孤独を恐れない人は強い
1人は心地がいいものです。
また1人で行動して、心から楽しめる人は強い人です。
誰にペースを合わせる必要もないし、自分のしたいことをしたいときにできるのは1人で行動する利点です。
けれども1人で何でもできるということとは、少し意味が違います。
1人で入っておかしくない場所へ行くのは、1人に強いとは言えません。
ファストフード店や映画館などは、誰でも1人行くことができます。
もちろんこんな場所へも1人で入れない人もいるので、行けない人より強いでしょう。
けれども極端な話、高級レストランやカップルしかいないリゾート地などの、1人が似つかわしくない場所へ赴き楽しむことができますか?
ツールがない場所でも楽しむためには、創造(想像)力が必要です
私がお一人さまで行動するようになったのは、ここ10年ほどです。
それまでは誰かと一緒でなければ、行動半径はとても限られていました。
けれども段々と人の都合に合わせるのが、面倒くさくなってきたのです。
そうして1人での行動半径を、広げて行きました。
その結果1人で焼肉までは、食べられるようになりました。(笑)
けれども高級レストランの類は、挑戦したことがありませんでした。
高級レストランでは食事中スマホをいじるわけにも、カウンター越しに店員さんと話すわけにもいきません。
手持ち無沙汰で、オドオドしてしまうのではないか?
そんな場所で1人で食べるのは、みっともないのではないか?というイメージがありました。
行ってみたいレストランがありました
それでも行ってみたい敷居の高そうな、高級レストランがありました。
同時にチャレンジ精神も湧いてきてランチではなくあえてディナーで、自分のお一人さま力を試してみたくなったのです。
予約を入れて当日を迎えました。
最初こそ多少緊張しましたが、背筋をピッと伸ばしてメニューとにらめっこ。
するとメニューからお料理を想像するだけで、緊張はほぐれました。
自分の食べたいものを選び、飲みたいお酒を頼みます。
食前酒と美しい盛り付けの前菜が運ばれてきて、食べ始めると1人でいることなど忘れていました。
デザートとコーヒーを食べ終わるまで、ゆっくりと黙って自分のペースでいただき本当に優雅な気分になれました。
誰かと話しながら食べる食事も楽しいのですが、おしゃべりに花が咲くと食べ物に集中できません。
おおげさかもしれませんが、食と対話をしている気分でした。
砂漠の真ん中で1人でも、楽しめるんだよ
生まれ出てくるときと死に行くときは、1人なのだということは誰もが知っていることです。
若いころ僻地に住んでいる人の場所へ行って、聞いてみたことがあります。
「こんな何もない場所で1人って、寂しくはないのですか?」と。
するとその人は微笑みながら「こういう場所で楽しむには、なにかを自分で生み出す力が必要です。僕は最終的に砂漠の真ん中で1人ぼっちでも、楽しめる自信があります」と答えてくれたのが印象的です。
別に高級レストランである必要はないのですが、どこでも1人でいれる力を持っている人は1人、大勢にこだわらないのです。
誰がいてもいなくても、どこにいても「個」で楽しむ力を持っているから。
私のチャレンジは、たったの数時間のことです。
ですが今後もどこへでも趣き、砂漠の真ん中とは言わないまでも、1人が怖くない人間へとステップアップして行きたいのです。
投稿がお気に召しましたら、ポチッとクリックをお願いします!
↓いつも応援ありがとうございます。