそんでいるのです。
けれどもたかがコロッケロール1つ食べたくらいで、いきなり健康が損なわれることもなければ、体重が3キロ太ることもありません。
もしこれくらいでどうにかなってしまう体なら、自由自在さが損なわれています。
それくらい大丈夫な体に、私は日頃から整えています。
皆さんも日頃から丁寧に儀式を繰り返して、きちんと整っているのです。
儀式を取りやめても、怖くない経験を積み重ねる
コロッケロールは1つの例えですし、毎日こればかり食べていいことはありません。
しかしながら手を替え品を替え、禁じ手というものを使ってみて「必ずしも儀式通りでなくても大丈夫」という安心感を心にすり込むのです。
そうすることで「変化」そのものに慣れることができ、小さな思考パターンの変化に怯えなくなる。
小さな思考パターンの変化に怯えなくなれば、大きな思考パターンの変化へシフトできる可能性が広がるということです。
私の知る限りビジネスでも日常でも成功をしている人は、これらの小さな変化を積み重ねています。
目の前に大きなチャンスが転がり込んだときに「エイヤ!」と飛び乗れる跳躍力が、知らないうちに鍛えられているのです。
この週末は自分の儀式(思考パターン)を、探してみませんか?
た〜くさん出てくることでしょう。笑
楽しい週末をお過ごしください♪
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