打ちたてのお蕎麦を、食べたことがありますか?
私が初めてお蕎麦を打ったのは、マクロビオティックの講座の実習でした。
もう10年も前の話です。
そのときに打ち立てのお蕎麦をすぐに茹でて、試食をした感動は忘れられません。
「こんなに違うんだ……」
それまでのお蕎麦のイメージとはまったく違う香り、食感、のど越し。
あれ以上の美味しいお蕎麦を、食べたことがありませんでした。
私の蕎麦好きは、お墨付きです
お蕎麦を食べ始めると、もうどうにも止まらない。
なぜかお蕎麦だけは、滅多なことで満腹中枢が働いてくれないのです。
わんこ蕎麦チャレンジをして、女だてらに105杯食べた私です。(あと3枚で煩悩の数だったと、言われてガーン)
男性でもなかなか100杯は食べられないそうですよ。
女性だと平均50杯だと聞きました。
ってそんな話は置いておいて……とにかくお蕎麦LOVEな私が、自分で打ったお蕎麦で年越しをできると知れば、行かないわけにはいきません!
新所沢駅徒歩3分のかふぇうららさんへ年越し蕎麦を打ちに行きました。
お蕎麦を打つ工程
私が打っている最中には、手が粉だらけで写真が撮れませんでした。
ですから先にデモンストレーションをしてくださったプロの蕎麦打ちの方の画像で、お蕎麦をどのように打つのかをご覧ください。

ふるいにかける
まず二八蕎麦の粉(小麦粉2割、そば粉8割を合わせたもの)をふるいにかけます。
今年は会津産のそば粉だったそうです。

水と粉をなじませる
ピアノを弾く時のように、指先だけで大きな弧を描くよう両手で素早く混ぜます。
水の量は粉の重量の半分(粉1キロに対して、水500cc)が目安だそうですが、粉の状態で変わるので最終的には生地を触って最適な水分量を確かめるのだそう。
この時点でそば粉のなんとも言えないいい香りが、立ち上がりますよ。

だんだんと、まとまってきましたよ
お水を入れすぎないよう数回に分けて注ぎ足し、水分が粉にまんべんなく行き渡るとゴロゴロと自分で固まっていきます。

練る、練る、練る
最後は1つの大きな塊になり、これに体重をかけて練ることでさらに水分が均等に行き渡ります。
ものすごい力仕事で、蕎麦職人が男性ばかりなのもうなずけます。

先の尖った、円柱形に整えます
キュッと先のとがった円柱形に整えた後、尖った部分を鉢に押さえつけて円筒形にまとめます。

円筒形
「カマンベールみたい」という声が上がり、乾かないようビニール袋に入れて数分(5分くらい)寝かせました。

円筒形の外側を、ギュッギュと伸ばす
再び全体重を乗せて両手の指の付け根で、生地の外側をギュッギュと押し付けてある程度薄くなるまで生地を伸ばします。

伸びたら棒で、クルクルと
何度も方向を変えてクルクルと棒に巻きつけては開いて、また別の方向へ巻いては開くことで薄く四角い生地へと変わっていくのです。

あら不思議、四角くなりましたね
1.5ミリの薄さが理想だそうです。
四角く整形するのは長さを均一にするためと、端切れを最小限に抑えるためだそう。

切ります!
丁寧に打ち粉(そば粉)を振りながら生地を畳み、板を添えてザクザクと切っていきます。

美しいお蕎麦のできあがり!
粉をふるいにかけてからここまでおよそ40分で、こんなに美しいお蕎麦が仕上がりました!

一部を蕎麦刺し用に切ります
お蕎麦のお刺身の存在を、初めて知りました。
試食もさせてくれましたよ。

蕎麦刺し、ゴマだれをつけて
先に蕎麦刺しからいただきます。
お蕎麦とはまったく違うすごい弾力とツルツルの新食感で、そば粉のいい香りが鼻を抜けます。
わさび醤油でもいいそうですが、ゴマだれがとっても気に入りました。

悶絶するおいしさ!
あー、画像を見るだけで、昨日食べたときの味が口の中で再現されます。
蕎麦つゆはほんのちょっとだけしか、浸けたくありません。
蕎麦刺しを食べた後なのに、お蕎麦の香りがまたしてもブワッと襲いかかってきます。
「途中で辛味ダイコンのおろしを入れると、お蕎麦の甘さが強くなります」
そう言われたので、入れてみると本当に甘くなりました!
今年は自分手打ち蕎麦で、大晦日です!
自分で打ったお蕎麦は試食せず、すべてお持ち帰りさせてくれました。
蕎麦刺しも作成しましたので、今年の大晦日は蕎麦刺しと自分手打ち蕎麦で日本酒をキュー❤️
これってものすごい贅沢だと思いませんか?
最高の年越しになりそうです。
手打ち蕎麦はかふぇうららさんで、毎週木曜日12食限定のランチでいただけるそうです♪
かふぇうららさんのBlog
投稿がお気に召しましたら、ポチッとクリックをお願いします!
↓いつも応援ありがとうございます。