台風の前後には気持ちがザワついたり、喧嘩が起こりやすい。
電車の人身事故も増えるし、人為的なミスも頻発する。
気圧が急激に変化をすると、体はものすごいストレスを感じて自律神経が乱れる。
自律神経が乱れると興奮させる「交感神経」が優位になり、イライラ感が生じて情緒不安定になりやすい。
交感神経が優位なときは呼吸が早くなり、吸う回数が増えて、あまり吐いていない。
特に過呼吸発作や、喘息、うつの人はさらに息が吐きづらくなる。
これらの疾患を持つ人たちは気圧の変化に敏感で、台風がくるときには症状が悪化しやすい。
積極的に息をゆっくり吐くよう意識をしていれば、リラックス神経の「副交感神経」が優位になり、イライラや不調が出にくくなる。
哺乳類が生きているあいだ、20億回の心拍数と5億回の呼吸をするといわれている。
これは体の大きな像も小さなネズミも同じだ。人間もこの回数が尽きて寿命を閉じる。
ネズミはコチョコチョと動きが早く、心拍数も呼吸も早いので寿命が短い。
像はゆっくりと深く大きな呼吸をするので、心拍数が遅く寿命が長い。
大きな呼吸も、小さな呼吸も、1回は1回なのだ。
そういえばトップアスリートの長寿者って、あまり聞いたことがない。
「息を引き取る」という言葉があるように、人間の命が尽きるときは息を吐き出すではなく、引き取る(吸う)のだ。
だから吸ってばかりいると、老化や早死にの原因にもなる。
呼吸を浅く吸ってばかりいると、神経を興奮させる「交感神経」が優位になり心拍数も早まる。
うつ状態にある人は特に腹式呼吸が苦手だ。
その理由は疲れたときのろくでなし🎶という記事を過去に書いたので、参照してほしい。
ここには私なりの工夫で「最近呼吸が浅いな」と思うときに自分で簡単に行える方法を書いている。
けれどもヨガへ行けるのならそれでもいいし、自宅でラジオ体操などでもいい。
とにかく胸を大きく開いて、息を吐く。
イライラや、心がザワつくときは落ち着くまでなんども吐く。ゆっくりと長く吐く。
そうして台風が近くにいるときにイライラしているときは「台風のせい」だという自覚を持つ。
自分が情緒不安定なときは、どうしても原因探しをしてしまいがちだ。
自分が悪いと自分責めに転じたり、誰かのせいだと他人に原因を見出して八つ当たりをしてしまうこともある。
そうではなくて「台風のせい」の可能性が大だから、台風が過ぎ去るまで原因探しはやめておいたほうが賢明だ。
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