昨日に引き続き、秋田旅行の2日目をご紹介したい。
なんと雪だった。それもかなり激しい。
今冬は秋田市内を除く秋田県内では、
どか雪が積もったそうだけど、
秋田市内だけ不思議なことに、まったく積もらなかったそうだ。
60代の秋田市内で生まれて育った方が
「こんなの生まれて初めて」
と言ったほど、記録的に少ない降雪量だったらしい。
私もこの時期に吹雪に見舞われるとは思っていなかったけど、
これはこれで雪国にきたー!という感じで、楽しい。
秋田市周辺には観光名所が少ない。
この吹雪では、遠出も無理だ。
でも大丈夫。とっておきの楽しい場所を知っている。
秋田市民市場
秋田駅から徒歩5〜10分ほどの近場にある、
この市場では秋田県内や近県で採れた、
新鮮な食材がわんさか手に入る。
見たことのない食材を発見すると、食いしん坊の血がさわぐ。
「どうやって食べたらいいですか?」
とたずねると市場の人たちは皆さん親切で、詳しく教えてくれる。
たまになにを言っているのか、聞き取れないこともある。
でも地元の人たちと交流することは、旅の醍醐味だ。
自分の知らない生活をしている人と、
食べ物を通して、その土地の文化を垣間見ることができる。
格好をつけて言わせてもらうと、
私にとって「食」は言語よりも大切な、
世界共通のコミュニケーション・ツールなのだ。
秋田市内の土産店は駅ナカにもあるけれど、
お土産に食べ物を買うなら、
品揃えが半端ないという理由でここが最適だと私は思う。
寒い東北で、山菜はまだかな?
と思っていたら、たくさんあった!
まだ出始めたばかりの山菜たち。
天然の山菜は冬場の体に溜め込んだ、
脂肪や毒素を消し去ってくれる、超強力なデトックス食材だ。
強力なものは、長い期間食べ続けると害になる。
タケノコだってつくしだって、
ものすごい早さで育ち、一瞬しか食べられる時期がないのは、
自然が人間を含む、動物たちの生理に合わせてくれていると感じる。
お菓子たけのこの里のピンクバージョンみたいな山菜が。
これは「さしぼ」というそうだ。
ふきのとうの次に、早く芽を出す山菜。
ピンクの強い方が若い芽で、隣は少し成長したもの。
サッとゆでた「さしぼ」をマヨネーズで食べるのもいいらしい。
お店の人が教えてくれたのは、くるみ和え。
1つ買って昨日くるみ和えで食べてみた。アクもなく食べやすかった。
さめも売っていた。
これはおみそ汁の具や、
みそ漬けにして食べるとおいしいらしい。
残念だけどこれは、見るだけにしておいた。
どれも近所にあれば、毎日買いにきたいほど新鮮。
ここにくると1時間では慌ただしい。
新幹線に乗る前の腹ごしらえ。
駅ビルのなかの郷土料理店どん扇屋
最後まで郷土料理を食べていたい。
横手やきそば(セット)
ここの横手やきそばは、横手から蒸し麺を取り寄せているそうだ。
蒸した麺は柔らかく、硬めに炊かれたおむすびのご飯とよく合う。
海鮮丼セット
外が吹雪で寒かったから、稲庭うどんつきのセットが嬉しかった。
お腹が空いて焦って撮ってしまったので、
画像が一部切れてしまっている。
海鮮がたっぷり乗っていて、とても美味しかった。
2度の秋田でいちばん感じたのは、
人がとても温かい場所だということ。
誰と話をしても、感じの悪い人に1人も会わなかった。
なんど「あったかいんだから〜」と口ずさんだことだろう。
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