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士業の専門を探るつもりだったのが・・・誰にも言えずに抱えていた、夫婦間の大問題が出てきた
士業の専門を探るつもりだったのが・・・誰にも言えずに抱えていた、夫婦間の大問題が出てきた2 
今週の傾聴ライティングの主人公まりこさんより、早速のご感想をいただいた。

以下ご本人のご了解のもと、全文掲載をさせていただく。

セリさん、こんにちは!
投稿ありがとうございました。

ちゃんとした感想を書きたかったのですが、今はちょっと書けそうにありません。
仕事や勉強面は希望いっぱいでやってます。
夫婦関係は、変わらないだろうなー、というのが分かっているので、もう何とも言いようがないというか。

投稿を読んで、泣きました。
泣いた後は、ぐったりして寝ました(笑)

セリさんが、私の抱えている人生そのものを、鮮やかに文章化してくれた。
私がセリさんに乗り移ったのかと思いましたよ(笑)

私がずっと無意識に探していた、話を聞いてくれる相手、セリさんと出会いました。
深く深く分かってくれました。

セリさんのお仕事は、人の心を救うお仕事だと思います。

私も、私の使命とやり方で、人を助けたいと思います。

個人でお仕事をされている先輩としても、どうぞよろしくお願いいたします!


急激な変化には揺り戻しが起こる

ちゃんとした感想ではないかのように書いてあるけど、私にとっては現時点での嘘偽りのない正直な言葉に思えた。

逆に「投稿を読んで、飛躍的に夫婦関係がよくなった」という感想をいただいたりしたら、私はクライアントさんを依存させてしまったのだと悔やむ。

人の歴史はそんなに薄っぺらくはないし、考え方の癖は簡単に修正できるものではない。

同じマンションの通路から見える景色は、2階と3階ではまったく異なる。
5階と8階なら、さらに違うものが見える。

登っているあいだは階段を見ているか、エレベーターの中だから風景は見えていない。

違う階へ移ると同じ建物から見る同じ向きの風景なのに、見る階によってあまりにも違う景色に驚いたという経験はないだろうか?

ある者はもっと高い場所からの眺めを好むだろうし、またある者は高さが怖くて下の階へ降りる。
各階ごとからの風景を確認しながら、自分にいちばんフィットする階を選んで眺める。

視点を変えるというのは、そんなに簡単ではない。

ここで「劇的に目の前が変わった」ということは、この手順を踏まずに適当なところで妥協したことになる。
すると「こんなはずではなかった」ということが引き起こされかねない。

だから今まりこさんがちゃんとした感想が書けないというのは、まっとうな手順を踏んでいる冷静な証拠だと思われる。

「夫婦関係は、変わらないだろうなー、というのが分かっているので、もう何とも言いようがないというか」という部分だけれども、期待をしないという意味ではとても素晴らしいのだけど、あきらめる必要はまったくない。

誰もが持っているミラーニューロン

人間には「ミラーニューロン」という脳の働きがある。
ミラーニューロン働いている状態を「ミラーリング」という。

電車で誰もがスマホを見ている不思議な光景。
バランス運動をしているときに、誰かがグラグラし始めると他の人もグラグラする。

他者と同じ行動を取ることがまるで合わせ鏡のようなので、ミラー(鏡)という名詞が用いられる心理的作用だ。

ミラーリングが起こると、どうなるか?

1日楽しく過ごした後で入ったお店の店員の接客態度が悪くて、台無しになったことはないだろうか?

気の滅入ることがあったのに気持ちの優しい人と話をして、パッと元気になれたことはないだろうか?

予防接種で泣いている赤ちゃんを見た別の赤ちゃんが、まだ接種を受けてもいないのに泣いているのは?

これらはすべて周囲の人間の心理を、無意識にミラーリングをして起きている現象だ。
だから一緒にいる者や自分の心理状態というのは、共鳴し合うのでとても大切なのだ。

ミラーリングとは離れるけれども「投稿を読んで、泣きました」という部分が私にとってとても重要だった。

インタビューでは、これまでまりこさんは悲しみを隠して、持ち前の明るさで笑っていたと言っていた。
自分の思いとうらはらな行動で、自分のなかに怒りや悲しみをためこんでしまっていた。

泣かせることを狙って書いたわけでもないし、泣いたことを喜ぶというのは失礼なことかもしれない。

けれども泣き疲れて眠ってしまうほど泣くことで、自分のなかの怒りや悲しみを解放し始めたといういい兆候に思えた。
大人でいなければ保つことができないと思い込んでいた生活のなかに、無意識下でフリーチャイルドが発動し始めたということだ。

フリーチャイルドは意識して発動させるものではない。
自然とこみ上げてくるものなのだけど、頻繁に発動させるには体験を重ねる必要がある。

泣き疲れて発散することができれば、体から不要な力が抜ける。
リラックスした状態でご主人と対峙すると、ミラーニューロンの働きでご主人もリラックスする。

そこからしか、いい関係性は生まれない。
対峙するすべての人は「合わせ鏡」なのだ。

なのでまりこさんがこれからも、フリーチャイルドになることができれば、ご主人との関係性は徐々に変わっていくと思う。

リラックスした状態で一歩一歩階段を登って、本当に2人して気に入る景色が見つかる日が訪れることを祈っている。

まりこさんご感想をありがとうございました。


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