私の考える、それぞれの強(したた)かさ
昨年から「強かさについて」書いています。
それは親との共依存関係に陥った子供の側は「強かさが足りない傾向性を持つ」と、よく言われることからです。
強かに自分の人生を生きられないことで、諦めや狭い世界に心を閉じ込めてなかなか健康的な発想が持てない。
そうして年末まで具体的に、依存的な親の持つ強かさについて書いてきました。
もちろん全てが全て、どの親にも当てはまるわけではないと思います。
また部分的に当てはまる部分があったとしたら「その部分は親が自分に依存していた」ということです。
だからその部分だけ、依存されないように気をつければいいと思います。
いちばん理解をして欲しいのは依存する親の持つ強かさと、依存された自分の考える強かさの意味合いがまったく違うという部分です。
また依存された子供側が親からの支配から逃れるために、まず親の精神構造を知る必要があります。
そうでなければトンチンカンな返しをしてしまい、親を逆上させて自分の恐怖心を深めるだけで終わるから。
強かさについて書き始めてから約1ヶ月ほど経っているので、忘れている人はもう1度読み返してみてください。
強(したた)かさに生きるため、依存的な親のリアルな精神年齢を知ろう
依存的な親と対峙するには「見て!」「損得感情」「癇癪」「浪花節」に分類することから
強かな親の嫌悪する部分を消そうとすることで、なにを得てしまうか?
依存的な自分の親の強かさを嫌悪した子供側は「自分はあんな大人になりたくない」と違和感を抱きながら成長します。
もしここで「親のやっていることは正しい」と肚に落とすことができていたとしたら、依存関係は成立しません。
なぜなら親の理不尽な搾取に対して、自分は逆の「差し出す側」へ回ってきてしまったからです。
差し出す癖がついてしまったのは人の心に対する共感力が、少しだけ他の家族のメンバーより強かったから。
優しかったから、パワーが強かったから、寂しかったから愛されたくて頑張ってきた。
けれどもその強い共感力は今ほどではなく、親の洗脳により強くしていったものです。
もともと持って生まれたのは、他者より「ちょっと強い」共感力だったのです。
とはいえそれも鍛えれば、特に心の柔らかい幼少期にはものすごい推進力があります。
現在のあなたは親の嫌悪と引き換えに、ものすごく強い共感力を得たということになります。
その強すぎる共感力は、現在までサバイバルできた武器でもあります。
共感力、それは武器であり、ときとして凶器でもある
共感力の強さにより親の理不尽な「自分を見て!」という承認要求、損得勘定からくる嫉妬心、排除などを黙って引き受けてきました。
ここから強かさを出すには、どうすればいいのか?
共感力を消すという手もありますが、いきなり冷たくすると反撃に遭います。
承認欲求の強すぎる依存的な親は威張っていても常に自信がなく、自分の依存心を指摘されることでとてつもなく不安に陥るのです。
山で突然出会った熊の状態で、冷たくするのは攻撃(凶器)とみなします。
1度か2度はご機嫌を取って攻撃を避けようとするかもしれませんが、回数を重ねるうちどの道怒りへと変貌します。
だから冷たくする手を使うのは、あまり得策とは言えません。
それよりもあなたの持つ強すぎる共感力を使って、自分に対して強かさを出すことをオススメしています。
長くなりましたのでその詳しい方法は、次回から書きます。
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